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人気中古車実車レビュー【アウディ Q2】街乗りにちょうどいいラグジュアリーSUV

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人気中古車実車レビュー【アウディ Q2】街乗りにちょうどいいラグジュアリーSUV

輸入車 [2025.06.11 UP]


人気中古車実車レビュー【アウディ Q2】街乗りにちょうどいいラグジュアリーSUV

クルマ選びは自由でいい!わがままに、自分のために選びたい輸入車10選

今回の人気モデル:アウディ Q2
[アウディ Q2]自動車ジャーナリスト 竹岡 圭と巡る人気中古車実車レビュー

文●竹岡 圭、ユニット・コンパス 写真●ユニット・コンパス、BMW、MINI
※中古車参考価格は2025年5月グーネット調べ。 ※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年7月号の内容です)

試乗レポートではわからない、身近でリアルな使い勝手を実車を取材してレビューするのが、「人気中古車実車レビュー」。デザイン、装備、使い勝手をレビューしつつ、中古車相場についても中古車販売店に取材し掘り下げます。

Profile:自動車ジャーナリスト 竹岡 圭
カーライフのサポーターとしてTVやラジオなどでもお馴染みの人気自動車ジャーナリスト。全日本ラリーにも参戦経験を持つ。2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。


機械式駐車場対応のサイズに装備を凝縮
 今回チェックするのは、アウディのSUVのなかで最もコンパクトなQ2。取材したのは、2024年登録の「Q2 35 TFSI Sライン」で、走行距離は4900km、支払総額は442万2625円となっています。実車チェックを行うのは、自動車ジャーナリストの竹岡圭さん。
 「アウディといえば人気のプレミアムブランドだけど、その歴史を紐解くと、1932年に4つの会社が合併しているのね。ブランドシンボルのフォーリングスはそれが由来なんだけど、そのなかには小型車を得意としていた会社がふたつもあった。だからなのか、小さな高級車を作るのが上手な気がする。VWグループの一員だから、メカニズムはVW車のものを基本的に使っているんだけど、見ても乗ってもそれを感じない。ボディパネルの仕上がりとかすごく綺麗でしょ。そういった端々に技術力の高さを感じさせるブランドだね」
 Q2が日本に導入されたのは2017年のことで、これまでなかったコンパクトなボディサイズと若々しいデザインが話題を呼びました。また、衝突被害軽減システム「アウディプレセンス フロント」を中心とした運転支援技術を搭載。メーターパネルを高精細な液晶ディスプレイで表現した「バーチャルコックピット」など、クラスを超えた装備を他に先駆けて採用しています。
 じつはそれ以外にもQ2には大きなチャームポイントがあります。それを教えてくれたのが、アウディ・アプルーブド・オートモービル 有明でセールスとして活躍している宮川和也さん。Q2は、湾岸エリアのマンションに多い機械式駐車場でも問題なく入庫できるサイズで、そこも選ばれる理由なのだとか。
 「Q2はコンパクトでありながら、アウディならではの上質さがありますので、自信を持ってオススメしています」と宮川さん。
 その言葉にうなずきながら、竹岡さんはさらに付け加えます。
 「アウディは空間効率が優秀で、同じような車格のクルマと比べてもQ2は広く感じる。あとね、アウディは光の演出がすごく上手! ヘッドライトは見た目にも綺麗だし、イルミネーションも上品なのよ」
 そんなQ2のモデル変遷のポイントを紹介します。まずは2020年の改良。内外装がリファインされ、ディーゼルモデルを追加。つぎが2024年12月の改良で、内装が大きく変化し、センターディスプレイが8.8インチのタッチ式に。クワトロ(4WD)モデルも追加されました。
 取材した車両は、最新モデルになる前の仕様で、元デモカーだったもの。中古車相場のなかでは高価な部類に入る車両ですが、セールスの宮川さんからはこんなアドバイスが。
 「Q2は豊富なオプションから自分好みの1台を作れるのですが、この車両はデモカーということもあり、Sラインプラスパッケージをはじめ、かなり充実した内容となっています。また、販売店オプションのカーマットなど別途購入すると高額な付属品も備わっているので、同程度の装備を揃えた新車と比較するとかなりお買い得になっています」。実車を確認していた竹岡さんもその説明に納得。「欲しいと思う装備は全部付いてます!」と太鼓判です。


中古車台数は多めポイントは装備内容
 販売開始から時間が経過していることもあって、Q2の中古車の販売台数はかなり充実しています。また、デザインの完成度が高く変更が少ないため、中古車であっても年式を感じさせないのも魅力です。中古車選びのポイントは装備で、高年式になるほど運転支援系の装備が充実。価格だけでなく、内容をよく確認しましょう。

中古車参考価格帯:175万円~450万円(17年~24年 Q2 全グレード)


取材協力|Audi Approved Automobile有明
 都内だけでなく千葉や神奈川エリアなど各所からのアクセスに恵まれた立地に、幅広い在庫を常時80台以上取り揃えた国内最大級のアウディ認定中古車センター。上質な認定中古車のなかから、ユーザーの環境やニーズに合わせた最適な提案を行い、販売後にも充実したサポートでカーライフを支えてくれるお店。

SHOP DATA
住所:東京都江東区有明1-3-20
TEL:03-3527-8081
定休日:水曜日 ※祝日の場合は営業
営業時間: 10:00~18:00
URL:https://www.aaa-ariake.jp


アウディ Q2の実車をチェック!

