フルモデルチェンジした新型スバル「フォレスター」のうち、シリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッドを搭載する「Premium S_HEV EX」に、『GQ JAPAN』ライフスタイルエディターのイナガキが乗った!
新型スバルフォレスターPremium S:HEV EXの特徴
旧型との違いは大きい──新型スバルフォレスターPremium S_HEV EX試乗記
1.スバリストも振り向くストロングハイブリッド2.ストロングハイブリッドの仕組み3.機械式AWDの採用4.納期問題解消へ1.スバリストも振り向くストロングハイブリッド
今年4月17日、スバルは、新型「フォレスター」を発表した。
新型スバルフォレスターの目玉は、シリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッドの採用だ。
これまでライバルのトヨタ「RAV4」や日産「エクストレイル」と比べ、スバルフォレスターが遅れていたのは電動化だ。トヨタRAV4はプラグインハイブリッドを、日産エクストレイルは「e-POWER」と呼ぶシリーズ式ハイブリッドを用意するのに対し、フォレスターは「e-BOXER」と呼ぶマイルドハイブリッドのみだった。
もっとも、吉永小百合の熱狂的なファンである“サユリスト”ならぬ“スバリスト”と呼ぶスバルファンは、スバルらしさを求めてきた。水平対向エンジンや伝統のシンメトリカル4WD機構といったスバルならではの技術だ。特に水平対向エンジンは、今やスバルとポルシェぐらいしか搭載しない稀有な存在である。
ただし、スバリストだけに向けた商品づくりでは、さらなる拡販は狙えない。しかも、スバルは「カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指して、電動化などの取り組みを加速させていく」と、公言している手前、量販モデルである新型スバルフォレスターの電動化は必須だ。
開発されたのがシリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッドである。2.5L水平対向エンジンとトランスアクスルを搭載し、動力源であるエンジンとモーターを効率よく使い分けるのが特徴だ。
新型スバルフォレスターS:HEVのフロントに搭載するストロングハイブリッド専用の2.5L水平対向エンジンは、スバルらしい走りの愉しさを追求。また、PCU(パワーコントロールユニット)をエンジンルーム内に配置し、燃料タンク容量アップを実現。航続可能距離が伸長したという。
新型スバルフォレスターS:HEVのトランスアクスルは、駆動用と発電用のふたつの高出力モーター、フロントデファレンシャルギア、電子制御カップリングをワンパッケージ化した、ストロングハイブリッド専用。最高出力88kWを発揮する駆動用モーターを搭載する。
さらに、発電用モーターから高電圧バッテリーへの電力供給を緻密に制御し、駆動用モーターの電力量を安定に保つという。
電動化を推し進めるものの、スバルらしさもしっかり保つ。例えば、機械式AWDだ。
新型スバルフォレスターS:HEVは、プロペラシャフトで前後輪をつなぐ機械式AWDを採用した。路面状況に合わせて、後輪へ駆動力を瞬時に伝え、前後輪のトルクを適切にコントロールする。リヤモーターで制御する電気式AWDと差別化を図る。
4.納期問題解消へ
フォレスター初のシリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッドモデルは、スバリストのみならず多くの人の注目を集めているゆえ、大人気。公式ウェブサイトの「工場出荷時期目処のご案内」には、「詳細は販売店にお問い合わせ下さい」と、記されている。ちなみに、ターボモデルは「3カ月程度」というから開きがある。
関係者に聞いた話では、新型スバルフォレスターS:HEVシリーズの納期は約1年! 半導体不足といった背景があるにせよ、新型スバルフォレスターの納期が“年単位”とは驚き。筆者の想像以上に、多くのユーザーのハートを鷲掴みにしたのが容易に想像できる。
スバルもこの状況を打破すべく、増産体制に入るという。具体的な時期や台数は明かされていないものの、年単位ではなく月単位に短縮されるはずだ。
長い納期にシリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッドモデル購入を諦めたユーザーは、再検討すべきだ。
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