車名は「ウルス・エボ」に変更か
ランボルギーニ・ウルスはまもなく、2018年の発売以来初めての改良を受ける予定だ。今回、主な改良点としてパワーアップと車重の軽量化が行われることが明らかになった。
【画像】新型「ウルス・エボ」の登場か【プロトタイプを現行モデルと写真で比較】 全61枚
同社CEOのステファン・ヴィンケルマンはAUTOCARに対し、2024年までにウルスの重要なアップデートが2回行われる予定であり、「2つのステップを用意しています」としてその内容を語った。
「1つ目はフェイスリフトで、パフォーマンス志向のウルスにさらなるパワーと軽量化を導入します。そして2024年には全ラインナップをハイブリッド化し、ウルスはその重要な一翼を担います」
つまり、改良型のウルスでは車重が2200kgを下回るだけでなく、ツインターボ4.0L V8の強化により、現行の650psを上回る出力を備えることになる。ただし、すでに同エンジンを使用するフォルクスワーゲン・グループのモデルの中で最もパワフルであることから、出力向上はごくわずかな範囲にとどまるだろう。
また、2019年にウラカンが同様の改良を受けたときと同じく、車名は「ウルス・エボ(Urus Evo)」に変更される可能性が高い。
今回の改良に続き、2024年にはプラグイン・ハイブリッドが導入され、2030年頃には完全EVの後継車が登場する見込みだ。
ベストセラーSUVの電動化
ウルスの好調な販売台数を維持するためには、電動化が鍵となるだろう。ウルスは過去3年間ランボルギーニのベストセラーモデルであり、2021年にはウラカンをほぼ2対1で上回る販売台数を記録している。しかし、排ガス規制の強化により、さまざまな市場(特に都市部のバイヤー)で支持を得られなくなる可能性がある。
ウルスのPHEVバージョンには、兄弟車のポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッドのパワートレインが採用される可能性が高い。
フォルクスワーゲン・グループの4.0L V8ツインターボエンジンと電気モーターを組み合わせたこのシステムは、最高出力681ps、最大トルク91.8kg-mを生み出す。電気のみでの走行距離は約30km、CO2排出量は90g/kmとされている。
ウルスのプラットフォームは、カイエン、アウディQ8、ベントレー・ベンテイガ、フォルクスワーゲン・トゥアレグと共有のMLB Evoを採用している。各モデルにはPHEVがすでに導入されている。
ヴィンケルマンCEOは、「ハイブリッド化の後、ウルスは完全に電動化されます」とし、「全く新しいクルマ」になると述べた。
その時期については明言しなかったが、同社初のEVは2028年に発売予定で、ウルス後継車はこれに続く2台目となることから、2029年より前に登場することはないだろう。ウルスが現在のライフサイクルの中で再び改良されるかどうかは不明である。
デザインにも若干の変更か
昨年2月、改良型ウルスと思われるプロトタイプが目撃されている。カモフラージュと雪により、スタイリングの変更点を見つけるのは困難だが、フロントのエアインテークエリアは下部を中心にリフレッシュされているように見える。また、ボンネットとバンパーの先端部分が変更されているのも確認できる。
カモフラージュの効果もあってか、サイドは現行モデルよりもアグレッシブな造形が少なく見える。リアエンドのデザインはそのままに、ディフューザーやテールランプのデザイン変更などが期待できそうだ。
今回の改良によってキャビン、インフォテインメント・システム、シャシーにも改良が加えられ、価格も現行モデルの16万ポンド(約2460万円)から若干上がるものと予想される。
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