現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【タフトで盛り返すか?】軽自動車の販売 4月は、大震災以来の10万台割れ 新型コロナウイルス

ここから本文です

【タフトで盛り返すか?】軽自動車の販売 4月は、大震災以来の10万台割れ 新型コロナウイルス

掲載 更新 16
【タフトで盛り返すか?】軽自動車の販売 4月は、大震災以来の10万台割れ 新型コロナウイルス

全ブランドが減 シェアはダイハツに軍配

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

【画像】ダイハツ・タフト新型 発売前でも細部が判明【詳細画像】 全29枚

2020年4月期の軽自動車の国内新車販売台数は、前年同月比33.5%減の9万8255台と7か月連続でのマイナスとなった(速報値:全国軽自動車協会連合会まとめ)。

この結果、東日本大震災後の2011年5月以来となる10万台割れに落ち込んだ。

4月期のブランド別新車販売台数では、全ブランドがマイナスを記録する。そのなかで、ダイハツは前年同月比29.8%減の前年割れとなったものの、3万3185台を販売。2か月ぶりのシェアトップについた。

前月トップのスズキは、同44.8%の大幅減の2万5910台に落ち込んで第2位に陥落する。第3位には、同24.1%減の2万2660台でホンダが位置。

また、3月に軽スーパーハイトワゴンの新型ルークスの販売をスタートさせた日産は同28.6%減(8523台)。同じく軽スーパーハイトワゴンの新型eKクロススペース/eKスペースを発売した三菱自は同50.9%減(1773台)と、新車効果が及ばすに苦戦した。

一方、OEM供給を受けるブランドでは、スバルが前年の低成績もあって同9.2%減(1639台)と唯一1桁減に抑えたものの、トヨタは同24.8%減(2597台)、マツダは同30.8%減(1966台)と大きく落ち込んだ。

販売が伸び悩んだ4月の動向と今後の展望について、関係者の話を聞いてみよう。

新型コロナウイルスで、納車遅れも

4月期の軽自動車の新車販売動向に関して業界団体の関係者は、「消費税アップに伴う反動減や消費マインドの低迷に加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言よって販売店への客足が鈍ったことが、大幅なマイナスを記録した要因」と指摘。

さらに、「メーカー側が実施した生産調整によって、受注していた新車をユーザーに納車できなかったことも影響している」と解説する。

今後の市場の動きについては、「新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が5月31日まで伸び、先行きに対する不安などから新車の購入を躊躇するユーザーが、今後さらに増加する見込み。また、多くのメーカーが生産調整の継続を実施する予定で、納車もスムーズにいきそうにない。景気下降に需要減退、そして生産縮小という三重苦によって、5月期はいっそう厳しい状況になるだろう」と分析した。

販売の巻き返しについては、「回復への足がかりは、新型コロナウイルスの感染拡大の終息、政府が打ち出す景気刺激策、そしてダイハツが6月に発売を予定する新世代軽クロスオーバーモデルのタフトの動向次第になる」と示唆した。

合計ランキング 上位に登録車

4月期の軽自動車の車名別ランキングでは、ホンダNボックスが前年同月比27.6%減ながら、唯一1万台オーバーの1万4034台を達成。5か月連続でのトップにつく。

続く第2位には、同28.7%減ながら8295台を成し遂げたダイハツ・タントが前月と同順位で位置。

第3位には、同31.5%減ながら6877台を販売して1ランクアップを果たしたダイハツ・ムーヴが、第4位には同55.8%減の6426台と落ち込んだスズキ・スペーシアが1ランクダウンで入った。

なお、登録車と合わせた車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックス(1位)、トヨタ・ヤリス(2位)、ホンダ・フィット(3位)、ダイハツ・タント(4位)、トヨタ・シエンタ(5位)の順になり、久々に登録車が3モデルもランクインした。

話題のニューモデルの動きを見ていこう。

生産を再開したホンダNワゴンは、同19.1%増の4682台を販売して第6位に。1月に新型に切り替わったスズキ・ハスラーは、前年同月比10.5%減ながら4294台を達成して第7位に位置。

また、3月に発売した日産ルークスは、2868台を記録して第11位に。eKクロススペース/eKスペースを含む三菱eKは、同57.3%減の1297台と苦戦して第13位に甘んじた。

