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「カンパニョーロ」「ANSA」「マーシャル」! かつて昭和オヤジを熱狂させた海外パーツブランド6選

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「カンパニョーロ」「ANSA」「マーシャル」! かつて昭和オヤジを熱狂させた海外パーツブランド6選

クルマ好きにとっては憧れのブランドだった

 1970年代から80年代にかけて、クルマ好きにとって憧れのパーツといえば海外の老舗ブランドだった。今でも当時人気だったスタイルを維持し続けて乗っているオーナーも多い。ここではあらためて人気だったブランドを振り返っていきたい。

「ヴィタローニ」「ピレリP7」「キャレロ」! ピンと来たら「オヤジ確定」のイタリア自動車用品

ホイール:カンパニョーロ

 イタリアのカンパニョーロと聞いて、ロードバイク用コンポーネントのスーパーレコードなどを連想し、さらにクルマ用ホイールのことも頭に浮かんだ人は間違いなくオヤジ世代。もしくはスーパーカーブーム世代ということになるだろう。

 自転車の世界においても一目置かれる存在となっているカンパニョーロは、1980年代前半にテクノマグネシオ社に自動車ホイール部門が吸収されるまで、軽さにこだわったマグネシウム軽合金ホイールを製造していた。

 かつてランボルギーニやマセラティが標準装備していたが、アフターマーケットパーツ界においてもカンパニョーロのマグホイールは人気で、数多くの輸入車ファンが愛車に装着。いまでもイタフラ系旧車の足もとを確認すると、カンパニョーロ製マグホイールを履いているクルマが少なくないことを確認できる。

 現在と同じように、往時も「カンパニョーロ=装着しているだけでなんとなく自慢できるイタリアン・カスタムブランド」というイメージだったこともあり、カンパニョーロは国産車フリークの間でも一躍注目される存在となった。

 そのため、カンパニョーロ・エレクトロンという名の日本車用マグホイールまでリリースされ、こちらは、いすゞの117クーペやトヨタのダルマセリカなどに乗っていた当時の若者にとって憧れの存在となった。

マフラー:ANSA(アンサ)

 オヤジ世代、スーパーカーブーム世代にお馴染みのイタリアン・カスタムブランドといえば、ANSAも有名だ。イタリアのエミリオ地方で誕生したこのマフラーメーカーは、1960年代以降、フェラーリのロードカーが純正品として採用するようになってから急速に発展した。

 いまでも趣味車が集まるイベントの取材時などに、マフラーの銘柄を確認するためクルマのリヤ側にまわり、ANSAが装着されていることを確認できるとどういうわけか嬉しくなるので、その神通力と快音は健在だ。

補助灯:キャレロ/マーシャル/シビエ/ルーカス

 ホイールやマフラーとともに、自動車趣味人がこだわるアイテムがもうひとつある。それは何かというと補助灯だ。照射パターンが横方向に広がるフォグランプが代表的なものだが、ほかにLoビームよりも照射距離が長く、横方向の広がりが少ないドライビングランプや、Hiビームよりも遠方かつ狭い範囲を照射するスポットランプなども存在している。

 こちらは定番ブランドが複数あり、イタリアのキャレロ、フランスのマーシャル(黒猫のロゴでお馴染み)およびシビエ、そして、イギリスのルーカスが一般的だ。筆者が24年前から愛用している1974年式のアルファロメオGT1600ジュニアは、購入時からマーシャル製のヘッドライトを使っている。

 アルファロメオはイタリア車なので、すぐさまキャレロ製のヘッドライトに変えてしまおうかと思ったが、ある日、GT1600ジュニアを購入したショップの棚にキャレロ製のフォグランプ/ドライビングランプが置かれているのを発見。ヘッドライトの交換をあきらめ、そちらを購入し、別のヒストリック・アルファ専門店で譲ってもらった補助灯用の分厚い鉄製ステーを件のショップに持ち込んで装着してもらった。

 愛車をモディファイ/ドレスアップする際に、どの部位にどのカスタムブランドの製品を奢るかによってオーナーのセンスの良し悪しがバレバレになってしまう。例えばカンパニョーロ・エレクトロンであれば、それが現役だった時代の考証をしっかり行いながら、パーツメーカーが誕生した背景なども調べ、最適なアイテムを装着してほしい。

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  • 『カンパニョーロ』は当時「極東」が扱い、「エレクトロン」の国産車用には写真の「101(28,000~35,000円)」のほか「102(28,000円)」「104(34,000円)」が用意されていました(1977-8カーグラフィックの広告より 以下同)。

    これ、同サイズの『RSワタナベ』が18,500円、『ハヤシストリート』が20,000円、『スピードスターMk1』が19,000円ですから、いかに高かったか!

    それに対し「イージーライダース」の扱う『クロモドラ』の定価は、カンパより1,000円安い程度と強気で、「フェラーリの足、クロモドーラ。」のキャッチと共に『365GTBB』の写真を載せてPRしているのが印象的です。

    ちなみにこの本に載る中古車は
    42年シルビア…150万
    45年スカイラインGT-R…198万
    48年同HT…340万
    73年ミウラ…900万
    77年ストラトス…900万

    です、嗚呼!
  • ホイールはクロモドラ、
    ブレーキはグリメカ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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