F1は今月、ラスベガスGPの初開催を控えている。しかし、現王者のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、このイベントがレースよりもショーのためのモノだと受け取っているようだ。
ラスベガスでのF1開催にあたり、F1は多大な労力と資金を投じており、11月18日の開催に向けてプロモーションにも力を入れている。彼らはストリートサーキットを準備する中で、ピットやパドック用となる土地を約300億円かけて購入しているが、これも前例の無いことだ。
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ただ、そのコースはフェルスタッペンを満足させるようなモノになっていない。全長6.201kmのコースは3つの長い直線をつなぎ合わせるレイアウトとなっているが、彼はこのコースがレースそのものよりもショーを楽しむためのものになっていると考えている。
ラスベガスGPのレースに向けた考えを訊かれたフェルスタッペンは次のように語った。
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「まず最初に、コースのレイアウトを見る限り、レースそのものよりもショーが目的みたいだ」
「僕は実際そこまで興味はない。僕はそこに行って、自分のすべきことをして、そしてまた次に向かう、そんな感じだよ」
フェルスタッペンはラスベガスがモナコに似ているのかとも尋ねられたが、彼はその質問に対しては一概に同じとは言えないと語った。
「ああ。でもモナコには歴史があり、場所そのものが特別だからね。一度はモナコに誰もが行ってみたいと思うだろう。本当に比較することはできないんだ」
ただフェルスタッペンも最近の北米でのF1人気に貢献しているNetflixのドキュメンタリーシリーズの成功をより利用することを目指していることや、ラスベガスGPの追加がF1に付加価値をもたらすことは認めている。だが彼はその点も「自分はあまり興味のないことだ」と語った。
一方で、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンからはラスベガスのコースレイアウトが“シンプル”に見えても、長い全開ストレート区間によって実際にはオーバーテイクが促進されるかもしれないと考えているようだった。
「レイアウト面ではとてもシンプルなサーキットだし、慣れるのは簡単だろう。コースはとても興味深いね。かなり多くの複合コーナーがあって、簡単にフロントをロックしてしまうだろう。僕らのマシンにとっては良いことじゃない。でも大丈夫だ」
「一つ興味深いのは路面の荒さとバンプだ。彼らがこの点でどれくらいいい仕事をしているのか気になる」
「レースについては、オーバーテイクが多くあるだろう。少なくとも僕がドライブした限りでは、チャンスがかなりある。オーバーテイクできる場所は多いよ。ストレートも本当に長いからね」
「特に、最終コーナーからターン1に向けたところは、接近するのが難しくない場所だ。だからかなりオーバーテイクが起こると思う」
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