■常磐道を爆走する「不正改造車」一斉摘発
国土交通省 関東運輸局は2025年6月9日、茨城運輸支局で実施した特別街頭検査の内容を公表しました。
【画像】「えっ…!」 これが不正改造車「摘発の瞬間」です! 画像で見る(50枚以上)
38台の車両を検査し、6台の不正改造車に整備命令書を交付したといいます。
不正改造車とは、公道を走行するのに守らなければならない保安基準に適合しないクルマなどのことです。非常に危険な状態で、他の交通にも影響を及ぼします。
例えばライト類の色を変えたり、正しくない光り方をすると、遠くから見てクルマの正体や大きさ、進行する向きなどが分かりません。
また、いわゆる「出っ歯・竹ヤリ」と呼ばれるような、大きなウイングや張り出したスポイラー、異常な大きさのマフラーを取り付けると、周りの人やクルマに接触したり、走行中に脱落したりして周囲に損害を与える可能性があります。
もし事故が起きれば、人などに多大な傷害を与えるかもしれません。
爆音を撒き散らすマフラーを取り付けると、始動・走行時に近隣にこだまして子どもには恐怖を与え、寝ている人を叩き起こすなど大迷惑です。運転手自身もクラクションや緊急車両の音などがかき消され、危険です。
こうした不正改造は、主に「暴走族」(珍走団とも)が行っているほか、かつて暴走族のメンバーだった中年が当時を忘れられず、旧い車種で暴走族まがいのことを行う「旧車會」、埠頭などに集まってクルマを横滑りさせる「ドリフト族」などが行っています。
しかもこれらの連中は、不正改造車などで迷惑走行する以外にも、高速道路のパーキングエリアを占領したり、夜に道の駅などの施設に集まって空ぶかしやドリフトなどの暴走行為を行うなど、近隣住民や一般ドライバーに多大な迷惑を及ぼしています。
茨城県内では、常磐道の守谷SAや圏央道の江戸崎PAなどでしばしば改造車両集結のために閉鎖が行われているほか、国道6号や294号、125号などで夜間に爆音走行する輩がいる現状があります。
今回、茨城運輸支局では、自動車技術総合機構関東検査部と連携し、茨城県警と高速道路を管理するNECXO東日本と合同で、常磐道下りの友部サービスエリアで特別街頭検査(検問)を実施。
関東運輸局によると、「主に常磐自動車道友部サービスエリアにおいて、騒音等により一般ドライバーや施設利用者に多大な迷惑を及ぼしている行為が後を絶たない」と、一向に減らない不正改造車の輩に業を煮やしているようです。
検査は2025年6月7日、同サービスエリアで午前9時半から11時半まで実施。オートバイ37台、クルマ1台の合計38台に対し、不正改造がないかを調べました。
このうち6台で、騒音基準を満たさないマフラーの取り付け、後写鏡の取外し・面積不足、後部反射器の取外しが確認されました。
6台には「15日以内に、保安基準に適合するようにクルマを直して見せに来なさい」という内容の「整備命令書」が交付され、改造車の所有者は最寄りの陸運局などにクルマを直して持っていき、確認を受ける必要があります。
関東運輸局は「6月を『不正改造車を排除する運動』の強化月間として取り組んでいます。」とし、引き続き不正改造車の撲滅を目指す構えです。
※ ※ ※
なお茨城県警では、暴走族や旧車會に関する情報を求めています。
例えば、「暴走族が頻繁に集まる場所や時間を知っている」「大きな爆音を立てて走る車やバイクの置き場所を知っている」「旧車會(旧車会)等の集団走行の情報を知っている」などの情報があれば、電話またはメールでの提供を呼びかけています。(くるまのニュース編集部)
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