【デザイン】高品質さを表現したエッジの効いたスタイリング
 新世代のプレミアムコンパクトSUVを目指してデザインされたQ2。特徴は多角形(ポリゴン)をモチーフにしたディテールで、アウディの象徴であるシングルフレームグリルも、八角形にアレンジされています。また、Cピラー(車両後ろ側の柱)にはボディカラーとは異なる色のパネルを選ぶこともできます。取材車両はオプションの「ブラック アウディ・リングス&ブラックスタイリングパッケージ」を装着しており、引き締まったエクステリアとなっています。


外観の違いを左右するのが「アドバンスト」と「Sライン」の違い。取材車両はSラインで、グリルやバンパーがスポーティな造形になる。

【装備】上級モデルと遜色ない充実の装備と性能
 プレミアムコンパクトSUVだけあって、装備は非常に充実しています。装備類の多くはパッケージオプションとして新車時は選択可能になっており、中古車を選ぶときにはどれだけそれらが充実しているかをチェックすべきです。注目のオプションは「コンビニエンス&アシスタンスパッケージ」で、緻密に配光をコントロールするLEDライトや前走車に追従するアダプティブクルーズアシスト、オートマチックテールゲートなど、あるとうれしい機能がセットで装着されます。


Q2はコンパクトカーでありながら、上級車同等の装備を装着できるのが特徴。エンジンはガソリンとディーゼル両方をラインアップ。

【使い勝手】外側は小さいのに室内空間は広い効率的な設計
 ポイントになるのはボディサイズ。全長約4.2m、全幅約1.8m、全高約1.5mは、一般的な機械式駐車場にも対応するサイズなのです。「マンション住まいだからSUVは無理かも……」と考えていたユーザーにとっては購入動機につながる長所でしょう。一方で、SUVスタイルのおかげで室内の頭上空間が広く快適で、目線が高いため運転もしやすい。荷室空間もサイズから想像する以上に広く、高さを調整できるフロアボードのおかげで使いやすくなっています。


操作系は運転席から手の届く範囲に集中。アナログスイッチは慣れればブラインドタッチもしやすい。スマホ連携はUSBケーブル接続式。

都会に似合う小さなラグジュアリーSUV

竹岡 圭 レビュー

デザイン[★★★★★]
 立体駐車場に入るSUVは意外と数が少ないので、街中でフレキシブルに使おうと思うと、このサイズ感は貴重な存在。セカンドカーとしても需要が高そう。アウディのスローガン「技術による先進」が感じられる、ボディサイドのラインなど、オーソドックスなデザインながら、品質の高さが伝わってくるのがさすが。


装備[★★★★★]
 最近当たり前になりつつある、バーチャルコックピットを始めたのはじつはアウディ。Q2にも当然のごとく盛り込まれている。コンパクトクラスゆえか、クールすぎない感じにまとめられているのは好印象で、アンビエントライトなども模様にするなど、上手にアクセントとして使われている。老若男女に人気が出そうな雰囲気。


使い勝手[★★★★★]
 パッケージング効率の高さは、さすがアウディといったところ。同じクラスのモデルと比べると、室内&荷室ともに明らかに広い。大人2名が、ゆったり後席に座れるので、ロングドライブでも問題なく、ファミリーカーとしても活躍してくれそうだ。荷室も大きく、アンダーフロアボックス付きならそこも有効活用できそう。


編集部 レビュー

デザイン[★★★★★]
 可愛い系になりがちなコンパクトカーにおいて、しっかりアウディらしい品格や落ち着きのようなものを感じさせるデザインです。取材車両はSラインなのでホイールサイズも大きく、フェンダーアーチが塗装されているのも好印象。一方、よりアウトドア的なテイストを求めるなら「アドバンスト」がオススメです。


装備[★★★★★]
 Q2を中古車で購入するときにしっかり見極めたいのが装備。ナビのようなわかりやすいものはいいですが、「マトリクスLEDヘッドライト」や「テクノロジーパッケージ」のような、必要・不必要に知識が必要なオプションがあるので、公式サイトなどで下調べするか、セールススタッフに相談してください。


使い勝手[★★★★★]
 コンパクトなサイズに大人がしっかりと後席に座れ、荷物も載せられるパッケージングは見事。パワートレインについては、街乗り中心ならガソリン車の「TSFI」、ロングドライブの機会が多いならディーゼル車の「TDI」を基本に、できれば試乗して判断してください。どちらも性能面では文句なし。扱いやすいクルマです。


ライバルモデルをチェック!

BMW X2(先代)
 クーペのようなルーフラインと薄いキャビンが特徴的なクロスオーバーSUV。全高1535mmと機械式駐車場にも対応。ハッチバックの1シリーズに比べて後席も広く実用性は高い。

中古車参考価格帯:170万円~420万円(18年~24年 X2 全グレード)


MINI クロスオーバー(先代)
 MINIファミリーのSUVとして人気を誇るMINIクロスオーバー。先代モデルは中古車の流通台数が多く、価格帯も手頃なことから買いやすい1台。パワートレインの豊富さも魅力。

中古車参考価格帯:160万円~520万円(17年~24年 MINIクロスオーバー 全グレード)

文:グーネット
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