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この911はもはやヴィトンの時計をもち運ぶ移動式ケース!? ルイ・ヴィトンとシンガーがタッグを組んだ911にヴィトンファン悶絶必至

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この911はもはやヴィトンの時計をもち運ぶ移動式ケース!? ルイ・ヴィトンとシンガーがタッグを組んだ911にヴィトンファン悶絶必至

 この記事をまとめると

■シンガーとルイ・ヴィトンがタッグを組んで2台の特別なポルシェ911を製作した

一流ファッションデザイナーとコラボするとクルマってこうなるの!? 「プロジェクト・マイバッハ」が見た目も中身も衝撃すぎた!

■シンガーの911は取り外してデスククロックにもできる時計や専用バッグも用意する

■過去にも自動車メーカーがルイ・ヴィトンとタッグを組んだ例がある

 シンガーがモントレーで発表した最新モデルはルイ・ヴィトン仕様

 クルマとファッションブランドのコラボレーションと聞くと、限定カラーに彩られたモデルや専用エンブレムを装着した”なんちゃって”なものを想像する人が多いかもしれない。しかし、このたびシンガー・ビークル・デザイン(以下シンガー)が発表した2台のポルシェ911は、そんなお手軽なモデルではない。シンガーとルイ・ヴィトンがガッチリとタッグを組んで仕立て上げた特別なモデルだ。

 シンガーといえば、空冷911の964型などをベースに、現代の技術と圧倒的なクラフトマンシップを注ぎ込んで「Reimagined」と呼ばれる特別な911を作り上げることで知られる存在。2026年7月の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」ではセントラルフィーチャー(=主役)に選ばれるなど、まさにイケイケ。

 今回のコラボでは「Classic」と「Classic Turbo」という2台を製作。前者はサフラン、コバルトブルー、イエローというルイ・ヴィトンを思わせるカラーをまとったクーペで、後者はルイ・ヴィトンのウィメンズ コレクションのアーティスティック・ディレクター、ニコラ・ジェスキエールが手がけたカブリオレとなっている。

 しかも、話はボディカラーだけでは終わらない。今回のプロジェクトは、シンガー側からダッシュボードクロックの製作をルイ・ヴィトンに依頼したことから始まったという。それがいつの間にか、レザーや時計製作の技術をクルマそのものに取り込む大プロジェクトへと発展したのである。

 そしてその時計は、取り外してデスククロックとしても使えるというから、もはやクルマの装備というよりもち歩ける高級時計だ。いや、もしかしたらシンガーの911は、ルイ・ヴィトンの高級時計を安全に迅速に運ぶためのケースなのかもしれない(笑)。そのほかにも、専用ラゲッジバッグやサーフボード、スキーなどまで用意されている。

 まさに「旅そのものを楽しむ」というルイ・ヴィトンの世界観が911に注ぎ込まれている。

 これまでにもあったルイ・ヴィトンと自動車メーカーの接点

 そんなルイ・ヴィトンであるが、じつは自動車ブランドとの接点は今回が初めてではない。今回がルイ・ヴィトンにとって初めての共同ブランドによる自動車プロジェクトとはなるが、過去にもさまざまな形で自動車の世界と関わってきた。代表的なのが2009年に登場したインフィニティのコンセプトカー「エッセンス」だ。

 同車は3.7リッターV6ツインターボとモーターを組み合わせたハイブリッド方式のコンセプトカーで、システム最高出力は約600馬力とされていた。そこにルイ・ヴィトンが専用ラゲッジを仕立てたのである。

 そしてもう一台が、メルセデス・ベンツGクラスを題材にした「プロジェクト・ゲレンデヴァーゲン」だ。これは2020年に、メルセデス・ベンツのゴーデン・ワグナーと、当時ルイ・ヴィトンのメンズ アーティスティック・ディレクターだったヴァージル・アブローが手がけたデザインプロジェクト(メルセデス・ベンツとヴァージル・アブロー個人との共同プロジェクトなため、正確にはルイ・ヴィトンとの共作とはいえないかもしれないが……)。

「プロジェクト・ゲレンデヴァーゲン」は、Gクラスというセレブ御用達のSUVを巨大なアート作品に変えてしまうプロジェクトで、実際にGクラスをベースにした1台のアートピースと3台の3分の1スケールのレプリカが製作されたという。

 さらに現在では、ルイ・ヴィトンとF1の関係もなかなかに強烈。ルイ・ヴィトンは2024年からF1との長期パートナーシップを開始しており、各グランプリの優勝トロフィを収める「トロフィトランク」を製作している。2026年には全24戦それぞれの開催地に合わせたトランクが用意されるなど、モータースポーツの世界にもルイ・ヴィトンの「旅」と「クラフトマンシップ」がしっかりと入り込んでいる。

 高級車ブランドにとって、ルイ・ヴィトンのようなハイブランドとの共作は非常にわかりやすい。両ブランドの優良なカスタマーに手っ取り早く自社製品をアピールできるため、双方にも相当なメリットがあるのだろう。

 はたして、次にルイ・ヴィトンと共作するのはどんなメーカーであり、そしてどんなクルマを披露してくれるのだろうか。残念ながらとてもじゃないが買えないけれど、クルマ好きとしては楽しみではある。

文:WEB CARTOP WEB CARTOP 藤田実寿
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