■マツダはなぜロータリーエンジンをレンジエクステンダーに活用しようとしていたのか
2018年にマツダは、EV(電気自動車)のレンジエクステンダー用の発電エンジンとしてロータリーエンジンを活用することを技術説明会で示唆していました。
マツダ「コスモスポーツ」が45年ぶりに復活!? ワイド過ぎる「COSMO VISION」の正体とは
その後もマツダはロータリーエンジンを用いたレンジエクステンダーの開発を続けていることを明かしていましたが、2021年6月末に突如として「ロータリーエンジンを用いたレンジエクステンダーの開発を中止する」という内容が一部で報道されました。
最近、耳にする機会が増えたレンジエクステンダーですが、マツダはなぜロータリーエンジンを活用するに至ったのでしょうか。
冒頭の中止に関する報道が出る半月前の2021年6月17日にマツダは「2030年に向けた新たな技術・商品の開発方針」を発表しています。
そのなかで、専務執行役員 研究開発・コスト革新統括の廣瀬一郎氏は、今後のロータリーエンジンの活用方法に関して次のように説明しています。
「過去にマツダは、水素ロータリーエンジンの技術の実用化を市場に展開しました。
現在までにさまざまな環境要件で止まっていましたが、昨今の水素活用の動きやインフラ整備が整いつつあるので、過去に実用化した技術のベースを元にモデルの開発やリサーチに活用していきたいと考え、進めていきたいです。
まずは、ロータリーエンジンを活用した電動技術を早く世の中に出して、さまざまな燃料の活用なども視野にいれて展開してきたいと思います」
マツダがロータリーエンジンを初めて市販車に搭載したのは、1967年に登場した「コスモスポーツ」です。
ロータリーエンジンは、ハウジング内でローター(回転子)を回して動力を得る内燃機関で、同じ出力を発揮するレシプロエンジンに比べて70%ほどのサイズに小型化することができ、部品点数も減らせるなど、スポーツカーには有益な特徴を持ちます。
マツダのロータリーエンジンは、前述のコスモスポーツを含め「ファミリア」、「サバンナ」、「カペラ」などあらゆる車に搭載されたほか、マイクロバスや海外向けのピックアップトラックなど大型のクルマにも搭載されました。
しかし、燃費の悪さや排出ガス規制により商品力を喪失、2012年に「RX-8」の生産終了を最後にロータリーエンジン搭載車は市場から姿を消しました。
そうしたなかで、ロータリーエンジンをレンジエクステンダーとして活用する意味とはどのようなものなのでしょうか。
2018年の技術説明会において、マツダの副社長・藤原清志氏は以下のようにコメントしています。
「ロータリーエンジンのメリットは、まずは小型で軽量なことです。コンパクトであり、モータールーム・モーターコンパートメント内のレイアウトが容易であり、スペース効率を高められます。
次に、ロータリーエンジンならではの低振動、低騒音性です。エンジンが作動しても高い静粛性を保つことができ、バッテリーEVならではの静かで快適な移動空間を阻害することがありません」
※ ※ ※
今回の中止報道に関する真意は不明ですが、火のないところに煙は立たないという諺があるように、何らかの動きがあった可能性は考えられます。
今後、これまでの宣言通りに製品化されることを期待しつつ、マツダの動向に注目せずにはいられません。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
【中国メーカー初受賞】BYDシール 「Euro Car Body 2024」車体構造デザイン部門で第3位
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
トヨタも水素燃料で走るカローラスポーツの競技車をCMで紹介してるし、いつかはマツダに水素ロータリーのスポーツカーでまた活躍してほしいものです。