■「カローラ」初のSUVが人気! なぜ?
日本自動車販売協会連合会(自販連)が毎月公表している「乗用車ブランド通称名別順位(車種ごとの販売ランキング)」を見ると、トヨタ「ヤリス」シリーズとともにランキング上位となっているのが「カローラ」シリーズです。
【画像】まもなくマイチェン!? これが「新型カローラクロス」 画像を見る
1966年より製造・販売される乗用車ブランドですが、歴代モデルは主にコンパクトセダンを中心としたラインナップだったこともあって、ランキングを落としたこともありましたが、現在では2024年度の年間ランキングでも2位をキープするなど、好調なセールスを続けています。
なかでも、カローラ初のSUVとして2021年に国内投入された「カローラクロス」がヒット作となっていて、シリーズ全体(7車種)の約55%を占めているともされるほど人気です。
なぜカローラクロスが手堅い人気を誇っているのでしょうか。
トヨタSUVのなかで、カローラクロスは「ヤリスクロス」と「RAV4」の中間という絶妙なポジションにつけています。
コンパクトSUVでは物足りず、ミドルクラスほど大きくないサイズのカローラクロスは、日本の道路事情に最適なちょうどいいサイズが多くの人にマッチしているようです。
エクステリアのデザインは、派手さはないけどSUVらしいタフさが感じられ、尖りすぎていないところも幅広い層に受け入れられる理由となっています。
そしてカローラクロス最大の魅力となっているのが、車両価格の安さ。ハイブリッド車には4WD設定はあるものの、ガソリン車はFFのみという割り切った仕様とし、最廉価グレード「G X」(ガソリン・2WD)では218万4000円からという価格を実現しました。
なお、装備の充実度によって「松・竹・梅」とグレードが用意されており、ある程度欲しい装備を選ぶと300万円前後になってしまいますが、それでもまだ良心的な価格設定といえます。
ネット上の意見のなかには「ガソリン車の燃費が思ったほど優れていない(それでもカタログ数値ではガソリン車で14.4km/L)」、「リアの形状で後方視界が悪い」、「ブレーキが温まるまで鳴くことがある」といったものや「インテリアが地味過ぎる」と感じる人もいました。
ただ、販売の中心であるハイブリッドモデルのカタログ燃費は26.4km/L(FF/WLTCモード燃費)と十分すぎる低燃費性能で、室内空間もカローラシリーズ随一の広さと快適性を持ち合わせており、合格点だと言えるのではないでしょうか。
そもそもカローラクロスが売れているのは「カローラだから」という理由もありそうです。
カローラクロスを扱っているトヨタの販売店スタッフによると、子どものはじめてのマイカーとして購入したという人がいたとのこと。
「クルマは必要だけど詳しくないし、適度に使い勝手が良くて適度に燃費が良くて、古過ぎず、華美でないクルマを望まれるお客様は意外に多いです。
SUVが人気なのは承知しているがオフロードは走るつもりがなければ、安定の『カローラブランド』で、乗降性や視認性に優れるSUVの形状、しかも他車と比べてお求めやすい価格設定で、安全装備は充実しているから安心というお声を頂戴しております」
初心者でもベテランでも乗りやすく、実用的かつ派手すぎないという絶妙なキャラクターとなっているところが、カローラらしいところだと言えます。
そのうえ、SUV感覚を味わえる実用車が欲しい人にとって、カローラクロスは最適なモデルなのではないでしょうか。
※ ※ ※
国内デビューから4年が経過するカローラクロスですが、そろそろマイナーチェンジを受けるのではないかとウワサされています。
2024年にタイでマイナーチェンジ版のカローラクロスを発表され、直近では2025年5月8日に欧州と米国でもマイナーチェンジ版が発表、とくに欧州では新たなデザインの「GRスポーツ」も登場しています。
日本仕様もさらに進化することが予想されます。
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みんなのコメント
そうであれば既存ユーザーが気の毒だな。