2021年、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)と最終戦までタイトルを争うも、レース終盤のセーフティカーが不利に働き土壇場で連覇を逃す形となったルイス・ハミルトン(メルセデス)。彼は最終戦の後、公の場で発言することなく、沈黙を続けている。
これに対してメルセデスのトト・ウルフ代表は、ハミルトンがF1に幻滅していると語っており、FIAの新会長であるモハメド・ベン・スレイエムも、ハミルトンが壊れてしまったのではないかとコメントしていることから、7度のF1王者が2021年を最後にF1を去ってしまうのではないかという憶測も広がっている。
■FIA新会長、ハミルトン電撃引退の噂について発言「彼が辞めるとは思わない。彼が何か言ったのか?」
そんな中、2009年のF1ワールドチャンピオンであり、かつてマクラーレンでハミルトンとチームメイトだったジェンソン・バトンは、ハミルトンが8度目の王座を目指すためにF1に残るだろうと楽観視している。
イギリスのテレビ番組に出演したバトンは、次のように話した。
「彼がレースを続けてくれることを心から願っている」
「彼は8度目のタイトルを獲得して、歴史上最も輝かしい実績を残したF1ドライバーになりたいと思っているはずだから、レースを続けると思っている。彼はきっとそれを成し遂げる」
F1関係者の中で、ハミルトンの現役続行を信じてやまないのはバトンだけではない。マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンも、今月初めに次のように語っていた。
「彼は戻ってくるはずだ」
「彼はレーシングドライバーで、その道のトップに立つ存在だ。もちろん、彼は腹を立てているだろう。でも、レーシングドライバーはレースがしたいはずだし、彼はファイターだ」
「彼はF1に戻ってきて8度目のチャンピオンを狙うだろう。引退する準備はできていないと思う」
「これは個人的な意見になるが、一度ヘルメットを置いてしまったらそれで最後だ。かつての何人かのように復帰することもできるが、彼にはヘルメットを置く準備ができていないと思う。ましてやひとつの出来事をきっかけに引退に追い込まれるようなことはないと思う」
レース終盤のセーフティカーが王座争いの情勢に大きく影響し、最終的に最終ラップでの大逆転を演出した最終戦アブダビGPは、未だ物議を醸している。ただバトンはそれでも、F1が素晴らしい場所であると語った。
「確かに物議を醸したシーズンの終わり方だったけど、シーズン全体を見なければいけないと思う」とバトンは言う。
「F1は素晴らしい場所であり、素晴らしいドライバーが毎週末戦っている。そして皆が新しいシーズン、新しいレギュレーション、そしてマシンの進化を楽しみにしていると思う」
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