2021年のF1では、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、毎戦のように激しい優勝争いを繰り広げている。この状況についてマクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、ふたりがコース上でクラッシュし、物議を醸す原因になることは時間の問題であると考えているようだ。
ハミルトンとフェルスタッペンは、ここまで激しく戦いつつも、クリーンなバトルが保たれている。しかしブラウンCEOは、その激しさ故に、ある時点でふたりが接触するのは避けられないはずだと指摘する。
■レッドブル&フェルスタッペンを僅差で下す姿が、ハミルトンの価値をさらに高める? リカルドが提言
「彼らのライバル関係はこのスポーツにとって素晴らしいことだと思う」
ブラウンCEOは、マクラーレンの”ガルフオイル”特別カラーリングの発表会に出席した際にそう語った。
「うまくいけば、今年のある時点で、それが我々にとってのチャンスを生み出すことになるだろう。なぜなら彼らが、ターン1の飛び込みで諦めず、どちらも姿を消すということになるのは、時間の問題だと思うからだ」
「でもこの状況は、F1にとっては素晴らしいことだ。ルイスはニコ(ロズベルグ)に敗れた1年(2016年)を除けば、かなり楽に戦ってきた」
「だから、今年は素晴らしいライバル関係だと思う。マックスは、ルイスのレベルにステップアップしたのだと思う。彼には、多くのステップアップを必要していたわけではないが、今や間違いなく、先頭争いに参加している」
「ルイスが非常に頭が良いドライバーだということは明らかだ。彼はチャンスを逃さず、そして感情が昂るようなこともない。それは、彼の経験から来るモノだと思う」
マクラーレンのドライバーであるランド・ノリスは、ハミルトンとフェルスタッペンのアプローチについて、興味深い見解を語った。
「マックスは(スペインGPでの)ターン1のように、チャンスを逃さないことに集中している」
そうノリスは語った。
「それはかなりリスキーなことだ」
「もしルイスが気にせずターンインしていたら、彼らはクラッシュしただろう。それでマックスは、ルイスの動きを信頼していたんだろう。しかしレッドブルの方が少し遅いから、あの段階ではマックスが取るべきリスクだっただろう」
「しかし、それはそれで、見ている分には楽しくなるモノだ。だってルイスは、マックスを抜き返そうとしなければならなくなるからね。だから、見ていて楽しいんだよ」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ストロール「SC出動時に前方のクルマが急減速し、接触を避けられなかった」:アストンマーティン F1第5戦決勝
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
【MotoGP】マルケスのホンダ離脱がヤマハを「目覚めさせた」クアルタラロの2年契約延長にもプラス作用
オコン「パフォーマンスの面でわずかに進歩。大急ぎでアップグレードを用意したチームに感謝」:アルピーヌ F1第5戦決勝
【角田裕毅F1第5戦分析】問題を抱えながらも最後列スタートを選択。リタイアに終わるも一段と成長した振る舞いを見せる
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?