■トヨタミニバン“初”のパワトレを搭載した「3列ミニバン」
トヨタは2025年にPHEV(プラグインハイブリッド車)の「アルファード」と「ヴェルファイア」を発売しましたが、純粋なEV(電気自動車)のミニバンはまだ市場に投入していません。
【画像】超カッコイイ! これがトヨタ初の「3列ミニバン」です! (24枚)
しかし、過去にはEVミニバンを示唆するモデルが公開されていました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
そのモデルとは「イノーバEV」です。
同車は、トヨタが2022年のインドネシア国際モーターショーで公開したコンセプトEVです。
「イノーバ」(正式名称:「キジャン・イノーバ」)は、2004年からインドネシアや中近東、東南アジアなどの市場で販売されているトヨタのミニバンです。
日本ではあまり馴染みのない車種ですが、アジア圏では代表的なファミリーカーとして広く親しまれています。
イノーバEVのベースとなったのは、2015年に登場した2代目イノーバ。
このモデルは全長4735mm×全幅1830mm×全高1795mmと、同社の「ハリアー」(全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm)に近いボディサイズを持ち、室内空間には3列シートのレイアウトを採用。
パワートレインには、最高出力149psの2.4リッターガソリンエンジンと6速ATを搭載していました。
イノーバEVは、そんな2代目をベースに、EVならではの特徴的なデザインを採用しているのが特徴です。
フロントグリル部分はベースモデルとは異なりパネルで覆われ、グリルレスのすっきりとした外観を実現。
また、サイドには「EV」のエンブレムが装着され、ホワイトのボディにブルーのラインが施されたデザインは、EVモデルらしさを強調しています。
2022年のインドネシア国際モーターショーでの公開後、イノーバEVはインドネシア政府関係者による試乗が行われ、実際に走行する姿が披露されました。
しかし、搭載されているパワーユニットの詳細や、最高出力、航続距離などの具体的なスペックは公表されませんでした。
このコンセプトカーは、トヨタのEV技術の可能性を示すとともに、アジア市場における電動化の将来像を提示する目的で開発されたといいます。
なお、トヨタがEVミニバンを発表したのは、このイノーバEVが初めてとなります。
トヨタはインドネシア市場において、ハイブリッド車やEVの普及を積極的に進めており、イノーバEVはその一環として注目されました。
実際、インドネシア政府は2030年までに自動車の電動化を加速させる政策を掲げており、トヨタも現地での生産体制強化や電動車開発に注力しています。
イノーバEVは、既存のイノーバのプラットフォームを活用することで、開発コストを抑えつつ、EVとしての魅力をアピールするモデルでした。
コンセプトカー公開後、一部の報道では、トヨタがイノーバEVの市販化を検討しているとの憶測もありましたが、現時点では具体的な発売計画は発表されていません。
一方、トヨタはグローバルでのEV戦略を加速させており、2020年代後半には複数のEVモデルを市場投入する計画を明らかにしています。
イノーバEVのようなミニバンEVは、ファミリー層が多いアジア市場での需要が見込まれるため、将来的に市販化の可能性はゼロではありません。
特に、バッテリー技術の進化や充電インフラの整備が進むことで、EVミニバンの実現性がさらに高まると考えられます。
※ ※ ※
イノーバEVは、トヨタのミニバンEVの可能性を示したコンセプトカーとして、大きな話題を呼びました。
市販化には至らなかったものの、トヨタのEV技術やアジア市場へのコミットメントを象徴する存在です。
世界的なEV化の波がさらに拡大する中、イノーバEVが再び注目を集め、市販モデルとして登場する日が来るかもしれません。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
【東京の道路】なぜ「19年経っても」完成しない!? まさかの“理由”に反響殺到!「税金の使い方がおかしい」「無責任すぎる」と厳しい声も!「放射第7号線」の現状とは!
全長3.4mで「4人」乗れる! 新車99万円のトヨタ「軽セダン」に反響あり! 「コスパ最強!」「可愛くていい」の声も! 低燃費でめちゃ使える「ピクシスエポック」がスゴい!
トヨタ新「ハリアー」発売! 最上級より「250万円以上」オトクなのに“快適装備”が充実! 高級感ある「お洒落内装」&上品デザインが目を惹く「最安モデル」とは?
日産「新型スカイライン」登場へ!? 「新モデルの“存在”」が話題に! 14年ぶり全面刷新で高性能な「セダン」化!? 復活なSUVモデル化!? 待望の“14代目”に注目集まる
ミッドウェー海戦で孤軍奮闘した空母…実は残した戦果はかなり大きかった?なぜ最後まで“残れた”のか
【復活希望】「マーチ」こと「マイクラ」が欧州で新型に。デザイン好評、販売店期待も…やはり日本導入は無理なのか?
絶対に地面に足を着かなきゃ違反になる!? バイクで一時停止する際の決まりを徹底解説
新車153万円! トヨタ「“商用バンの皇帝” プロボックス」に大注目! 「これでいい」「最高だよ」の声も! 買いやすい価格&丁度いい4.2mサイズに「気配り装備づくし」が超スゴい!
【スピード違反】「15キロ以内は捕まらない」説は本当? “わずか数キロ”で検挙数が激増する「グレーゾーン」の罠とは
広島駅と「屈指の秘境ターミナル駅」を結ぶ直通列車が運行へ 所要は約3時間!超赤字ローカル線活性化なるか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント