無料＆信号ナシの“高速加古川線”東播磨道が今秋全通へ 山陽道にも行ける「ミニ南北軸」

2025年秋全通へ

　兵庫県で東播磨南北道路、略称「東播磨道」の延伸工事が進んでいます。2025年秋に全線開通する予定です。

　東播磨道は、加古川市の加古川中央JCT（国道2号加古川バイパス）から北上し、山陽道を越えて小野市の国道175号バイパスまでを結ぶ地域高規格道路です。

　計画延長12.1kmのうち、これまでに加古川中央JCT～八幡三木間7.7kmが開通。そして2025年秋に残りの4.4kmがつながり、全線開通する見込みです。

　途中に小野南ランプ、終点に小野ランプが設置されます。山陽道とは接続せず交差するだけですが、小野ランプから国道175号バイパスを経由して三木小野ICを利用できます。

　この道路は加古川やJR加古川線に並行する無料の自動車専用道路です。県によると、全線開通により東播磨・北播磨間の移動時間が短縮し、二次・三次救急医療機関への搬送時間短縮や、周辺道路の混雑緩和、産業団地への設備投資などが期待されるといいます。

　加古川市役所から小野市役所までの所要時間は、未整備時の38分から、全通後は21分まで短くなると試算されています。

　国道2号と山陽道を南北につなぐ主要ルートは、この周辺では有料の播但道や山陽道支線＋神戸淡路鳴門道が挙げられますが、全通後は無料の東播磨道もその役割の一端を担うことになります。

　ちなみに終点の小野ランプで接続する国道175号バイパスは4車線で、そのまま西脇市へ通じています。このバイパスをさらに西脇市黒田庄町まで延伸させる「西脇北バイパス」は、2026年春の全線開通を目指して建設が進行中です。

Comments

[でぶやん]

いや、その加古川中央JCTがあるおかげでしょっちゅう渋滞が…。

[has********]

利用する方には便利なのでしょうが加古川バイパス利用者には渋滞の根源としか言い様がないです・・
大きく下ってまた登る構造なので必ずスピードが落ちてそのうち渋滞が発生するように思います。
もう少し他の接続方法がなかったのかと感じますね。
また１車線なので大きな事故があるとかなり混みますから医療センターに向かう救急車が心配になります。