レクサスは10月25日、東京ビッグサイトで開催されているジャパンモビリティショー2023にて、次世代BEVコンセプトカー「LF-ZC」を出展。それに先駆け、メディア向けに実車を披露、取材会を実施していた。そこで見たものは…じつに先鋭的な5ドアクーペだった。
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トヨタは次世代バッテリーEVと新OS「Arene(アリーン)」で「走る・曲がる・止まる」を自由自在に可変
トヨタは2023年5月の組織改正で、バッテリー電気自動車(BEV)の開発・生産・事業すべてのプロセスをワンリーダーのもと一気通貫で行う「BEVファクトリー」を新設。翌6月には早速、次世代BEVのキーテクノロジーであるリチウムイオン次世代バッテリー、ボディの新モジュール構造を実現するギガキャスト(超大型一体鋳造)などをメディアに公開した。
そして、それらの採用を暗示していた次世代BEVコンセプトが、今回初披露のレクサス「LF-ZC」だ。
レクサスらしい先鋭的なスタイリングを持つ、ミッドサイズの5ドアクーペ。4ドアセダンではないが、BEVに生まれ変わるとウワサもある次期ISだろうか!?
プロポーションもじつに特徴的だ。ショート&ローノーズのキャビンフォワードでありながら、全高が2ドアクーペのRCより低く、それでいて車内には後席まで広大な空間を備えている。従来のBEVでも不可能な超高効率パッケージなのだ。
それを可能にするのが、➀床下の低ハイト・高エネルギー密度バッテリー、➁小型化された前後輪のe-Axle、➂同じくインパネ内エアコンユニットの3つだ。また、ボディは中央部を除く前後をアルミダイキャスト一体成型のギガキャストとし、部品点数とプレス工程の圧倒的な削減とともに、剛性は約2倍もアップ。新開発サスペンションなどとともに、走りの基本性能の飛躍的な向上を図る。
➀のリチウムイオン次世代バッテリーには、次世代BEVを見据えるユニットとして普及型とパフォーマンス型の2つが存在する。LF-ZCに搭載されるのはパフォーマンス型だ。ボディの優れた空力性能などと相まって、一充電航続距離はbZ4Xの約2倍となる1000km(中国CTLCモード)が目標。それでいてコストは20%減、急速充電も20分以内を目指している。
2026年の市場投入に向けて開発がスタートしているLF-ZC。トヨタは「BEVのゲームチェンジャー」と言われる全個体電池について2027~2028年の実用化を目標としているが、それを待つことなくゲームの流れは変わりはじめるかもしれない。
〈文=戸田治宏 写真=岡 拓〉
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