2月29日~3月1日、三重県の鈴鹿サーキットで2024年のスーパーGT GT500クラスに参戦する15台が集ったGT500メーカーテストが行われたが、2日間4回のセッションのうち、3セッションでトップタイムを奪ったのが、2023年のチャンピオンカーであるau TOM'S GR Supraだ。ドライブした坪井翔と山下健太のふたりは、ここまでのオフのメーカーテストで得ている手ごたえ、タイムに好感触を得ているようだった。
2023年のGT500クラスで坪井と宮田莉朋のコンビでチャンピオンを獲得したTGR TEAM au TOM'Sは、2024年に向け海外に活動の場を移した宮田に代わり、TGR TEAM ENEOS ROOKIEから山下健太が加入。1995年生まれの同い年のふたりがコンビを組むことになった。
3月16~17日のスーパーGT岡山公式テストのエントリーリストが発表。40台が名を連ねる
そんなふたりは、マレーシアのセパンで行われたウインターテストでは開発車両の90号車を中心にドライブ。2月7~8日には岡山国際サーキットでテストをこなすなど、ここまでメーカーテストを続けてきたが、岡山での2日間の最速となっていたのがau TOM'S GR Supraだった。
さらに、GT500クラスに参戦する15台全車が参加した鈴鹿でのテストでは、初日の午前、午後とも2番手に0.5秒近いギャップを築きトップタイムを記録。2日目のセッション4でもトップタイムと好調ぶりをみせた。
この時季のメーカーテストは各チームでこなしているテストメニューが異なり、このタイムが純粋に戦力差を示すものではないが、多くのライバルからは「36号車が速い」「今年も36が速そう」と異口同音にau TOM'S GR Supraのスピードを警戒する声が聞かれた。
では、実際にドライバーふたりの感触はどうなのだろうか。坪井は「テストはあまり参考にはならないと思います。みんなが何をやっているかは分かりませんからね」と言いながらも、確実に手ごたえを得ていると語った。
「GRスープラ勢のなかでもどのセッションでも良いタイムが出せていますし、やりたいメニューが進められていて、2024年車両の開発を進めていくなかで、すごく手ごたえを感じることができています。例年以上にテストの調子は良いのかな、という感じはします」と坪井。
「昨年のオフよりもタイム差がありますし、こんなにトップタイムを獲ったこともあまりないので、『本当にこのままいってくれるのか?』と不安になるくらい、調子は良さそうです」
そしてチームメイトの山下も、「手ごたえはかなりあります。昨年からクルマは変わっていますが、それが良い方向にいっています。自分としては、昨年からもう少し曲がりやすい方向にいってほしかったのですが、そういった点も改善されていますし、36号車自体が速くてほぼトップタイムでくることができています」と坪井以上に手ごたえを得ている様子だった。
坪井とのコンビネーションも良好な様子で、「同い年なので普通にやりやすいですし、速いし、もうなんにも不満はありません。『よろしくお願いします』って感じです(笑)」と笑顔をみせた。
このまま岡山国際サーキットでの公式テストも好調のまま進めることができれば、坪井にとっては連覇というチャンスも現実的なものになってくる。「今の調子のままいければシーズンは楽しみですけどね。ただこんな寒い時季にレースはないので、気温が上がったらどうなるかは分かりませんが、今の感じでいければ楽しみな一年になりそうです」と坪井は語った。もし今季連覇ともなれば、タイトルの回数はこれまで4人しか成し遂げていない3回目に到達する。
「今年は山下選手が相方ですし、このテストの調子を考えると今年はチャンスですね。獲れるうちに獲ってしまいたいです(笑)。ライバルがどうなるかは分かりませんが、自分たちがやることができているので、楽しみです」と坪井。
また山下もタイトル争いについて「期待できるんじゃないでしょうか。昨年のチャンピオンチームですし、自分が足を引っ張らなければ間違いなくチャンピオン争いができると思います。ここから季節が変わってどうなるか分かりませんが、どこに行っても速いので、期待しています」と自信をみせている。
ふたりとも決してビッグマウスな発言をするタイプではない。しかしふたりの発言から、このオフのau TOM'S GR Supraの好調さが伝わってくるだろう。
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