■クラウンの未来どうなる?
トヨタは2024年7月24日に新たなクラウン専門店となる「THE CROWN千葉中央」のオープンイベントを開催。
【画像】かっこいい! これが「新クラウンSUV」です。(75枚)
同時に2024年秋に発売する「クラウンスポーツ THE LIMITED-MATTE METAL」のお披露目を行いました。
そんなクラウンの魅力に満ちたイベントにて、クラウンシリーズ現状、そしてこれからのクラウンについて話を聞いてみました。
まさかの4車系で登場した、第16代トヨタ「クラウン」。
はじめてその事実が公になったのは、いまから2年前の2022年7月15日でした。
豊田章男会長(当時、社長)から、「クロスオーバー」、「スポーツ」、「セダン」、そして「エステート」の姿が明らかになると、長年に渡るクラウンユーザーはもとより、日本の自動車産業界全体に衝撃が走ったことを思い出す人も少なくないでしょう。
その後、「クロスオーバー」を皮切りに、「セダン」と「スポーツ」が販売されています。
「エステー?」の発売時期については現時点では、2024年央以降としています。
その理由について、トヨタは「お客様へより良い商品をお届けできるよう、更なる車両の作り込みを行っております」としています。
クラウンの開発責任者である清水竜太郎氏は2024年7月24日、クラウン専門店として国内4店舗目となる千葉トヨタが運営するTHE CROW千葉中央のオープニングセレモニーに登壇。
そこで報道陣からの質問に対して「(エステートの)開発を順調で、(販売に向けて)鋭意準備中です」と説明しました。
当日、店舗の屋外にも「エステート」のプロトタイプを展示しています。
では、現時点で「エステート」を除くクラウン3車系販売状況はどうなっているのでしょうか。
販売台数比率については非公開ながら、清水氏によりますと「スポーツ、クロスオーバー、そしてセダンの順」といいます。
「スポーツ」人気については、やはり大胆で斬新なエクステリアデザインの効果が大きいと、トヨタではみています。
また、「クロスオーバー」については2年前の初公開当時は、これまでのクラウンの常識を覆す大きなチャレンジとしてセンセーショナルな存在となり、市場の声も賛否両論があったのは事実です。
それが2年の時を経て、また販売されてからこれまで街なかで「クロスオーバー」を見かける頻度は増えてきて、「1周回って、クロスオーバーはいいね」という声が広がってきているともいいます。
また、クラウンの真骨頂であるセダンについては「セダンはセダン」という、ユーザーのセダンに対する信頼感の高さがあり、また国内セダンモデルが縮小しているという市場環境の中で、クラウンの「セダン」を選ぶ人が着実にいることも実証されているところです。
「エステート」についても、これまで実施されたクラウン関連イベントで、広い世代から「多様性が魅力的」という声があり、「エステート」発売開始を待ち望んでいる人も多くいると思われます。
では、これから先のクラウンはどうなっていくのでしょうか。
■これからの「クラウン群」どうなる? キーマン2人に聞いてみた
現在明らかになっている4車系以外に、どんなモデルが登場する可能性があるのでしょうか。
THE CROWN千葉中央のオープニングイベントで、この点についても清水氏に、また同席したチーフデザイナーの宮崎満則氏に話を聞きました。
宮崎氏は、トヨタが「クラウン群」と呼ぶクラウンブランド全体に対するデザインを統括する立場です。
筆者から次のように聞きました。
「初披露から2年、またTHE CROWN導入から9ヶ月経ったいま、クラウン群に対するイメージで何か変化はありましたか?」
これに対して、宮崎氏はクラウン群のさらなる進化に向けた気持ちを次のように表現しました。
「変化はありません。
我々は(クラウンという)ブランドを育てたい。
(車系については過去に)クーペやピックアップなどもあったが、それが(時代変遷の中で)セダンだけになってしまった。
(デザイナーとしては)もっと多様性をもった様々な車系が考えたいという夢はある」
一方、量産という現実を常に考える立場にある清水氏は次のように回答しました。
「(現状としては)4つの車系を発表したことで、(開発側としては)かなりお腹がいっぱい。
(これからは)まずは4車系をしっかり販売し、(THE CROWNという)クラウン専門店を根付かせながら、さらにクラウン専門店専売のマット仕様などを含めて、クラウンブランドの価値を再構築させることが、先々(4車系以外の展開という)話につながっていく可能性はあると思います」
※ ※ ※
中東では名前だけ復活した「マジェスタ」や、よりコンパクトなボディのクラウンなど、具体的な将来構想については触れませんでした。
また、THE CROWNの展開店舗数や、クラウン群としての中期的な達成目標などは(社外に公開できるもの)なく、一歩一歩クラウンブランドの再構築を進めていくという姿勢を示しました。
さらに、第16代クラウンは国内のみならずアメリカを含めたグローバルカーとなったことで、国や地域による市場特性を考慮した多様な車系が登場する可能性もあるのではないでしょうか。
クラウンの進化を楽しみに見守りたいと思います。
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みんなのコメント
嘘つきアンポンタンです。
まぁ〜根拠も無く平気で嘘つく程度の低いコメ民だからねぇ~!恥さらしして恥ずかしくないのかな?
嘘つきアンポンタンさんの皆さん?www
もし乗り換えたとして、例えば信号待ちで通行人から「あっ、フェラーリだっ!カッコ良いい!」て間違われたら、穴があったら入りたくなるね。