リンカーンが中国で若年層も狙ったコンセプトモデルを発表。独特の世界感にも注目

米フォード・モーターは4月19日、同日からプレスデーが開幕した上海モーターショーにおいて、高級ブランド、リンカーンの新しいコンセプトモデル「ゼファー リフレクション」を世界初公開した。

ゼファー リフレクションは、中国市場における顧客の好みを反映させたラグジュアリーセダン。パワートレーン等の情報は公開されていないものの、そのデザインは今年デビュー予定のニューモデルを示唆しているという。近年リンカーンが採用しているプロダクトDNA「クワイエット・フライト」に沿ったエクステリアは、若年層に積極的なアピールを図るダイナミックな造形。そして、左右ヘッドライトからフロントグリルに伸びるラインなど、ブランドのアイコンである直線基調のディテールが各所に配されている。

乗員のくつろぎを第一にデザインしたというインテリアは、インパネ全面を覆うデジタルパネルが最大の特徴。物理的なボタン類はほぼすべて排除され、各機能の操作系が必要なときだけ映し出されることで、直感的なコントロールが可能になり、煩雑な表示の中から機能を探し出すストレスが軽減されるという。また、助手席用モニターを備えることでエンターテインメント性能がアップしたほか、スピーカーも外部から見えない位置に設置されるなどミニマルなデザインが徹底されている。

リンカーンでは、ゼファー リフレクションと同時に、コンパクトSUV「コルセア」のプラグインハイブリッド（PHEV）バージョンも公開。中国で生産されるこのPHEVはガソリンエンジンに加えてモーター2基を備え、既存の内燃機関モデルに比べ、より快適なドライビングを実現しているという。さらに、クラウドベースのコネクティビティ機能も初めて搭載し、ソフトウェアのオンラインアップデートなどが可能となる。

このほか、ウェブ上の様々なサービスを統合する独自のデジタルツール「リンカーン ID」も発表されるなど、上海ショーのリンカーンブースは見所が満載だ。

Comments

何だかんだ言っても、風は中国に向かって吹いてるんだよな・・・
14億の市場は圧倒的だ

基本アメ車は好きで　このデザインも受け入れたい　そしてホンダ・ヴェゼルがどうしてああなったのか　今分かった気がする