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フェルスタッペン、ラッセルとの昨季の確執はひとまず終息?「揉め事を続ける気はない」

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フェルスタッペン、ラッセルとの昨季の確執はひとまず終息?「揉め事を続ける気はない」

 トラック外で繰り広げられるF1ドライバーのライバル関係が好きなファンは、昨シーズン終盤のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とジョージ・ラッセル(メルセデス)の確執の展開に期待していたかもしれないが、少なくとも公の場では冷静なやり取りを見せた。

 ラッセルとフェルスタッペンは、昨シーズン終盤の2戦で舌戦を繰り広げた。フェルスタッペンはカタールGPの予選Q1でラッセルの走行を妨害したとして1グリッド降格ペナルティを受けたが、この件を巡ってフェルスタッペンはラッセルがスチュワードに嘘をついたとして、「彼に対する全ての尊敬を失った」とコメント。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表も「ラッセルがヒステリックを起こした」と批判した。

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 ラッセルとメルセデスはこれに反論。ラッセルはフェルスタッペンを「自分が法律より上だと思っている男がいる」と怒りのコメントを発した。

 motorsport.comのインタビューに応じたラッセルはこの件について、フェルスタッペンの行動に苛立ち、立ち向かう必要があると感じたと語っている。

 ドライバーが勢揃いしたF1創立75周年記念イベント『F1 75』でこの件について聞かれ、フェルスタッペンは「正直なところ、2月にどんな揉め事も続けるつもりはない」と肩をすくめた。

「僕はまだF1から離れている今の時間を楽しんでいるし、シーズンに向けて準備をしているだけだから、正直なところその話題について何も言うことはない」

 ラッセルもまた、この件で誤解を解く必要性を感じていないと話した一方で、必要であればフェルスタッペンに立ち向かい続けるとも示唆している。

「僕たちは話し合ったりはしていないけど、彼や彼のドライビング、昨年起こったことについては何も心配していないし、自分のことに集中したいんだ」

「昨年末、明らかに一線を越えたと感じたことがあった。でも今は2025年で、僕は仕事に集中している。だから彼との戦いも、他のドライバーとの戦いも、やり方を変えるつもりはない。目標は同じだ」

 2025年シーズンも変わらず、激しくバトルを繰り広げるだろうフェルスタッペンとラッセルだが、悪態や不適切と思われるその他の行為に対してより厳しく対処する方針を明かしたFIAに対しては、意見が一致するだろう。

 ウイリアムズのカルロス・サインツJr.はすでに、マシンに乗っている時とそうでない時の発言を区別すべきだと思うと発言しており、フェルスタッペンはこのテーマについて、ほとんどのドライバーの意見は一致していると語った。

「僕が皆の代弁をするつもりはないけれど、この件に関しては皆、かなり同じ方向を向いていると思う」

「もちろん、行く先々で悪態をつくわけにはいかないことは理解している。だよね? レーシングドライバーとして、それは誰もが理解していることだと思うけれど、その場の熱気やインタビューを受けたりクルマに乗ってアドレナリンが出たりしたときに、つい口が滑ってしまうことがあるんだ」

「僕たちはみんな、学校やスポーツのときに汚い言葉を使ってしまうこともある中で育ってきた。それをそんなに深刻に考えるべきではないと思うんだ。それに、他の人に人生でどう振る舞うべきかを指示するつもりもない」

 この取り締まりの発案者であるFIA会長のモハメド・ベン・スレイエムと話をしたかと尋ねられたフェルスタッペンは、次のように答えた。

「いいや。でも僕は分からないよ。複雑な問題だからね。僕は常に自分の意見を伝えている。そして言ったように、今はちょっとやりすぎだ。あんなふうにきっちり定める必要はなかった」

「この件についてきちんと話し合うことが重要だと思う。でも、チームやプロモーターなど、他の人たちの助けも必要なんだ。結局はみんな一蓮托生だからね」

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