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プジョーに「GTi」が帰ってきた! 新型「E-208 GTi」がル・マンで発表【新車ニュース】

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プジョーに「GTi」が帰ってきた! 新型「E-208 GTi」がル・マンで発表【新車ニュース】

新しい「GTi」は100%電気自動車で登場

Bセグメントで最も成功を収めたモデルの1台、プジョーE-208に「GTi」の名が再び冠された。ドライビング・センセーションを重視したE-208 GTiは、280psモーターにより0-100km/h加速をわずか5.7秒という、電動ホットハッチ史上最高のパフォーマンスを誇る。
40年前、プジョーは「205 GTi」を発表し、自動車の歴史に新たな歴史を築いた。1.6リッターバージョン(1984年)、そして1.9リッターバージョン(1986年)で、205 GTiは小型スポーツハッチバックという新たなコンセプトを切り開き、卓越したパフォーマンスとドライビングプレジャー、スポーティでありながら洗練されたデザイン、そして他に類を見ない汎用性を融合させた。
プジョーGTiは40年以上にわたり、306、206、207、208など、そのパフォーマンスとダイナミックな特性で高く評価された数々の量産モデルを世に放ち、スポーツカーの歴史にその名を刻んできた。また、とくにラリーにおいて数々の勝利を収め、モータースポーツの歴史にもその名を轟かせてきた。GTiは単なるバッジではなく、プジョーを代表するモデルの卓越性を証明する特別な称号なのである。
プジョーはGTiのDNAを、楽しく、モダンで、そして力強く再解釈することで、GTiの伝説を紡ぎ続けている。新型プジョーE-208 GTiは、初の100%電気自動車GTi。Bセグメントにおける比類なきクラス最高峰のパフォーマンスと、卓越した日常使いの汎用性を融合させ、現代的で持続可能なドライビングプレジャーを表現している。
E-208 GTiには、初代205 GTiで人気を博した象徴的な赤を彷彿とさせる、鮮やかな赤の専用ボディカラーが採用された。

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トレッドのワイド化で力強さをさらに強調

車高は30 mm低くなり、トレッドがフロントで56 mm、リヤで27 mmワイドになったボディは、路上での力強いスタンスを際立たせている。
「PEUGEOT GTi」のロゴが入った18インチホイールは、その力強いスタンスに貢献。そのパンチング加工された構造は、205 GTiの象徴的な「ホール」ホイールを彷彿とさせる。このホイールのデザインはパフォーマンスにも貢献している。これらのホールは、ブレーキの冷却を最適化するのにも役立っているのだ。
ホイールアーチは、美しさと効率性の融合点といえる。トレッドの拡大に合わせてホイールアーチは幅が広くなり、エレガントでスポーティなレッドラインがアクセントとしてあしらわれている。これも205 GTiへのオマージュだ。ホイールアーチ下部はタイヤをクリアランスできるようフレア状に広がり、スポーティなスタイルを強調しつつも、やり過ぎ感は抑えられている。
フロントとリヤのフェイシア下部に施されたデザインワークは、プジョーE-208 GTiのスポーティなスタンスをさらに巧みに強調。フロントバンパー下部にはフロントスポイラーが追加された。そしてリヤバンパー下部には、新設計の小型LEDフォグランプを内蔵した専用エアロダイナミックディフューザーを配置。光沢ブラックに塗装され、エレガントさと控えめな印象をさらに引き立たせている。
E-208 GTiは、208全モデルに共通する象徴的な3本の爪のライトシグネチャーを備えている。バンパーに一体化された3本の光る爪の印象的な効果は、3つの独立した光学モジュールを備えたフルLEDヘッドライトのライティング機能にも引き継がれている。リヤでは、3本のエレガントなLEDラインで構成される水平の爪が、車両のスタンスをさらに強調する。


