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【アンバサダーは鈴木亮平氏】新ブランドコミュニケーション発表!『再スタート』会見で日産が言いたかったこと

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【アンバサダーは鈴木亮平氏】新ブランドコミュニケーション発表!『再スタート』会見で日産が言いたかったこと

新ブランドアンバサダーに俳優の鈴木亮平氏

日産は4月22日、横浜のグローバル本社で『NISSAN START AGAIN 2025』と称する記者会見を行った。新たなるブランドアンバサダーに起用された俳優の鈴木亮平氏が登壇し、日産の社員とトークショーを行うという流れだった。

【画像】新ブランドコミュニケーション『NISSAN START AGAIN 2025』! 全21枚

また、登壇した日産幹部からは、第3世代eパワー搭載の新型エルグランドのデザインの一部も公開された。本当に日産は生まれ変われるのか、会見現場の実感をお届けしたい。

『NISSAN START AGAIN 2025』に関する取材案内を受けた時、筆者を含めたメディア関係者の多くが「タイミングとしては当然」と思った。改めて言うまでもなく、日産は4月1日付でCEO(最高経営責任者)に就任したイヴァン・エスピノーサ氏が率いる新経営体制に移行したからだ。

それに先立ち、3月末には神奈川県横須賀市内のテストコースで、第3世代eパワーを搭載した欧州仕様SUV『キャッシュカイ』と大型SUV『パトロール』のメディア向け試乗会を実施するなど、次世代に向けて会社を変革させていこうという意気込みを、日産関係者から感じることができた。

そして今回の『NISSAN START AGAIN 2025』は、新ブランドコミュニケーション発表だという。だが、名称の表現が抽象的なので、会見が始まる前まで「これって何なの?」とい疑問を持っていた報道関係者が少なくなかった。ところが、会見が進むにつれて、日産が『言いたいこと』が徐々に分かってきた。

再出発の一歩目の場

「お客様のお声を真摯に受け止め、再出発の一歩目として、この場を設定させて頂きました」

会見の冒頭、日産マーケティング&セールス/日本アフターセールス執行職の杉本全(すぎもとあきら)氏は、そう挨拶した。

「魅力的な商品ラインアップをお届けするため、これまで以上に開発、生産体制を強化しお客様の期待を超えるクルマづくりに取り組んでまいります」と続けた。フルモデルチェンジすることを既に公開した新型『リーフ』を含めて、日産は2026年にかけて4車種の発表を控えているという。

その中で、メディアとユーザーの注目を集めたのが新型『エルグランド』だ。先日の第3世代eパワー試乗の際、日本導入予定の『大型ミニバン』に搭載することを明らかにしていた。今回、初めて商品名としてエルグランドであることが明らかになった。大きなスクリーンに、新型エルグランドの前部や後部のイメージを映し出されたのだ。

車両が公開されるのは、今年度の後半という。つまり、11月に開催されるジャパン・モビリティショーに登場することが確定したと言ってよいだろう。発売は2026年度を予定。

さらに、大型SUVの『パトロール』についても、杉本氏は「お客さまから日本投入を望んでいるとのお声を多数頂戴いたしましたので、現在日本市場への投入も前向きに検討しております」と、ほぼ導入確定といった言い回しである。発売時期については触れていない。

真正面から挑戦することの大切さ

その後、日本マーケティング本部副本部長の大谷由紀子氏から、新ブランドコミュニケーションについて説明があった。策定に先立ち、「(日産に対して)皆様から様々な注目が集まり、ご意見をいただく中、日産は今後どのように皆様の日常に貢献するべきかを議論した」という。

その結果「お客様を起点に、新たなスタート切るべきだと考えました。技術やクルマ自体の魅力を伝えることはもちろんのことですが、それ以上にこれからは、技術やクルマがお客様の生活にどのような変化をもたらし、ワクワクする未来を提供できるのか、その点をしっかり説明していきたい」というのだ。

正直なところ、表現としては抽象的過ぎる印象だ。

ところが、その後の登壇したエンジニアやブランド体験店舗開発者と、ブランドアンバサダーの鈴木亮平氏との自然な会話の中で、社員一人ひとりが地に足をつけて、一歩一歩前に進もうとしている素直な笑顔が印象的だった。

鈴木亮平氏は「僕自身も、人生において挑戦し続ける、変化し続ける、変化を恐れないことを心情としている。いま、新しい挑戦をしようとしている日産と同じ方向を向いて、何より楽しみながら、皆さんにこのワクワクをお伝えしたい」。

それは、台本にある台詞ではなく、彼自身の言葉であるように感じた。次の時代に向かう日産にとって、良きブランドアンバサダーである。この会見、その名の通り、日産の再出発について皆で語り合う場であった。

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