オンロードの性能は前号で確認済み。それでは新型ディフェンダーの性能はどうなのだろか。試す機会を得た。(Motor Magazine 2020年11月号より)
先進運転支援システム(ADAS)も充実
ランドローバーの歴史そのものと言っていいのがディフェンダーである。2世代目となる新型はショートボディの90とロングホイールベース版の110が用意され、それぞれにベースグレード、S、 SE、HSEが揃う。全車300ps/400Nmを発生する2L直4ターボエンジンを搭載する。現在のところ、ディフェンダーとの相性がいいかな、と思われるディーゼルエンジンは用意されていない。
●【くるま問答】ガソリンの給油口、はて? 右か左か、車内からでも一発で見分ける方法教えます(2020.01.21)
この試乗会では、事前に試乗済みだったHSE以外を中心に試乗した。つまりこれでディフェンダーの全グレードに試乗できたのだが、一番好印象だったのはベースグレードである。価格は589万円。購入するならたぶんこれを選択する。
ちなみにディフェンダー 90は、499万円。これはかなり魅力的な価格設定である。ディフェンダーは全モデル共通で標準装備が充実していて、たとえばナビ、レーンキープアシスト、360度パーキングエイド、エマージェンシーブレーキ、 3Dサラウンドカメラなどがある。これでかなり満足できるのである。
やはりネックとなるのはボディの大きさ。110は全長が5m弱、そして2m弱の全幅と全高は、都内では駐車できる場所が限られるなど、行動範囲も制約される。
だが、そんなネガを感じさせない運転支援システムが充実しているのも特徴だ。まるで車外から見ているような立体画像を映す3Dサラウンドカメラや、走行中のフロントタイヤ付近を映し出すクリアサイトグランドビューなど、大きなボディだからこそ死角になる部分をヴァーチャルで見せてくれる。これで大きなボディのネガがかなり減る。
今回はオフロード試乗が用意されるということで参加したが、当日設定されていたのは、それほど難コースではなく、ディフェンダーであればまったく問題なく走破してしまう。ここを走ったからオフロード性能の高さを確認した、とは言える場所ではないが、それでもその片鱗程度は確認できた。
ディフェンダーの本領が発揮できるような場所は日本ではなかなか遭遇しないが、オフロードに佇んだ時の圧倒的な存在感は、他にはない、ディフェンダーならではのものがあった。(文:千葉知充)
■ランドローバー ディフェンダー110S主要諸元
●全長×全幅×全高=44945×1995×1970mm
●ホイールベース=3020mm
●車両重量=2240kg
●エンジン= 直4DOHCターボ
●総排気量=1997cc
●最高出力=300ps/5500rpm
●最大トルク=400Nm/2000rpm
●駆動方式=4WD
●トランスミッション=8速AT
●車両価格(税込)=663万円
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