SUVブーム真っ盛りの自動車業界。しかし新たな潮流が動き出している。それがステーションワゴン。
というのも、仮に今SUVに乗っている人がセダンに乗り換えたとすると、やはりラゲッジスペースの容量が不足気味。
【どうしてエアロパーツは少なくなったのか?】その効果はあるのか?
この問題を解決するならステーションワゴンのほうが有利になるし、何より先般フルモデルチェンジを果たしたカローラツーリングを筆頭にカッコいいステーションワゴンがすでにいくつかリリースされているからだ。
ステージアなんてクルマ(懐かしい!)が登場した1990年代の中盤は、それなりのスターションワゴンが盛り上がったが、今回の盛り上がりの兆しは、やはりシューティングブレーク。
シューティングブレークというのはもともとイギリスの貴族たちが狩りのために用いたクルマのこと。架装メーカーがラゲッジをロールスロイスやアストンマーチンなどをベースに、拡大して荷物を積めるようにしたのがその始まり。
ワゴンとどこが違うかといえば、スポーツカーの要素をかなり持っている、ということ。カタチ的に見ると、ルーフがリアに行くほどなだらかに流れているのが特徴といえる。簡単にいうと、クーペっぽいステーションワゴンといえるのかもしれない。
このシューティングブレークを基軸にしてまたまたステーションワゴンが盛り上がる、というのが本誌の“読み”だ。
誰もが乗っているSUVよりも、今後はステーションワゴンに注目が集まることは確実。さぁアナタも愛車の乗り換えをお考えなら、次はステーションワゴンに注目だ!
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※本稿は2019年10月のものです
文:ベストカー編集部/各モデル解説:永田恵一/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年11月10日号
■トヨタ カローラツーリング(価格:201万3000~279万9500円)
●ワイドになって生まれ変わったステーションワゴン
5ドアハッチバックのスポーツに続き、メインとなるカローラは9月にセダンとツーリングの車名となったステーションワゴンも3ナンバーボディとなった。
3ナンバーボディとなったツーリングだが、日本仕様は海外向けとは異なる全幅、全長をシュリンクした専用ボディとなっている点が大きな特徴で、狭いところでも取り回しに不便を感じることはないだろう。
パワートレーンは1.8Lガソリン、MTのみの組み合わせとなる1.2Lターボ、1.8Lハイブリッドの3つで、日本向けに味付けされた走りにも期待が集まっている。
■トヨタ カローラフィールダー(価格:168万7400~239万3600円)
●「Toyota Safety Sense C」を全車標準装備
カローラのステーションワゴンのメインは3ナンバーボディのツーリングに移行したが、トヨタらしくというか5ナンバーカローラへの需要も考慮して今までのカローラフィールダーも継続販売される。
カローラフィールダーは2世代前までのモデルとは異なり、格下のヴィッツベースとなっているが、クルマをこだわりなく使う分には大きな不満のない性能を備えている。
現在カローラフィールダーは充分な装備を持つEXワングレードとなり、パワートレーンは1.5Lハイブリッド、MTと4WDもある1.5Lガソリンが設定される。
■ホンダ ジェイド(価格:244万3100~314万6000円)
●スポーティグレードも登場してますます魅力アップ
ジェイドはもともと中国で販売されていたミニバンとステーションワゴンを合わせたようなモデルで、ストリームの後継車的な目的も含め、日本でも販売されている。
登場当初は6人乗りの3列シートのみだったが、マイナーチェンジで5人乗りの2列シートが追加されており、ステーションワゴンとしてのキャラクターを強めている。
パワートレーンはCVTと組み合わされる1.5Lターボと7速DCTと組み合わされる1.5Lハイブリッドの2つだ。目立たないモデルながらステーションワゴンとしてはスポーティな走りも大きな特徴だ。
■ホンダ シャトル(180万8400~277万2000円)
●本年マイナーチェンジ! 内外装デザインを変更
シャトルはエアウェイブ時代から数えると3代目となる、フィットベースで5ナンバーサイズとなるステーションワゴンである。
地味な存在なのは否めないが、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用するだけに豊富なシートアレンジを持つのに加え、ボディサイズを考えるとキャビン、ラゲッジスペースは非常に広く、実用的にステーションワゴンを使いたい層にはピッタリのモデルだ。
パワートレーンはCVTと組み合わされる1.5Lガソリンと7速DCTと組み合されるハイブリッドの2つで、コストパフォーマンスは前者の方が高い。
■スバル レヴォーグ(価格:291万5000~412万5000円)
●エクステリアデザインを一新して変身
レヴォーグは平成とともに始まった日本におけるステーションワゴンブームのけん引役となったレガシィツーリングワゴンの後継車だ。
クルマの基盤となるプラットフォームはSIシャシーを使うなど、レヴォーグは現在のスバル車としては古いモデルとなるが、ステーションワゴン作りに慣れたスバル車だけにアイサイトに代表される安全装備なども含め全体的にソツなく、完成度は高い。
エンジンはそれぞれ4WD+CVTの組み合わせとなる1.6Lターボと2Lターボの2つだ。フルモデルチェンジ間近だが、熟成されつくした現行型の魅力も捨てがたい。
■マツダ MAZDA6ワゴン(289万3000~431万7500円)
●アテンザがリニューアルしてMAZDA6になった
カムリやレガシィがライバルで、アテンザから車名が変わった6にはこのクラスの日本車では唯一のステーションワゴンが設定される。
なおマツダ6のステーションワゴンはセダンと価格が同じという、世界的に見ても非常に珍しいモデルだ。マツダ6は2012年登場ながら、ほぼ毎年行われる改良によって古さを感じない点は高く評価できる。
エンジンは2Lと2.5Lのガソリン、最近加わった2.5Lガソリンターボ、MTも設定される2.2Lディーゼルと豊富で、その中ではやはり動力性能と燃費のバランスが高い2.2Lディーゼルが魅力的だ。
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