フォーミュラEに参戦するジャガーは、2020-21年シーズンの開幕ラウンドとして2月26~27日に開催されるディルイーヤePrixで、サッシャ・フェネストラズをリザーブドライバーに起用すると発表した。
フェネストラズは昨年マラケシュで行なわれたフォーミュラEのルーキーテストにジャガーから参加。彼は同じくジャガーからテストに参加したWシリーズ王者、ジェイミー・チャドウィックよりも0.2秒速いタイムを記録し、総合10番手となっている。
■スーパーGT岡山テストのエントリーリスト公開。GT500に阪口、GT300にアレジの名前
昨シーズン、ジャガーのリザーブドライバーはジェームズ・カラドが務めていたが、FIA世界耐久選手権(WEC)との日程衝突により、ベルリンで行なわれたラスト2レースを欠場。代わってトム・ブロンクヴィストがリザーブドライバーとなっていた。
しかし今季、ブロンクヴィストはNIOからフォーミュラEにフル参戦するため、ジャガーは2シーズンで3人目のリザーブドライバーを見つけなければならなくなった。
フェネストラズは今季、スーパーGTのGT500クラスとスーパーフォーミュラに引き続き参戦する予定だが、2020年シーズン終了後、日本からスペインに渡航。現在はドバイに滞在している。渡航制限の影響で、1月に富士スピードウェイ、2月初旬に岡山で行なわれたスーパーGTのプライベートテストはいずれも欠席している。
日本政府は現在、新型コロナウイルス感染症に関する水際対策として、日本上陸前14日以内に特定の国・地域に滞在歴がある外国人は“特段の事情”を除いて入国を拒否しており、ドバイのあるアラブ首長国連邦もこの中に含まれているのだ。仮に入国が認められても、入国後に14日間の検疫が求められる。
そのため、フェネストラズは3月6~7日に岡山で行なわれるスーパーGTの公式テスト参加を断念したようだ。実際、テストのエントリーリストにはフェネストラズの代わりに阪口晴南の名前が載っている。しかしこれにより、ディルイーヤePrixでジャガーのリザーブドライバーを務めることが可能となったと見られる。
「昨年のマラケシュで、ジャガー・レーシングとの時間を満喫した。この象徴的なブランドのリザーブドライバーとなり、世界選手権で最も強力なドライバーが揃うシリーズの一員になれたことは、僕にとって大きい」
そうフェネストラズはコメントした。
「フォーミュラEは、これまでにレースをしたことのあるものとは全く異なるチャレンジを提供してくれる。チームをサポートして、パドックに戻るのが待ち遠しい」
ジャガーは、フェネストラズがディルイーヤePrixの他、いくつかのラウンドでチームをサポートするとしている。今後の活動については、後日発表されるという。
チームディレクターであるジェームズ・バークレイは「サッシャがリザーブドライバーとしてチームに参加してくれることは素晴らしいことだ」と語った。
「彼は若くて才能のあるドライバーで、素晴らしいキャラクターを持っている。この機会に本当に熱心に取り組んでいるので、チームにとって重要なメンバーになるだろう」
「2020年のワンデールーキーテストでの彼のアプローチとパフォーマンスに感銘を受けた。彼がチームに加わってくれることを嬉しく思っている」
タタ・モーターズ傘下のジャガーは、2025年までに全モデルをEV(電気自動車)化すると発表しており、第3世代マシン『Gen3』が導入される2022-23年シーズン以降もフォーミュラEに残る見込みが高くなっている。
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