福岡で乗りバス取材をした際に同時に撮りバスもしてみたので、苦労せずにバス車内や駅やターミナルから撮影できる風景をまとめてみた。旅行や出張中にササっと撮影して楽しもう。写真の多くは画像ギャラリーに収録しているので、そちらをご覧いただきたい。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
西鉄「赤間急行」に乗りバス 鉄道駅との連絡無しで突っ走る!!
西鉄バス宗像本社・赤間営業所・赤間バスセンター
鹿児島本線の教育大前駅向かい(駅の方が後にできた)にあるのが西鉄バス宗像の本社で、西鉄赤間第二営業所。構内に赤間バスセンターを構える。
赤間営業所から出庫するバスを撮りまくる
営業上の停留所名は「赤間営業所」だ。福岡からの急行や長距離路線バスである26番A等が発着するほか、宗像市内線も発着する。バスセンターから見える場所にも営業所の奥にも車庫があるので、バスセンターで構えていれば発着どちらのバスも撮影できる。
撮り鉄の方には有名な撮影ポイントである、東郷駅-東福間駅間の通称「東郷カーブ」は、赤間急行に乗って運が良ければ列車と並ぶので「流し撮り風」の撮影ができる。東郷カーブ自体は赤間急行では停留所の間なので少し歩くが、鹿児島本線沿いを走る26番Aで白水峠バス停からが近い。
西鉄福岡駅前
福岡からのテレビ中継があれば、どんなシチュエーションでも西鉄バスが1台か2台は映っているのが、ここ天神か博多駅前。それほど西鉄バスが方々から集まる場所だ。西鉄福岡駅前の路上(歩道)でカメラを構えていれば何でもくるので、選ばずにと構わず連写しているとメモリーがなくなってしまう。
筑豊特急・北九州行き高速・昭和バスの高速車3連も珍しくない
路線車は左車線を走るのでたいていは撮影可能だが、高速車はこの段階ですでに右車線走行中なのでほぼ被る。路線バスと被ればいいのだが、そうとは限らない。
高速車を専門に撮影するのであれば、西鉄天神高速バスターミナルのバス入口付近が「聖地」だろう。あるいは博多バスターミナルのバス入口付近も同様に、高速車の出入りが多いのでそちらに回ると良い。
高速バスの走行中を撮る
高速車が本線走行しているところを撮るのは本線上バスストップか、陸橋上だろうか。北九州都市高速道路上の千代ニュータウンバスストップから少し歩いた陸橋上からは、金網があるが望遠レンズで抜けるので撮影は可能。
北九州空港エアポートバス
この付近であれば制限速度は80km/hなのでさほど苦労はしない。黒崎インターより小倉寄りは制限速度が60km/hなので、高速皿倉山ケーブルバスストップ付近の陸橋であればもう少し楽かもしれない。
スマホでもマニュアルモードで大丈夫?
今回の撮影機材はキヤノンEOS 50D+EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STMで、レンズ込みで中古なら5万円以下のエコ価格だが、最近のスマホは性能がいいのでマニュアルモードで撮影すれば一眼レフを持ってかなくても大丈夫だ。
スマホでもマニュアルモードでシャッタースピードを調整すれば大丈夫?
鉄道と違い、どこを走ってくるのかわからない苦労はあるものの、道路上で撮影できるのは魅力だ。現実にはLED方向幕を撮るか、ボディを撮るかの選択になるかもしれないが、それぞれの「お立ち台」を見つけて楽しい撮りバスライフを楽しんでいただきたい。
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