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バンドーン、展開味方に見事な独走優勝! マセラティが日産下す|フォーミュラE第8戦東京E-Prix

掲載 更新 3
バンドーン、展開味方に見事な独走優勝! マセラティが日産下す|フォーミュラE第8戦東京E-Prix

 フォーミュラE第8戦東京E-Prixの決勝は、ストフェル・バンドーン(マセラティ)が展開を味方に優勝を手にした。マセラティはこれで、昨年から東京E-Prix連勝となった。

 2年目を迎えた今年の東京E-Prixは、土曜と日曜にそれぞれレースを行なうダブルヘッダー開催。土曜日の第8戦は、バッテリー残量40~60%のタイミングでピットストップし、30秒の急速充電を行なう”ピットブースト”ありのレースとなる。

■フォーミュラE東京E-Prix、土曜日の予選は雨でキャンセル。日産のローランドがポールスタートに

 しかしサーキットが設けられた東京ビッグサイト周辺は朝から雨が降り続き、その影響で予選はキャンセルに。FP2の結果順にグリッドへ並ぶこととなった。

 ポールシッターは日産のオリバー・ローランド。2番手にマヒンドラのエドアルド・モルタラ、3番手にノーマン・ナトー(日産)、テイラー・バーナード(マクラーレン)が4番手という上位グリッドとなった。

 懸念された雨はレーススタート前に弱まり、予定より10分ほど遅れてセーフティカー先導の下、35周のレースがスタートした。

 5周目にセーフティカーが退き、各車がグリッドについてスタンディングスタートが行なわれた。ローランドは首位をキープした一方、ナトーは4番手まで後退。また、セバスチャン・ブエミ(エンヴィジョン・レーシング)を筆頭に早速アタックモードを使用するマシンも数台見られた。

 ブエミは四輪駆動となるアタックモードの利点を活かし、8番手前後から2番手までポジションアップ。後方でもアタックモードのマシンがオーバーテイクを繰り返し、目まぐるしくオーダーが入れ替わっていくが、首位のローランドはそれを尻目にリードを拡大。9周目までに3秒ほどのギャップを築いた。

 首位のローランドはうまくエネルギーを節約しながらもハイペースで周回を重ねていく。しかし13周目、マキシミリアン・ギュンター(DSペンスキー)がコース上でストップしたことで、レースは赤旗中断となった。ギュンターのマシンは電気系のトラブルが起きたようで赤いワーニングライトを点灯させていたが、後に安全が確認され無事に回収が行なわれた。

 セーフティカーが先導して各車がピットレーンを離れ、2度目のスタンディングスタートで16周目からレース再開。バッテリー残量が60%を切ったマシンが続々とピットインし、急速充電を行なった。

 ジェイク・デニス(アンドレッティ)はリスタート前にピットインして充電を行なっていたが、ピットレーンがクローズされていたとして審議対象となり、黒旗(失格処分)となってしまった。

 各車がピットブーストの義務を消化した時点で、首位に躍り出たのはバンドーン。実はバンドーンは、ただひとり赤旗の前にピットブーストを行なっていたドライバーであり、このことで大きなアドバンテージを得たのだ。

 レース再開時に首位を走っていたローランドは2番手のモルタラがピットインしたタイミングでアタックモードを起動。プッシュしてギャップを広げにかかった後でピットに入ったが、コース復帰はバンドーンの24秒後方となった。

 展開も味方に首位を独走したバンドーンは途中スピンする場面もあったが、リードを切り崩しながらバッテリーをマネジメント。アディショナルラップも含めて38周となったレースを、8.140秒差で優勝した。

 レース終盤は、2番手を走るローランドにバーナードが接近。しかしアタックモードを温存していたローランドが最後はバーナードからプレッシャーをかけられながらも、なんとか2位を確保。バーナードは金曜日のクラッシュからうまくリカバリーし、今季4度目の表彰台を獲得した。

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みんなのコメント

3件
  • じょん
    明日こそ優勝
    行っちゃえNISSAN
  • まさ
    なんじゃそりゃ。
    ほぼ反則的な優勝じゃん。
    だからフォーミュラEは好かんのだわ。
    ルールが複雑すぎて、俺には理解不能。
    そんな裏技で優勝して嬉しいの?
    アホくさ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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