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ベースは『スズキ・ジムニー(SJ410)』? 父親と自作したオフロード車、シュノーケルや消火器も搭載 いつかは『特攻野郎Aチーム』のオマージュに

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ベースは『スズキ・ジムニー(SJ410)』? 父親と自作したオフロード車、シュノーケルや消火器も搭載 いつかは『特攻野郎Aチーム』のオマージュに

亡き父との思い出の1台

英国在住のアンディ・レイチャーさんが所有するこの四輪駆動車は、鋼管をつなぎ合わせて作られたお手製の1台だ。しかし、最初は何を作ればいいのかまったく見当もつかなかったという。

【画像】英国でも長年にわたり愛されてきた小型オフロード車【スズキ・ジムニーを詳しく見る】 全38枚

「溶接工だった亡き父とわたしは、行き当たりばったりで鋼管フレームを製作しました。その場その場で決めたことを、そのまま実行しました。今こうして見えているものは、製作中に直面した数々の課題の単なる結果に過ぎません。基本的には、『これとあれをどこに配置しようか?』という発想で進めていきました」とアンディさんは語る。

そうしてできたのが、このクルマだ。しかし、少なくともベースとなるシャシーはあった。

「もともとは、スズキSJ410 1.0のソフトトップモデルでした。12年前に、エンジンとステアリングホイールが付いた自走可能シャシーとして購入したものです。チューブフレームと追加装備により、元の車両重量に200kg弱が上乗せされましたよ」(日本版編集部注:SJ410は、1982年に発売されたSJ40型ジムニーの輸出仕様です)

オフロード用の装備満載

その「追加装備」には、オフロード走行に不可欠なあらゆる装備が含まれていると、アンディさんは説明する。

「もちろんシュノーケルとオールテレーンタイヤは備えていますが、さらにスナッチブロック付きのライノ製ウインチを2基装備し、ギア比を調整して牽引力を高められるようにしています。ボンネットには小さなシャベルと荷締めベルトが2本、後部にはスペアタイヤ、燃料缶、補助バッテリー、さらに荷締めベルト、そして狭い溝を渡るための橋として使うワッフルボード(格子状の板)が2枚積んであります」

「車内には、ケータハムのレーシングハーネスを装着したバケットシートが2つ、レースカート用のステアリングホイール、消火器、カメラ、そしてエンジンがとんでもない騒音を立てるので耳栓も1組ありますよ! 冷却にはトヨタ・アベンシスのラジエーターと、これもまたケータハムから調達したファンを使っています」

自動洗浄機能も搭載

丁寧に作り込まれたインストゥルメントパネルには、見応えのあるダイヤルやスイッチ類が並んでいるが、筆者の目はヘッダーレールに沿って取り付けられたスイッチに引き寄せられた。

「これらは一連の電動バルブを制御するもので、高圧ポンプ付きのタンクに貯めた水を使って、車両の各部分を遠隔操作で洗浄できるようになっています。圧力を最大にすると、水はジェットウォッシュのように噴き出します。運転席からヘッドライト、スポットライト、リアウィンドウ、そしてカメラを洗浄できるんです。泥の中を猛スピードで走り抜ける時には重宝しますよ」

猛スピードとは言うものの、実際には、アンディさんはそれほどスピードを出さないという。

「実のところ、オフロードは怖いです。サスペンションのストロークが極めて短いんです。初めてオフロードに持ち出した時、壊してしまいました。つい衝動に駆られてジャンプしたら、着地時にリアから地面にぶつかり、リアサスペンションやトランスミッションの一部、ハンドブレーキが壊れてしまいました。その後3日間、修理に費やしましたよ」

映画の劇中車へのオマージュに

とはいえ、アンディさんは愛車のオフロード性能の低さを気にしていないようだ。ただクルマの改造を楽しんでおり、しかもまだ完成には至っていないという。

「計画としては、武器を取り付けるためのプラットフォームをいくつか製作するつもりです。武器自体も自分で作りますよ」と彼は言う。

「後部に可動式の地対空ミサイルを装備し、前部にはガトリング砲2門か単銃身の機関銃2挺を載せるつもりですが、まだ決めかねています。これらが揃えば、『特攻野郎Aチーム』へのオマージュになるでしょう」

アンディさんの父親が溶接トーチを手に取った時、そんなことまで想定していたかどうかは定かではない。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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