『ジョーカー』(2019年)でアカデミー賞主演男優賞を獲得したホアキン・フェニックスの主演最新作は、気鋭の映画制作会社「A24」とマイク・ミルズ監督の待望のコラボ第2弾となる『カモン カモン』です。
本作はミルズ監督自身の子育て体験から生まれたという、同監督史上もっとも親密な作品。ニューヨークで暮らすラジオジャーナリストのジョニー(ホアキン)が、ロサンゼルスに住む妹が家を留守にする数日間、9歳の甥ジェシーの面倒を観てほしいと頼まれるところから物語が始まります。それは彼にとって、子育ての厳しさを味わうと同時に、驚きに満ち溢れたかけがえのない体験となり……。
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『人生はビギナーズ』(2012年)では父親との関係を、『20センチュリー・ウーマン』(2017年)では母親との関係をベースに映画を撮ってきたミルズ監督。今回は、公私にわたるパートナーであるアーティスト、ミランダ・ジュライとの子どもホッパーを「お風呂に入れているとき」に閃いたというだけあって、父親になったミルズ監督が子育て中に経験した、数々の“想定外”な出来事にインスパイアされたストーリーが展開します。
つまりホアキン・フェニックスが演じる主人公ミルズは、その名前の通り監督自身の反映。『ジョーカー』で見せた狂気のイメージを180度覆すミルズ役ですが、ホアキンいわく「共感できる瞬間や感情がたくさん描かれている」脚本に惚れ込んだとのことで、夫として/俳優としての彼自身の変化も感じさせます。そして甥ジェシーを演じるウディ・ノーマンは、ミルズもホアキンもその才能に衝撃を受け、即座に出演が決まったとのこと。本当の家族のような親密さがカギとなる物語だけに、このふたりの天才が見せるケミストリーは本作の最大の見どころと言えるでしょう。
さて、あまりバイクを乗り回しているイメージのないホアキンですが、『ザ・マスター』(2012年)ではクラシックなBSAのM20に、かたやプライベートではドゥカティのデスモセディチに乗っていることで有名。まったくタイプの異なるバイクですが、まさにカメレオン俳優らしいギャップと言えるのかもしれません。
「できれば常にモノクロで撮影したい」というミルズ監督が自身の嗜好を最大限に反映した、どこを切り取っても絵画のように美しい映像にも注目したい『カモン カモン』は、2022年4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国ロードショーです。
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