ミニバンではなくコンパクトSUVとして復活!
新型三菱グランディスの特徴
1.概要2.エクステリア3.インテリア4.ふたつのパワートレイン5.先進安全装備6.価格など1.概要
7月2日、三菱自動車の欧州事業統括会社であるミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイは、欧州市場向けの新型コンパクトSUV「グランディス」を発表した。
新型グランディスは、2023年に欧州で販売を開始したコンパクトSUV「ASX』」、コンパクトハッチバック「コルト」に続いて、アライアンスパートナーであるルノーよりOEM供給を受けるCMF-Bプラットフォームを採用したコンパクトSUVだ。
グランディスの車名としては13年ぶりの欧州市場投入となり、広々とした利便性の高い室内空間をコンセプトにしたという。
かつてのグランディスは「シャリオ」の流れを汲むミニバンだったものの、新型はコンパクトSUVとして投入される。
なおグランディスの車名は、ラテン語で「大きい」「雄大な」という意味に由来する。
2.エクステリア
エクステリアのうち、フロントまわりは、三菱自動車のデザインアイデンティティである「ダイナミックシールド」を採用。サテンシルバーのアクセントをあしらった光沢のあるブラックグリルが目をひく。
ルーフラインが後方まで流れるようなサイドシルエットはダイナミックさと広い室内空間を両立。足まわりには、新設計の19インチアルミホイールを履く。
リヤまわりは「スカルプチュアル ヘキサゴン」というデザインアイデンティティを採用。彫り込まれたような六角形のモチーフや、水平に配したリヤコンビランプが特徴だ。
3.インテリア
インテリアは、2列5名乗車シートレイアウトを採用。リヤシートは最大で160mmの前後スライド機能を備え、ラゲッジスペースの積載容量は434Lから、リヤシートを一番前にスライドさせた状態で566L、リヤシートバックを倒すと最大1455Lまで拡大可能だ。
テールゲートはハンズフリー機能付きエレクトリックテールゲートを装備。インストルメントパネル上のスイッチ、またはテールゲートのスイッチ操作による開閉に加え、キーレスオペレーションキーを携帯した状態でリヤバンパー下に足をかざすことでテールゲートの開閉が出来る。
スイッチ操作でガラスの透過と調光の切り替えが可能なパノラマガラスルーフ(調光機能付)も用意。あらかじめ設定されたパターンに基づき、全面透過や全面調光に加え、フロント透過・リヤ調光、フロント調光・リヤ透過の調整が可能だ。
インパネには縦型の10.4インチスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(以下、SDA)を設置。音声認識機能を使い、通話や音楽の再生、エアコンの温度調整などができる Google アシスタンや、ナビゲーション機能やリアルタイムの交通情報を提供する Googleマップ、スマートフォンのように音楽やゲーム、ビデオストリーミングなどの100以上のアプリを利用できる Google Playも利用可能だ。スマートフォンと連携したい場合は、Apple CarPlay、Android Autoがワイヤレスで接続出来る。
SDAを通じ、ドライバーの好みや走行状況に合わせて「パーソナル」「エコ」「コンフォート」「スポーツ」の4つのドライブモードを自在に選べる。
モバイルアプリ「Mitsubishi Motors」も用意。スマートフォンから駐車位置の確認ができるカーファインダーや遠隔で車両のロック、アンロックやエンジンを操作できるデジタルキーなどでコネクテッド機能を強化する。
4.ふたつのパワートレイン
パワートレインはMHEVとHEVの2種類を設定。1.3リッター直噴ガソリンターボエンジンを搭載したMHEVモデルは、6速マニュアルトランスミッション仕様と、7速デュアルクラッチオートマチックトランスミッション(7DCT)仕様を用意。エンジンはいずれも最高出力103kWを発揮する。
一方、HEVモデルでは、最高出力80kWの1.8リッター自然吸気4気筒ガソリンエンジンに36kWの駆動用と15kWの発電用のふたつのモーター、ふたつのインバーターとコンバーターを内蔵したパワーエレクトロニクスボックス、1.4kWhの駆動用リチウムイオンバッテリー、走行状況に応じて駆動を最適化するスマートマルチモードギアボックストランスミッションを組み合わせ、最高出力115kWを発揮。このHEVシステムは、リアルタイムで走行状況を解析し、パワートレインの状態や電力使用量に応じてエンジンとモーターの最適な動力配分を自動で制御する。
走行モードは、モーターの力だけで走るEVモード、モーターとエンジンの出力を活かしたハイブリッドモード、減速時に回生ブレーキによって減速エネルギーを回収して電力変換し、駆動用バッテリーに蓄電する回生モードの3つが用意され、走行状況に応じて最適な走行モードが自動で選択される。
さらにドライバーが任意で選択可能な「Eセーブ」モードを搭載。駆動用バッテリーの残量を40%以上に維持し、EV走行をしたい場面や登坂路などのモーターによるエンジンアシストが必要な場面に備えて、電力を確保する。
5.先進安全装備
運転支援装備も充実。超音波センサーやカメラ、前方レーダーにより、車両周辺の状況を常にモニタリングし、ドライバーの運転をサポートする。また、後退時交差車両検知警報システム(RCTA)をはじめとする先進安全システムを搭載する。
6.価格など
三菱自動車の新型グランディスは2025年内より欧州で順次販売を開始する。なお、新型グランディスはスペインのルノー社バリャドリード工場で生産される予定だ。日本導入は未定。
【三菱自動車関連記事】
“ランエボ”を彷彿とさせるSUVは上質だった──新型三菱アウトランダーPHEV試乗記大幅改良を受けた三菱の「アウトランダーPHEV」を小川フミオがテストドライブ。公道での実力に迫る。愛車の履歴書──Vol46. 南果歩さん(前編)愛車を見せてもらえば、その人の人生が見えてくる。気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第46回。前編では、俳優の南果歩さんが、懐かしの三菱パジェロと共演!三菱エクリプスクロスが進化した!──GQ新着カースタイリッシュなコンパクトSUVがアップデート!パジェロより洗練された1台──新型三菱トライトン試乗記三菱自動車(以下、三菱)の新型「トライトン」は、思いのほか洗練されたピックアップトラックだった! 小川フミオがリポートする。文と編集・稲垣邦康(GQ)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ”新型”「和製スーパーカー」まもなく登場!? フロントミッドシップ&「“V8”ハイブリッド」採用!? 超ロングノーズの「TOYOTA GT」出現で期待高まる「GR GT3」どうなるのか
海自と米海軍の潜水艦が並んだ! 房総半島の沖合で「貴重な光景」が実現 同じ潜水艦でも全く違う!?
空自機が中国軍の「怪しいプロペラ機」を撮影! 鮮明な画像を防衛省が公開 沖縄を通り越して太平洋まで飛行
スズキ「新アルト」発表! 走りが楽しい「ワークス仕様」想わせる“カスタム”が魅力的! さらに超レトロな「初代アルト」モチーフの“新アイテム”も採用! 114万円から発売へ!
「温泉に耐えてます」開通当時は“東洋一のアーチ橋”、その下は“地獄!?” 高速道路からは気づかないスゴい橋とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
懐かしいね、実家はシャリオ→シャリオグランディス→グランディスと乗りついだね