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マクラーレン特集中のル・マン ミュージアムに潜入。名車F1 GTRや市販化に至らなかったM6GTなどがズラリ

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マクラーレン特集中のル・マン ミュージアムに潜入。名車F1 GTRや市販化に至らなかったM6GTなどがズラリ

 二輪耐久のEWCでは来たことがあるものの、WECル・マン24時間レースの取材に初めて赴いたマクラーレン好きオートスポーツweb2輪レース編集部の山口がル・マン ミュージアムへと潜入。いつかお目にかかる機会はないかと思っていたマクラーレンの名車が展示されていたので、そのクルマたちの写真を紹介します。

* * * * * * * 

「日本ではこれ、“和牛”なんです」と海外記者に力説。可夢偉が語るハースF1ドライブとル・マン特別カラー

 ミュージアム自体に入るのは3度目ですが、昨年末からマクラーレンが特集されており、展示内容も変わっている様子。筆者は市販車のなかではマクラーレンが一番好きなこともあり、大興奮でゲートの外へ出てミュージアムへ向かいました。

 毎年若干展示内容が変わるのですが、今回のマクラーレン特集は2024年12月14日から2025年7月7日までなので、この機会を逃すと一生お目にかかることができない名車もあるはず。なんとかミュージアムに行くことができて一安心です。実は4月のEWCル・マン24時間の際も来たのですが、あまり写真を撮れなかったので今回はじっくりと観察してみました。

 位置関係はブガッティ・サーキットのメインゲート横(1コーナー外側)に隣接しており、メインゲート近くのためもしル・マンに観戦に来た際は寄ることをおススメします。(入場料を確認するのを忘れました)

 入館してゲートに入るといきなり720S GT3Xが。佐藤万璃音選手が走らせたマシンですね。

 その後に続く直線の終わりには100周年のル・マントロフィーもありました。どれくらい金が使われているのでしょうか。金メッキではないはずなのですごく綺麗です。

 マクラーレン以外で目に入ったのは1998年のトヨタTS020。小林可夢偉選手が『和牛』と説明していた“霜降り”マシンの元のクルマはこれか!!!と1998年のレース事情を知らない30代には歴史を見た瞬間でした。二輪でこのようなカラーリングといえばホンダCBR250RRの初代カラーリングがあり、それを思い出しました。

 今回の記事はマクラーレンに全振りしたため、この後の展示は全て割愛します。過去にマニアック“ヘンタイ”カメラマンこと鈴木紳平氏がレポートされている(https://www.as-web.jp/sports-car/830385?all)ので、そちらも是非チェックしてみてください。

 ということで『McLAREN A NAME FOR ETERNITY』と冠された名車ゾーンまでたどり着きました。

 入るとF1マシンの1969年のM9A、1970年のM14A、1979年のM28、2008年のMP4 23が並べられています。昔のマシンもかなり鮮やかなオレンジなんですね。今のマシンと比べるとイエローが強い気がします。

 個人的に一番好きなのは、この仕事に就くことなどまだ知らない中学時代にテレビ画面で見ていたMP4 23です。当時のF1ではBMWザウバーが好きでしたが、このマクラーレンのマシンも強かったのでかなり思い出深いです。

 この時代はフロントウイングや各所のエアロパーツが鋭くて、尖ったものが大好きなお年頃にはすごくカッコよく見えた記憶があり、やっぱり今でも2008年が一番好きなマシンなんです。(BMW Sauber F1.08もそのうちみてみたいなー)

 その後方にはM8Fが展示されています。グループ7カーらしいですが、知らない時代のマシンなので勉強しておきます。

 こちらはエルバM1A。現代のマクラーレンにもオープントップのエルバがありますが、これが元になったクルマなのかと一瞬で理解できました。しかも現代のエルバはこのクルマにすごく似ていますよね。

 そして次のエリアは完全なる名車ゾーンです! F1 GTRはル・マンを走ったクルマでもあります。

 まずはM6GT。市販車となる予定でしたが、実際には販売されなかった幻のクルマです。2023年に60周年記念で日本にオレンジのM6GTが展示されたことがありましたが、赤のマシンを観たのは初めて。

 そしてそして、今見てもあまり古さを感じさせないデザインのF1 GTR! ライトの形状こそ違うものの現在のマクラーレンの市販車とデザインが似ていて本当にカッコいいです。

 しかも運転席がど真ん中! 一度でいいから座ってどんな景色なのか確かめてみたいものです。

 関谷正徳氏が1995年にル・マン24時間で優勝したマシンは見逃せないですよね。ちなみに関谷氏のトロフィーはマクラーレン東京にあるのですが、それも見にいったことがあります。

 また、ホイールの形状も現在のSENA LMに反映されていますよね。

 過去の映像を観ることができるゾーンもあります。

 そして最後に車名ではない方のF1マシン。2021年のMCL35Mが最後の展示です。ガルフカラーなのでモナコGPのもののはずです。

 個人的にマクラーレンのクルマのデザインは本当に刺さるのでまた機会があれば見たいですね。現代のマクラーレンも乗ってみたいなーと思い、そんな機会が来ることを楽しみにしながらレース業界で楽しく働きたいと思います。

 そして展示場から出るとショップもあるので、ル・マン好きは必見です。4月の二輪耐久EWCの際とは品揃えが違い、ほぼ四輪耐久のWECのグッズでした。

 そういえば、2027年はマクラーレンがWECに帰ってくるようですね。それを楽しみに待ちつつ、今は2025年のル・マン24時間を楽しみましょう。

[オートスポーツweb 2025年06月11日]

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みんなのコメント

1件
  • sho********
    >マクラーレンの名車が展示されていたので、そのクルマたちの写真を紹介します。

    ………あの〜、写真が1枚しかないんですケド。
    これで全部の説明は、ちとキツい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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