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新型メルセデス・ベンツCクラス日本上陸! 価格は654万円から

掲載 更新 8
新型メルセデス・ベンツCクラス日本上陸! 価格は654万円から

6月29日、メルセデス・ベンツ日本は、新型「Cクラス」の日本仕様を発表した。

ボディはわずかに拡大

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新型Cクラスは初代から数えて5代目。2014年から日本での販売が始まった先代Cクラスは、セダンとステーションワゴンあわせて累計約10万台以上が輸入されたという。

かつてCクラスといえば、メルセデスの入門モデルとして位置付けられていたものの、現在はFWD(前輪駆動)モデルのAクラスがその役目を担っている。新型Cクラスは、Dセグメントに属する“小さな高級車”として、独自のポジションを占める。

新型のデザインは、すでに販売されている現行Sクラスを彷彿とさせるもので、先代比で全幅は10mm、全長は65mmのプラスとなり、伸びやかでスポーティなシルエットを得た。サイドウインドウ下端に近いショルダー部にフロントからリアまでを貫く「キャットウォークライン」と呼ぶキャラクターラインを通し、車高を低く、そしてスマートに見せる効果を狙ったという。

LEDヘッドライトは、新型Sクラス譲りの薄型デザイン。フロントグリルの中央には、これまでとおなじくスリーポインテッドスターを据えた。AMGラインを選ぶとフロントグリルとフロントバンパーは専用デザインになる。

Cd値はセダンが0.24、ステーションワゴンが0.27で、クラストップレベルをうたう。

新型Sクラスゆずりのハイテク装備も

内装も新型Sクラスを想起させる。インパネには11.9インチの縦型のインフォテインメント・ディスプレイを設置、ドライバー側に6°傾けて、視認性と操作性を高めたという。

メーターは、12.3インチのフルデジタルで、表示内容は複数パターンから任意で選べるという。ナビゲーションマップも表示出来る。ステアリング・ホイールも新型Sクラス譲りの新デザインで、ナビゲーションシステムや運転支援システムの操作を、すべて手元でも完結出来るようになったという。くわえて、AI(人工知能)を使った音声対話システムMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)を搭載するので、声でも操作出来る。

ナビゲーション機能には、日本で販売されるDセグメント車初のAR (Augmented Reality = 拡張現実)機能をオプション設定した。従来は、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路がハイライトされただけだったが、新型Cクラスでは、それに加えて、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき道路に矢印が表示される。

生体認証(指紋、声)によるドライビング・ポジションの登録・設定も出来るようになった。登録した指紋や声によって、シートやステアリング・ホイール、サイドミラーなどのポジションを呼び出せるという。

室内を彩る「アンビエントライト」は、64色から選べる。エアコンの温度設定に連動し、赤や青に光るという。乗車時は、乗員を迎え入れるための専用の演出も用意された。

居住性も改善された。ホイールベースは従来から25mm、後席レッグルームは21mm伸びた。後席ヘッドルームも13mm増えて、リアシートのスペースがゆとりあるものになった。

全モデル電動化

搭載するパワーユニットは、すべてモーターを組み合わせたハイブリッド仕様。「C200」は、204psと300Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジンを、「C220d」は、200psと440Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボ・エンジンを、それぞれ搭載する。いずれもマイルドハイブリッドシステムの「ISG(Integrated Starter Generator)」との組み合わせられる。モーターは15kWと200Nmを発揮する。

2022年に導入予定の「C350e」(セダンのみ)は、204psと320Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジンに、95kWと440Nmを発揮するモーターを組み合わせるPHEV(プラグ・イン・ハイブリッド)モデルだ。25.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、満充電時は電気のみで100km走行出来るという。

組み合わされるトランスミッションは、全モデル「9G-TRONICオートマチックトランスミッション」になる。

オプションで後輪操舵システムの「リア・アクスルステアリング」も選べる。

約60km/h以下では、リアホイールをフロントホイールとは逆方向に最大2.5°傾けることで、駐車場などのシーンで扱いやすくなるという。約60km/hを超えると、同方向に最大2.5°傾け、走行安定性を高める。

先進安全技術もアップデートされた。新型Sクラスにも搭載される最新の長距離レーダーやステレオマルチパーパスカメラ、12個の超音波センサーなどを搭載する。これにより、操舵支援がより緻密に制御され、衝突被害軽減ブレーキは検知対象が拡大された。

新型Cクラスの価格は、C200アヴァンギャルドが654万円(セダン)/680万円(ワゴン)、C200 4マティック アヴァンギャルドが684万円(セダンのみ)、C220dアヴァンギャルドが682万円(セダン)/708万円(ワゴン)。C350eアバンギャルドは今後明かされる。ハンドル位置はすべて右のみ。

文・稲垣邦康(GQ)

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みんなのコメント

8件
  • エクステリアはこのクラスで最高に良いがインテリアは好みが分かれますね。
    モバイルを2枚置いたようなメーター&操作パネルは未来的ではありますが安っぽく見えます。
  • 見慣れれば、又違ってくるんじゃないかと思います。

    唯、高くなりましたね。

    所得が上がらないのも、ありますけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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