様々な家電をそのままキャンプに使えたら! の夢を実現したオートワンの電化キャンパー。ジャパンキャンピングカーショー2025では、アウトドア感ムンムンの新作軽キャンパーが展示されていた。その名は『給電ベース』。“蓄電できる軽自動車”をうたう、移動オフィスとしても活用できそうな軽キャンパーを紹介しよう。
→【写真 13枚】「もはや移動オフィス」「まさに“自分だけの移動基地”だね」スペーシアをベースにしたキャンピングカーを写真で見る
●撮影/文:月刊自家用車編集部
就寝定員を1人に設定。広々デスクを装備! 遊びに行ってもリモートワークができる!
給電ベースは、オートワンの軽キャンパー給電くん同様、蓄電できる軽自動車がコンセプト。大型のバッテリーと最大2000Wのインバーターで様々な家電が使える電化軽キャンパーのニューモデルだ。
―― 給電ベースはスズキ スペーシアベースを軽キャンパーに変換。
ベース車はスズキのスペーシアベースで、展示車はカヤックを積みアウトドア感が満載。ただ、車内を見ると大きなデスクが設けられ、使用イメージとしてパソコンが置かれていた。
―― 広々としたテーブルは脱着式。
というのもスズキ エブリイバンがベース車の給電くんは、就寝定員が2人に対し、給電ベースは就寝定員1人と割り切った設計。遊びだけでなく、広々としたデスクスペースと充実の電源システムで、いつでもどこでも快適にリモートワークやデスクワークができる軽キャンパーとなっている。
充実の電源システムを装備! まるで走る部屋!
家電が使える電化軽キャンパーだけあって、AC100V電源コンセントは当然装備。寒い冬の車中泊も電気毛布や電気ヒーターなどを利用して安全に暖かくすごすことができる。また車外にもAC100V電源コンセントが装着されている。今までは車内からケーブルを伸ばして電気関係を使っていたので、これは斬新だ。
―― 車内のAC100V電源コンセントは2口。デスク脇にあり使い勝手が良い。
電源は大型バッテリーと55Aのサブバッテリーを搭載。700Wのインバーターを標準装備し、オプションで2000Wのインバーターも用意され、炊飯器など消費電力の多い家電をはじめ、幅広い電化製品に対応可能。まるで走る部屋、走るオフィスのように便利に使える。
―― スズキのスペーシアベースをカスタム。多様な電化システムを搭載し蓄電できる。
充電は走行充電システムのほかに、停車時中でも40Wソーラーパネルでサブバッテリーに充電が可能となっている。
―― 40Wソーラーパネルを標準装備。オプションで100Wソーラーパネルもある。
またオプションで過放電防止機能付きバッテリー残量計も用意。バッテリー残量がひと目でわかり、過放電を防止して安心して使える。
シンプルな装備で一人旅が自由に満喫できる車内空間
内装に目を向ければ、就寝マットを標準装備。助手席をフラットにすれば1人用の就寝スペースが確保できる。
―― 就寝スペースは全長205cm×幅56cmで大人でも十分な広さ。
デスク使用時は、運転席を背もたれに収納したリアシートがイスの座面になり、楽な姿勢で机に向かうことができる。旅をしながら動画の編集•配信といった作業も問題なくでき、眠くなったらすぐ床に就ける。一人旅を満喫できる自由な空間が広がる。
―― デスク使用時は運転席とリアシートがイスに変換。
オプションで遮光カーテンも用意され、車中泊時は外からの目を気にせず、また朝日で必要以上に早起きさせられるといった状況も防げる。
―― 明るい色のカーテンでライトを点ければ夜間でも車内は明るくすごせる。
一人旅、仕事部屋、電源車、近所の買い物など多目的に使える軽キャンパーだ!
展示車の駆動方式はフルタイム4WDで悪路の走破性も高く、カヤックをはじめキャンプ、釣りなど様々なアウトドアアクティビティを楽しむためのベースとなってくれるはず。ルーフラックを利用すれば積載力が飛躍的にアップ! カヤックなどアウトドアギアが良く似合う。
―― ルーフラックを利用すれば積載力が飛躍的にアップする。
前述のとおりデスクは思いのほか広く、車旅をしながら仕事もできる。自然の中でリアゲートを開けば、デスクワークの合間にリフレッシュできるはずだ。
パソコンと資料類が余裕で置けるデスクスペース、天井LED照明など室内灯のオプションも充実しており、リアゲートを開ければ開放的な空間が広がる。ベットマット下は各所に空きがあり収納スペースにもなる。
―― パソコンと資料類が余裕で置けるデスクスペース。
―― リアゲートを開ければ開放的な空間が広がる。
また外部100V電源コンセント(入•出)もあり、家で充電も可能。自宅で仕事や勉強に集中したいときの離れにもなり、災害時は電源車としても活躍するので安心感にもつながるだろう。乗車定員は通常の軽自動車と同じ4名で買い物の足にも使える。一人旅はもちろん、趣味や家族構成に応じて多目的に使えるのも給電ベースのメリットだ。給電ベースの車両本体価格は198万円8000円~(税別。2025年3月現在)。価格も魅力的だ。
◆標準装備
エアコン(シングル)
走行充電システム
55Aサブバッテリー
40Wソーラーパネル
700Wインバーター
外部100V電源(入•出)
ボルトメーター
就寝マット
◆オプション設定
バッテリーチャージャー
遮光カーテン
アクリル2重窓(リア)
サイドオーニング(フィアマ)
FFヒーター
ナビリレー
100Wソーラー
過放電防止残量計
撥水シェード
リフトアップ(サスペンション)
◆展示車に装着されているオプション•参考装備品
2000Wインバーター 7万1500円
100Aサブバッテリー 5万3130円
バッテリーチャージャー 5万2800円
100Wソーラーパネル 8万8000円
過放電防止残量計 2万7500円
天井LED照明 2万8600円
リア防水照明 2万8600円
首振りLED照明 3万800円
※価格はすべて税込み。2025年3月現在
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みんなのコメント
ソリオにするか、
ワゴンRの新型を待つか
迷っていたけど、出る見込みのないワゴンRを切り捨て、ベースを決めてきてびっくりだった。ま、70歳、夫婦のみ乗車、釣りが趣味で車中泊もするから使える一台になるのでしょうが…。