象徴的な赤色がダイナミズムとエネルギーをもたらす

プジョー GTi の象徴的な赤色は、E-208 GTi のインテリアにもダイナミズムとエネルギーをもたらしている。鮮やかな赤いカーペット、フロアマット、シートベルトは、205 GTi と同様にスポーティな雰囲気。
一体型ヘッドレストを備えた専用フロントシートのスポーティでエレガントなデザインは、シートとバックレストに広がる中央の赤いトリムが205 GTi 1.9のシートデザインへのオマージュ。シート右側の赤いメッシュは、205 GTi 1.6を彷彿とさせるディテールだ。
プジョーのドライビングプレジャーの重要な要素であるコンパクトなステアリングホイールには、赤いパンチングレザーとアルカンターラが組み合わされ、中央のエンブレムも赤く変化する。
フロントシートは乗員がクルマと“一体になる”ことを体現。シートベースとサイドは包み込まれるようなフィット感で、ヘッドレストと一体化している。スポーティなドライビングにおいて効果的なサポートを提供するだけでなく、日常生活においても快適で実用的。プジョーGTiのDNAである多用途性の実現をカタチにしている。
没入型インターフェイスも見どころ。ドライバーが真にスポーティな雰囲気に浸りたいとき、E-208 GTiはまさに打ってつけだ。デジタルインストルメントクラスターとセンタースクリーンのグラフィックは標準設定で赤色で、特定のパフォーマンス表示ページも用意されている。
アンビエントライトもデフォルトが赤色(他に7色から選択可能)。このスポーティな赤色のライトは、あらゆる感​​覚を呼び覚ます独自のオンボードイマーシブサウンド体験と相まって、ドライバーのドライビング体験をさらに豊かなものに。このライトは、モーターの出力に連動して作動し、ドライバーの好みに応じて簡単にオン/オフを切り替えられる。


0-100km/h加速5.7秒の原動力となる280ps/345Nmモーター

E-208 GTiは、パリ近郊のヴェリジーにあるプジョー・デザインチームと連携し、パリのサトリに拠点を置くプジョー・スポールチームによって全面的に設計された。プジョー・スポールのエンジニアたちは、レースにおける豊富な経験を活かし、効率性とパフォーマンスにおいて一切の妥協を許さなかった。その結果、E-208 GTiはBセグメントで最もパワフルで高性能なモデルとなり、その実力は折り紙付きだ。
世界耐久選手権(WEC)ハイパーカーカテゴリーに参戦したプジョー9X8ハイブリッドで得た経験は、E-208 GTiの設計、とくに熱管理とエネルギー回生の最適化に大きく貢献。プジョー・スポールのエンジニアは、E-208 GTiのシャシーとブレーキにも深く関わっている。フランスおよび国際モータースポーツの中心地、年間最大のスポーツイベントのひとつであるル・マン24時間レースでE-208 GTiが発表されたのは、決して偶然ではない。サーキットで培ったノウハウを公道に応用したのである。
E-208 GTi に搭載される強力な電動モーターは、フランス東部のトレメリーで生産。この工場は歴史的にはエンジン製造を専門としていたが、現在はステランティスと日本電産ルロア・ソマーの合弁会社 Emotors の一環として電動パワートレインに特化している。
280ps/345Nmを発揮するM4+電気モーターの搭載により、E-208 GTiはBセグメントの全モデルの中で最高のパフォーマンスを誇る。0-100km/h加速はわずか5.7秒、最高速度は180km/hに達する。
バッテリー容量は54kWhで、WLTPモードによる一充電走行距離は350km。スポーツ走行時にバッテリーを保護する最適化された管理と、高性能に適応した特別な冷却システムを採用している。
モーターハイアウトプットに対応すべく、足まわりも強化されている。前述のワイドトレッド化に加えて、専用の油圧ストッパーを備えたスプリングとショックアブソーバー、ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2タイヤ、さらにリヤのアンチロールバーを装備。スポーティな走りと日常での快適性の理想的な両立が図られた。フロントブレーキは4ピストンキャリパーを備えた355mm径ディスクが採用された。

文:くるくら
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