メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1イタリアGPのスプリント予選レースで、わずか2mm深くクラッチパドルを押し込んだことが原因で、スタートを失敗してしまったと語った。
チームメイトのバルテリ・ボッタスに次ぐ、2番手でスプリント予選に臨んだハミルトン。スプリント予選上位3台に与えられるポイントや、決勝レースのグリッドという意味でも、タイトル争いのライバルであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対して差をつける絶好のチャンスだった。
■ポール獲得のフェルスタッペンに油断なし「単純で簡単なレースになるとは思っていない」
しかしハミルトンは、スタート後にうまく加速できず、ターン1までにフェルスタッペンだけでなくダニエル・リカルド、ランド・ノリスのマクラーレン勢にも抜かれてしまった。
マクラーレン勢はストレートスピードが速く、ハミルトンをもってしてもオーバーテイクは難しい。結局ハミルトンはノリスを交わせないまま、18周のスプリント予選レースを5番手で終えた。
一方でフェルスタッペンはスプリント予選を2番手で終え、2ポイント獲得。ハミルトンとのポイント差を5ポイントに広げた上、決勝レースをポールポジションからスタートすることになる。スプリント予選を首位で終えたボッタスは、パワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティを受けているためだ。
スプリント予選終了後、ハミルトンはクラッチパドルを2mm深く握ったことが加速が鈍った原因であり、マクラーレン勢を攻略するために”できる限りアグレッシブに”走ったと語った。
「マクラーレンはストレートで最も速い1台なので、ストレートで十分に近づくことができなかった」
「彼らはストレートでは(僕と)同じくらい、いやそれ以上に速かった。スタートでは、クラッチパドルを2mmほど深く押し込みすぎて、ホイールスピンしてしまった。それだけだ」
前戦オランダGPでフェルスタッペンの後塵を拝し、ポイントリーダーの座を失ったハミルトン。イタリアGPでは一転してメルセデスが優勢にスプリント予選まで戦ってきたが、”わずか2mm”のミスで一気に劣勢に立たされている。
ハミルトンは決勝レースを4番グリッドからスタートするが、リカルドとノリスを序盤で攻略することができなければ、フェルスタッペンに戦いを挑むことはできないと考えている。
「優勝できる可能性は極めて低いが、不可能ではない」とハミルトンは語った。
「もちろん、できる限りの努力をするつもりだ。今のところは、ダメージを抑えるレースだと思う」
「僕が序盤でマクラーレンの2台を抜き去り、彼に挑戦しない限り、マックスにとっては比較的楽なレースになるだろう」
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