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F1メキシコFP1:ハミルトン首位も、フェラーリ優位か? レッドブル・ホンダのフェルスタッペン3番手に続く

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F1メキシコFP1:ハミルトン首位も、フェラーリ優位か? レッドブル・ホンダのフェルスタッペン3番手に続く

 F1第18戦メキシコGPのフリー走行1回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。

 一部では週末を通して雨がちな天気予報も出ているエルマノス・ロドリゲス・サーキット。降雨はないものの、前日の夜から降った雨の影響で、路面にはところどころウエットパッチが残る状態でFP1がスタートした。気温は16度、路面温度20度というコンディションだ。

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 マクラーレンのランド・ノリスを先頭に各車がコースイン。インスタレーションラップということもあって、インターミディエイトタイヤを使ったマシンも多かった。

 標高約2200メートルの高地という特殊な条件での走行となるため、測定装置をつけて走行するチームやフロービズを使って気流の可視化をするチームも目立った。

 今後のセッションのため、インターミディエイトタイヤをあまり使いたくないという思惑もあってか、1台もタイム計測を行うマシンがないままセッション序盤の25分が経過。しかしロバート・クビサに代わってFP1に出走しているニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がソフトタイヤで走り出したのをきっかけに、各車がスリックタイヤでの走行を開始した。

 ミディアムタイヤを履いたバルテリ・ボッタス(メルセデス)がマシンをスライドさせながらも1分21秒台のタイムを記録しひとまずトップに。その後も各車がタイムを縮め、ハミルトンが1分19秒463を刻んでトップとした。

 レッドブル勢はいきなりソフトタイヤで走行。マックス・フェルスタッペンが1分19秒035を記録するが、路面コンディションは少しずつ改善しているようで、ハミルトンがミディアムタイヤのまま1分19秒004をマーク。さらにシャルル・ルクレール(フェラーリ)もミディアムタイヤで1分18秒849までタイムアップした。

 フェルスタッペンはセクター2で全体ベストを更新するなど好ペースを刻んでいたが、セクター3でタイヤをロックさせアタックを中断。他にもブレーキングで白煙を上げてコースオフを喫するマシンが多く見られた。

 セッション開始から40分が経過し、各車がピットインして1セット目のタイヤを返却。この間にマシンのセットアップを変更しているのか、クルーがサスペンションやブレーキ周辺で作業をしているチームも多かった。

 しばらくコース上を走行するマシンがない状態が続いたが、残り時間40分を切り、ラティフィから走行再開。これを皮切りに、少しずつコース上を走行するマシンが増えていった。

 2セット目のソフトタイヤを投入したアレクサンダー・アルボン(レッドブル)が、ここでセクター2、3の全体ベストを更新して1分17秒949をマーク。9番手からトップに浮上した。

 メルセデス勢もソフトタイヤを投入しアタックに向かおうとするが、このタイミングで赤旗が掲示されてしまう。ランス・ストロール(レーシングポイント)が最終コーナー手前のターン16で挙動を乱し、バリアにクラッシュしてしまったのだ。ピット入り口が近かったこともあり、なんとか動き出したストロールはそのまま自走でピットインした。

 バリア修復のため約12分ほどセッションが中断された後、残り時間21分から走行再開。このタイミングで新品のソフトタイヤを投入するマシンも多かったが、フェラーリやトロロッソは2セット目のミディアムタイヤを履いての走行となった。

 ここで速さを見せたのはハミルトン。全セクターでベストを更新し、1分17秒327を叩き出した。これに対し、フェルスタッペンはセクター1でハミルトンのペースを上回ったものの、0.145秒及ばなかった。また、ミディアムでアタックしたルクレールもハミルトンの0.119秒差に迫り、その間に割って入った。

 その後、フェルスタッペンはわずかにタイムを更新するも3番手は変わらず。その他に大きくタイムを更新したマシンはなく、セッションが終了した。

 セッショントップはハミルトンだったが、ミディアムタイヤで2番手につけたルクレールがFP2ではさらに速さを上げてきそうだ。

 メキシコGPで2連勝中のフェルスタッペンは0.134秒差の3番手。アルボンも4番手に続いた。

 5番手ボッタス、6番手ベッテルはうまくアタックできなかったのか、共にチームメイトから離される形となった。

 中団チームでは、マクラーレンのカルロス・サインツJr.が7番手タイムを記録し一歩リード。しかしながら、ミディアムタイヤでピエール・ガスリーが8番手、ダニール・クビアトが9番手につけており、トロロッソ・ホンダもまずは順調な滑り出しを見せたと言って良さそうだ。

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