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F1チームに接触するホーナーの加入を否定したアストンマーティンと、含みを持たせたアルピーヌ【代表のコメント裏事情】

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F1チームに接触するホーナーの加入を否定したアストンマーティンと、含みを持たせたアルピーヌ【代表のコメント裏事情】

 2025年F1第18戦シンガポールGPでは、今年の7月にF1のパドックから姿を消した人の話題が花を咲かせた。その人物とは、第12戦イギリスGPまでレッドブルのチーム代表を務めていたクリスチャン・ホーナーだ。

 イギリスGP直後の7月9日にレッドブルのCEOとチーム代表を解任されたホーナー。要職は解任されたものの、ホーナーとチームとの間には契約が2030年末まで残っていた。そのため、2カ月以上に渡って、話し合いが続けられ、最大で1億ドル(約152億円)とも言われる和解金をホーナーがレッドブルから受け取ることで契約が解除され、ホーナーのF1復帰への道が開かれることとなった。

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 そのホーナーが動いた相手のひとつが、ハースだった。しかし、シンガポールGP開幕前日の木曜日に開かれたチームの定例会見で小松礼雄代表は、「彼が我々に接触してきたのは事実です」とホーナーとの接触を認めたものの、「もう終わった話なので、これ以上付け加えることはありません。あとはみなさんが好きに書けばいい。私はその話題にエネルギーをこれ以上、注ぐつもりはありません」と、過去の話にした。

 これを受けて、金曜日の国際自動車連盟(FIA)の会見では、参加したアンディ・コーウェル(アストンマーティン/チーム代表)、スティーブ・ニールセン(アルピーヌ/マネージングディレクター)、ジェームス・ボウルズ(ウイリアムズ/チーム代表)に、ホーナーから接触があったのかどうか質問が飛んだ。まず最初に回答したのは、コーウェルだ。

「今朝、ローレンス(・ストロール/アストンマーティンの共同オーナー)とこの件について話をして、状況を確認した。クリスチャンは現在、ほぼすべてのチームオーナーに電話をかけているようなので、その質問はクリスチャンに直接行ったほうがいい。私が言えることは、我々のチームの将来に関して、運営面でも投資面でも、彼が関与する計画はまったくないというだ。それだけは明確に申し上げておきたい」

 ホーナーと入れ替わるように、7月4日にアルピーヌに加入したニールセンは、次のように言って、含みを持たせた。

「私の知る限り、接触はないと思うが、フラビオ(・ブリアトーレ/エグゼクティブアドバイザー)とクリスチャンが旧知の仲なのは周知の事実。もちろん、彼らが話し合ったかどうかは私が知る由もないが、将来的に可能性がゼロというわけではない。なんといっても、ここはF1の世界だからね」

 現時点でホーナーとの接点があまりなさそうなウイリアムズのボウルズは、接触していないと否定した後、「もしも、今後接触してきたら、対応するかどうか?」という質問に対して、こう見解を述べた。

「相手がクリスチャンであろうと別の方だろうと、対話は常に歓迎すべきだと思っている。扉を閉ざす必要はない。だが、我々は現在の体制に非常に満足しており、機能している。だから、それを変える理由は見当たらない」

 F1では、移籍する理由のひとつは、現在のポジションよりもステップアップすることにある。つまり、かつてチーム代表だったホーナーが次にF1に関わることがあれば、それはチーム代表よりも権限が強い、さらに上の立場となる。したがって、チーム代表にホーナーが交渉を持ちかけることはない。おそらく、ホーナーが電話しているのはオーナーたちだと思われる。

 ただし、チーム代表たちの答えから察するに、ホーナーはチーム代表時代にあまりライバルチームの代表から好かれていなかったということだ。勝つために手段を選ばず、常に自分のスタイルで仕事をしてきたツケが、こんなところで回ってくるとは、ホーナーも予想していなかったのではないか。果たして、ホーナーの復帰はあるのだろうか……。

[オートスポーツweb 2025年10月13日]

文:AUTOSPORT web
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みんなのコメント

9件
  • ライスisスーパー
    ホーナーは何故にF1にしがみつこうとするのか。他の人に好かれてない自覚もないのなら驚きだね。和解金150億も貰ったなら引退すればいいのに。一番可能性が高いのはチームではなくFIAではないだろうか。
  • vaukaa
    レッドブル マティシッツ総帥がいればこその
    自由に仕事ができていた。
    総帥亡き後の自由の意味を間違えて暴走したホーナー。
    総帥の偉大さを痛感します。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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