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フォーミュラE、2020年登場の”Gen2 EVO”を公開。より洗練された未来のマシンに

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フォーミュラE、2020年登場の”Gen2 EVO”を公開。より洗練された未来のマシンに

 フォーミュラEは、シリーズが世界選手権化するシーズン7(2020-2021年)から使用されるマシン、”Gen2 EVO”の画像を2月4日に公開した。

 シーズン5から、第2世代マシン”Gen2”を導入したフォーミュラE。当初はこのマシンを3年間使用する予定だったが、のちに4年間に延長。その上で、シーズン7を前にシャシーをアップデートすることとなった。これは、第1世代マシンがシーズン3を前にアップデートされたのと同じ流れだ。

■フォーミュラE、”Gen2EVO”をチラ見せ。フロントウイング周辺は大幅変化?

 Gen2 EVOは、フロントおよびリヤのウイングが大幅に変更された他、シャークフィンと呼ばれるフィンがボディワークに追加されている。

 フォーミュラEの創設者であり、チェアマンのアレハンドロ・アガグは、次のように述べた。

「Gen2はすでに、トラックを走るレーシングカーの中で最も印象的なマシンのひとつとなっている。そしてその名前が示す通り、Gen2 EVOは独特なデザインの、もうひとつの進化系なんだ」

「第1世代のマシンで行なったのと同様に、Gen2 EVOにはより洗練された外観となるよう、ボディワークの再構成が施されている」

「その未来的なデザインは、技術の進歩とマシンの見た目の両面で、フォーミュラEが革命的なカテゴリーであるということを再び示している」

 現行のGen2マシンは、接触があっても破損やパフォーマンスに対する悪影響が少なく、設計が堅牢過ぎたと考えられている。その結果、ペナルティが多数出されることになり、裁定基準に関して議論が巻き起こることにもなってしまった。

 Gen2 EVOはその対策として、フロントウイングの変更とフロントホイールを覆うようなボディワークが除去、マシン同士の接触に”弱い”マシンとなっている。接触した場合、ドライバーがその報いを受けるようにすることで、接触自体を減らすことを目指しているのだ。

 FIAのジャン・トッド会長は次のように付け加えた。

「フォーミュラEはまだ6シーズン目を迎えたところだが、テクノロジーは大きな進歩を遂げている。市販車に乗っている全ての人々にも恩恵をもたらしている」

「フォーミュラEが世界選手権化するのに伴い、Gen2マシンのさらなる進化、エキサイティングな見た目のGen2 EVOを見ることができて嬉しく思う」

「参戦台数の拡大とチャンピオンシップの競争力向上に、その進歩的なアプローチが貢献している。フォーミュラEはこれからも力強く進み続け、持続可能な都市モビリティの未来を切り拓いていく」

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