2019年限りでトヨタのワークスシートを失ったヤリ-マティ・ラトバラがWRC世界ラリー選手権公式サイト『WRC.com』に対し、2020年のWRC第2戦スウェーデンと第9戦フィンランドにトヨタ車で参戦するとコメント。そのほか3戦にも出場するべく活動を進めていると明かした。
2017年にトヨタがWRCへ復帰したときから、チームの一員として戦ってきたラトバラ。復帰初年度の第2戦スウェーデンで総合優勝すると、2018年最終戦オーストラリアでもチームに勝利をもたらした。
WRC:2020年に向けて残るシートはMスポーツのみ。ラトバラやミークなど8名が競合か
しかし、2019年シーズンは思うような結果を残せず、ベストリザルトは第9戦フィンランド、第10戦ドイツでの総合3位。ドライバーズランキングでもトヨタ勢でもっとも低い7位に終わっていた。
そして、チームは2020年に向けて全ドライバーを入れ替えることを決定。新たにセバスチャン・オジエ、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラの3名を起用すると発表し、ラトバラはトヨタでのレギュラーシートを失った。
トヨタの2020年ドライバーラインアップ発表直後、自身のTwitterで「2020年のシリーズ数戦へスポット参戦する計画」があるとしていたラトバラは、WRC.comでラリー・スウェーデンとラリー・フィンランドでトヨタ・ヤリスWRCをドライブすると語っている。
「今のところ、トヨタと一緒に仕事をするのは、その2戦だ」とラトバラ。
「ほかにもサルディニア(第7戦イタリア)と(第6戦)ポルトガル、GB(第13戦ラリーGB)に出場できるよう、チームはもちろん、僕自身もスポンサーを探しているところだ」
「本当は(第10戦)ニュージーランドにも参戦したいけれど、これは夢物語に近いかもしれない。実現には相当な資金が必要だからね」
またラトバラは、現在トミ・マキネンのもとで武者修行中の勝田貴元とともに“ジュニアチーム”から参戦できればうれしいとも述べている。
「僕にとっては、来年もWRCを戦い続けることはとても重要なことなんだ。2019年シーズンが難しい1年だったことはたしかだ。公私ともに目まぐるしい年だったよ」
「2020年に完全に歩みを止める気はない。あくまで一時停止だと捉えているんだ。僕は34歳で、WRCではもう数年戦えると思っているからね」
「勝田と一緒にセカンドチームから出場するようなことがあればうれしいし、ポイントも獲得できるだろう。過去にも似たような環境で戦ったことはあるからね」
「前提として、僕はトミ(マキネン)とチームの力になりたいんだ」
ラトバラはレギュラーシートにひとつ空きがあるMスポーツ・フォードとも接触していると報じられていたが、引き続きトヨタと関係を維持していくことになりそうだ。
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