こんな記事も読まれています

四日市→セントレアをスムーズに 東海JCTの工事進捗は 伊勢湾岸道のランプ橋
四日市→セントレアをスムーズに 東海JCTの工事進捗は 伊勢湾岸道のランプ橋
乗りものニュース
シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
レスポンス
マツダが新しい「3列シート車」世界初公開! 直6エンジン&FRシャシーの新型「CX-80」は“全長5m級”のラージSUV!! 日本仕様もまもなく発表!?
マツダが新しい「3列シート車」世界初公開! 直6エンジン&FRシャシーの新型「CX-80」は“全長5m級”のラージSUV!! 日本仕様もまもなく発表!?
VAGUE
ホンダ新型「N-BOX SUV」今夏発売!? アウトドア風「ジョイ」待望の登場か 見た目はどうなる?
ホンダ新型「N-BOX SUV」今夏発売!? アウトドア風「ジョイ」待望の登場か 見た目はどうなる?
くるまのニュース
便利なだけじゃ嫌! ホンダ「ADV160」はカッコよさと走行性能も兼ね備えたビックスクーターの新たな選択肢
便利なだけじゃ嫌! ホンダ「ADV160」はカッコよさと走行性能も兼ね備えたビックスクーターの新たな選択肢
バイクのニュース
500万切りは夢だったか? ガソリンのGXは後出し? [新型ランドクルーザー250]の値付けを整理してみた!
500万切りは夢だったか? ガソリンのGXは後出し? [新型ランドクルーザー250]の値付けを整理してみた!
ベストカーWeb
農道のティレル! 軽トラ6輪車ホンダ「アクティ クローラ」は現在入手困難!? キャタピラを装着すればバツグンの悪路走破性に!
農道のティレル! 軽トラ6輪車ホンダ「アクティ クローラ」は現在入手困難!? キャタピラを装着すればバツグンの悪路走破性に!
Auto Messe Web
MK KASHIYAMAの「GP-588MK」ブレーキクリーナーがパッケージリニューアルで、ブランドカラー化!  
MK KASHIYAMAの「GP-588MK」ブレーキクリーナーがパッケージリニューアルで、ブランドカラー化!  
モーサイ
スイッチ押すだけ90秒! 超ラク設営のエアテント「Tradcanvas オートエアマジックドーム DUO」【車に積みたいアウトドアアイテム】
スイッチ押すだけ90秒! 超ラク設営のエアテント「Tradcanvas オートエアマジックドーム DUO」【車に積みたいアウトドアアイテム】
月刊自家用車WEB
6000人のランボルギーニファンが熱狂! 歴史的なイベントをイモラサーキットで開催
6000人のランボルギーニファンが熱狂! 歴史的なイベントをイモラサーキットで開催
Webモーターマガジン
トヨタ新型「FJクルーザー」!? 復活待望の「ラダーフレームSUV」! 丸目&タフデザインは継続な「次期型モデル」予想CGがスゴイ
トヨタ新型「FJクルーザー」!? 復活待望の「ラダーフレームSUV」! 丸目&タフデザインは継続な「次期型モデル」予想CGがスゴイ
くるまのニュース
納車1~2か月後の悲劇! テスラEV「サイバートラック」のボディに、突如「オレンジ色の斑点」が現れ始めたワケ
納車1~2か月後の悲劇! テスラEV「サイバートラック」のボディに、突如「オレンジ色の斑点」が現れ始めたワケ
Merkmal
トラックリミット違反でラップタイム抹消……なしよ! ノリスのスプリント予選ポールラップが復活した理由
トラックリミット違反でラップタイム抹消……なしよ! ノリスのスプリント予選ポールラップが復活した理由
motorsport.com 日本版
ブリッツの「テレビナビジャンパー」にトヨタ/ダイハツ、ホンダのディーラーオプションナビの適合が追加
ブリッツの「テレビナビジャンパー」にトヨタ/ダイハツ、ホンダのディーラーオプションナビの適合が追加
レスポンス
F1第5戦木曜会見:「勝つための要素が揃ってきている」アストンマーティンと“最後の契約”を結んだアロンソ。決断に満足
F1第5戦木曜会見:「勝つための要素が揃ってきている」アストンマーティンと“最後の契約”を結んだアロンソ。決断に満足
AUTOSPORT web
GWに行きたい遊べる「道の駅」ランキング、3位香川・小豆島オリーブ公園、2位愛媛・虹の森公園まつの、1位は?
GWに行きたい遊べる「道の駅」ランキング、3位香川・小豆島オリーブ公園、2位愛媛・虹の森公園まつの、1位は?
@DIME
ヤマハ「XSR900GP」 往年のGPマシンを彷彿とさせるヘリテージモデルを5月20日に発売
ヤマハ「XSR900GP」 往年のGPマシンを彷彿とさせるヘリテージモデルを5月20日に発売
バイクのニュース
F1中国GPの”ペイント”路面処理、FIAは把握もチームやピレリに知らされず「現地入りして驚いた」
F1中国GPの”ペイント”路面処理、FIAは把握もチームやピレリに知らされず「現地入りして驚いた」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

16件
  • ハスラーかと思った。もし自分がこのカテゴリーの車買うとしたら間違いなくハスラーを買う。ダイハツは昔のほうがよかった。
  • そういえば、ダイハツってスズキのようにハイブリットっていまだにないんだね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

132.0180.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

93.8590.0万円

中古車を検索
タフトの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

132.0180.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

93.8590.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村