アストンマーチンF1のテクニカルディレクターであるダン・ファロウズは、今季残りのレースは、来シーズンに向けて非常に重要な戦いになると語った。
今週末からF1サーカスは戦いの場を南北アメリカ大陸に移し、3週連続でグランプリを戦う。その初戦となるのは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を舞台に開催されるアメリカGPだ。
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このアメリカGPも前戦カタールGPに続いてF1スプリントが行なわれるフォーマットの週末となるが、アストンマーチンはここにアップデートを投入する予定だという。
「COTAは、AMR23についての学びを深める上で、チャレンジングなサーキットだ」
そうファロウズは語る。
「今週末はいくつかのアップデートを投入する予定であり、それがどう機能するのかを確認するのは、非常に興味深い」
「しかし今回がスプリントの週末なのは残念だ。本来ならば、もっと時間をかけてアップデートを投入し、マシンがどんなパフォーマンスを発揮するのか、確認したいからね」
「できるだけ早くその効果について理解するのは、大きな課題となるだろう。我々はこのアップデートがどう機能するのか、それを楽しみにしている。全てを正しく機能させることができれば、十分な競争力を発揮できるコースであることを願っている」
ここからの数戦が、来シーズンに向けて非常に重要だと、ファロウズは語る。
「今年のマシンを最大限に活用するというだけじゃなく、来年に向けた開発への理解をさらに深めるために、非常に重要な時期だ。そのため我々は、シーズン後半になってもアップデートを準備している」
「メキシコは標高は非常に高く、難しいサーキットだ。ブラジルは天候が変わりやすいため、混沌としたレースになる可能性がある。そういう意味でも、今後の全てのセッションを最大限に活用する必要がある」
今シーズンは中団グループの戦略差が実に小さく、ほんの少しの違いで勢力図がガラリと変わる。この状況が来季も続くのかどうか、興味深いところだとファロウズは見ている。
そしてファロウズ曰く、シーズン序盤のように表彰台の常連になれていない理由も見えつつあると明かした。
「シーズン中に勢力図は縮まっている。トップとの差が縮まっただけでなく、中団グループはかつてないほど僅差になっている。これが来季も続くのかどうか、興味深いね」
「今シーズンは非常に良いスタートを切ることができたが、最近はレースの展開が向かなかった。その経験から、いくつかの実に貴重な教訓を学ぶことができた。それを、来シーズンに向けて活かしたいと思っている」
「マシンのバランスを崩すという点で、何が間違っていたのかが分かった。それが全体的なパフォーマンスに悪影響を及ぼしている理由も、我々は理解した」
「同じ間違いを二度と繰り返さないようにするということの問題だ。確かに、今年は学びの年だった」
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