シルバーストン・サーキットを舞台に開催されているF1第12戦イギリスGP。シーズン折り返しとなる伝統のグランプリでポールポジションを獲得したのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。
初日は天候に恵まれた今年のイギリスGPだったが、2日目に入り分厚い雲がシルバーストンの上空に広がり、雨の確率は30%。そのため気温19度、路面温度25度という、前日と比べると涼しいコンディションで予選の時刻を迎えた。
【リザルト】角田裕毅は12番手|F1 2025 イギリスGP予選
■コラピントがクラッシュで姿を消す|Q1
20台中下位5台が脱落となる18分間のQ1がスタートすると、この前に行なわれたフリー走行3回目終盤にクラッシュを喫したキック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトを先頭に中団グループのドライバーからコース上に姿を現した。
早い段階からコースでアタックを開始したドライバーからは、雨粒を確認したとの報告が入る中で、上位チームもコースイン。急速に雨が襲来してくるリスクを避けるため、1回目のタイム計測を行なった。
全車がタイムを記録した段階では、マクラーレンのオスカー・ピアストリが暫定トップ。フェルスタッペンが2番手で続いた。フェルスタッペンのチームメイトである角田は15番手に沈んだ。
すると最終コーナーでアタック中のアルピーヌのフランコ・コラピントがスピンを喫してウォールにヒット。再び走り出すことができたものの、ターン2でマシンを止め、レッドフラッグが振られた。
10分程度の中断でQ1は再開されたが、この間に雨が降り始めた。乾いた路面でタイム計測を行なうべく、各車が続々とアタックへと出ていった。
この時点で残り6分。フェルスタッペンが1分25秒886をマークしてトップに浮上。2番手ピアストリを挟んでハースのオリバー・ベアマンが3番手に食い込んだ。角田は1分26秒275で13番手通過となった。
Q1敗退となったのはレーシングブルズのリアム・ローソン、ボルトレト、アストンマーティンのランス・ストロール、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ、コラピントの5名だった。クラッシュを喫したコラピントを除き、トップから19台が0.688秒以内という僅差の戦いだった。
■角田裕毅はトップ10逃す|Q2
上位10台入りを決める15分間のQ2がスタートすると、フェルスタッペンが新品タイヤを履いて先頭でコースイン。Q1で危ぶまれた雨も止んだようだった。
フェルスタッペンは1周のウォームアップでアタックを開始。Q1のトップタイムを上回る1分25秒316を記録し、これがターゲットタイムとなった。
これをマクラーレンのランド・ノリスが1分25秒231を叩き出してさらに上回って暫定トップにつけた。ユーズドのソフトタイヤではウイリアムズのアレクサンダー・アルボンが7番手で最上位だった。一方で角田はトップから1.242秒遅れの15番手とQ2最下位にいた。
残り5分を切ったところから15台が2回目のタイム計測に向けてコースイン。上位3名を除き、12台が新品ソフトタイヤを履いた。
ここでフェラーリのシャルル・ルクレールが1分25秒133でトップに浮上。さらにそのタイムをチームメイトのルイス・ハミルトンが1分25秒084で上回りQ2トップ通過を果たした。
角田は1分25秒864までタイムを改善して10番手に浮上したが、その後アルピーヌのピエール・ガスリーやメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが大きくタイムを上げたことで、12番手。トップ10入りに0.115秒届かずQ2敗退となった。
この他、ウイリアムズのカルロス・サインツJr.やレーシングブルズのアイザック・ハジャー、アルボン、ハースのエステバン・オコンがQ2で姿を消した。
■フェルスタッペンがマクラーレン勢を下す|Q3
ポールポジションを決める12分間のQ3。ここまで駒を進めたのはフェラーリ勢、マクラーレン勢、メルセデス勢、フェルスタッペン、ベアマン、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソ、ガスリーの10名だ。
Q3最初のタイム計測でフェルスタッペンは1分25秒167をマークして暫定トップに立つも、ピアストリが1分24秒995でそれを上回った。その後ハミルトンが2番手、ノリスが3番手に食い込んだ。
アタックを終えた10台は残り6分でピットイン。新品タイヤに履き替えて、残り4分を切ったところで再びコースに戻った。この時点で気温21度、路面温度30度というコンディションへと変化していた。
最後のアタックでノリスは1分25秒010まで改善するもピアストリに届かず。ピアストリはセクター2~3でのミスもあり自己ベストを更新することができなかった。対抗馬と目されたフェラーリ勢もトップには届かなかった。
ピアストリのタイムを上回るドライバーは現れないか、とも思われたが、隊列の最後尾でアタックを行なったフェルスタッペンが1分24秒892の驚速ラップを刻み、ポールポジションを獲得。ここまでは台頭するライバルを前に劣勢に立たされてきたレッドブルだったが、フェルスタッペンがここ一番で強烈な輝きを放った。フェルスタッペンにとってはキャリア44回目のポールポジションだ。
ピアストリが2番手、ノリスが3番手とマクラーレンはフェルスタッペンの後塵を拝した。4番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)以下は、ハミルトン、ルクレール、アントネッリ、ベアマン、アロンソ、ガスリーというトップ10。ベアマンは10グリッド降格ペナルティが科されているため、決勝ではサインツJr.が10番手からスタートする。角田も11番手に繰り上がることとなる。
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