創業期から成長期へ移行するBYDの戦略的価格見直し
「eモビリティを、みんなのものに」を創業時からの企業スローガンとしているBYD Auto Japan(以下、BAJ)は、1月に開催したBYD事業方針発表会のなかで、今後を「創業期から成長期」に移行する時期として以下の活動目標と約束を宣言した。
BYDが強いのは「バッテリー技術」が手の内にあるから! 今後も「自動車メーカー以外」がEVの世界で躍進する可能性は大
BAJの今後の活動目標は次のとおり。
(1):さらなる認知獲得のための「話題づくり=コミュニケーションの強化」 (2):お客さまに安心をお届けする「拠点づくり=販売店ネットワークの拡大」 (3):クルマの電動化社会と日本の低炭素社会を推し進めるための「実績づくり=プロダクトの拡充」
続いて「BAJの3つの約束」として宣言された内容は次の通りだ。
(1):多くの人々のeモビリティへの移行をサポート (2):さらなる電動車両の普及を促進 (3):日本の政府目標(CO2排出削減)の達成に貢献
これらは、BAJのいわゆる経営方針として捉えることができ、今後の中長期的な車種展開に備え、商品ポートフォリオの最適化を進めるとしている。
それらを受け、BAJは日本国内におけるBYDラインアップのうち、SEAL(シール)を除く2車種3グレードについて、4月1日から値下げ方向での価格見直しを図った。これにより、BYDを身近に感じてもらい、次の愛車購入候補にBYDが選ばれる環境を整えるのが目的だとBAJはアナウンスしている。
アンダー300万円のドルフィンが通常ラインアップ化
コンパクトEVの「DOLPHIN(ドルフィン)」は、従来エントリーグレードを担っていた車両本体価格363万円の「ドルフィン」を廃止。かわりに、昨年11月にドルフィンの日本発売1周年を記念して発売された限定車「ベースライン」と呼ばれるグレードが通常ラインアップに加わった。
ベースラインは300万円以下で買えるEVとして注目を集めたが、通常ラインアップ化された今回も299万2000円という値ごろ感のある価格設定を維持した。これによりドルフィンの通常エントリーグレード価格は一気に63万8000円も安くなったのだから、ライバルは戦々恐々としていることだろう。
また、ドルフィンの上級グレードにあたる「ロングレンジ」も、今回を機に従来価格から33万円安となる車両本体価格374万円に変更された。
もう1車種、BYDのミドルサイズSUV「ATTO 3(アットスリー)」も価格見直しの対象となり、従来価格から32万円安の車両本体価格418万円と発表されている。
物価高騰と為替の兼ね合いから、値上げ方向の価格見直しが相次ぐなかでのBYD値下げの動き。よりEVが身近に感じられる手ごろな価格設定となり、消費者としては歓迎的な変更ではあるが、その一方でライバルメーカーにとっては脅威に映るかもしれない。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
突然「ゴールド免許」はく奪!? “無事故・無違反”なのに「ブルー免許」強制格下げ…なぜ? 意外な「うっかり落とし穴」とは
なぜ高速料金所は渋滞でも「全レーン開放」しない? 開ければいいのに…「意外な理由」とは
ついに建造スタート 海自の新装備「哨戒艦」そもそも護衛艦とはドコ違う? 進水→就役も早い!
日産「新型エルグランド」初公開! 15年ぶり“全面刷新”で今年度中に登場へ! 斬新「ウロコ顔」×横一文字テールに史上初「ハイブリッド」も採用!? 元祖「ミニバンの“王”」特徴は?
リッター「約29km」も走る!? 低燃費×快適空間がサイコー! 家計に優しい「低燃費ミニバン」5選!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント