■「那須岳」と「なす(成す)」の二重の意味
米国トヨタは2025年10月21日、2025年のSEMAショーに展示する、コンパクトSUV(北米市場での分類)の「カローラクロス ハイブリッド 那須エディション(Nasu Edition)」を世界初公開しました。
【画像】超カッコいい! これがトヨタ“新”「カローラ“クロス”」です! 画像で見る!(60枚)
カローラクロスは、カローラシリーズ初のSUVモデルとして2020年7月にワールドプレミアされ、日本では2021年9月に発売。都市での使い勝手と機能性を両立させたモデルとなっています。
現行の日本仕様は2025年5月に大幅改良を実施し、ガソリン車を全廃して全車ハイブリッドとなりました。
日本仕様のボディサイズは全長4455mm×全幅1825mm×全高1620mm(GR SPORTは全長4460mm×全高1600mm)で、価格(消費税込み)は276万円から389万5000円です。
那須エディションは、カローラクロス(北米仕様)の2026年モデルをベースに、オフロード性能とアドベンチャー精神を高めたトヨタの”実験的なモデル”として登場しました。
コンセプトには、日本の地名だけでなく、より深いメッセージが込められています。名称が日本の景勝地「那須岳」からインスピレーションを受けているのはもちろん、ボディに施された紫色のカスタムラッピングは、日本語の野菜「なす(茄子)」に由来しています。
さらに、日本語の動詞「なす(成す)」には「達成する」という意味があり、このコンセプトカーは「建てる、体験する、そして達成することを人々に促す」という、アクティブで前向きなメッセージを掲げています。
開発はトヨタのサービスパーツ・アクセサリー開発(SPAD)チームが担当しました。これは単なる展示のためのカスタマイズではなく、市販アクセサリーの拡張性を具体的に示し、ユーザーの創造的なアウトドアライフを刺激することを目的とした実験的プロジェクトです。
エクステリアは山岳路の走行に耐えるため、カスタムメイドのサスペンションリフトにより車高をアップ。全地形型タイヤと組み合わせたカスタムのトヨタトラックホイールが、そのタフな印象を際立たせます。
また、フロントおよびルーフに統合された補助LEDライトを装備し、本格的な夜間アドベンチャーにも対応します。
一方、心臓部にはベース車両である2026年モデルのカローラクロス ハイブリッドと同じ高効率なハイブリッドパワートレインを搭載。
2リッターのアトキンソンサイクル直列4気筒エンジンに3基のモーターを組み合わせ、システム合計で196PSの出力を発揮します。
駆動方式は電子制御四輪駆動、足まわりはトーヨー製「オープンカントリーA/T III」オールテレインタイヤ、カスタムされたトヨタトラックホイールを採用しています。
また、サムペンションはリフトアップされ悪路走破性を高めるとともに、タフなSUVを演出。高出力ハイブリッドシステムと組み合わせてオフロード性能も高めています。
ルーフ上にはアウトドアギアの積載に適したカスタムカーゴバスケットと、アーティキュレート(可動)するルーフキャリアを装備しています。
特に注目すべきは、ルーフキャリアに積載されたダウンヒルマウンテンバイクです。
これは、ダウンヒル競技の若き天才選手でジュニア世界チャンピオンのアサ・ヴェルメット選手のバイクへのオマージュであり、サイクリング愛好家との強い結びつきを示す狙いが込められています。
内装は快適な冒険を支える機能性に重点を置いています。汚れを気にせず使用できる実用性を確保しつつ、カスタムの引き出し式収納システムと、スライドトレイに載せられた冷蔵庫を搭載。
これにより長距離の旅やアウトドアでの利便性が大幅に向上し、コンパクトSUVでありながら「日常の用途を超えた新たな価値」を提供します。
カローラクロス 那須エディションは、その大胆なスタイルと本格的なオフロード機能、そして日本の文化に根差した深いコンセプトにより、コンパクトSUVセグメントの新たな可能性を探る一台です。(佐藤 亨)
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