海水浴などアウトドアシーンがより快適に
キャンプやサーフィン、フィッシング、ドッグランなど、アウトドアシーンでお湯が使えたらいいな、と思ったことがある人は多いと思います。そんな「あるといいな」を実現してくれるのが、日本最大級のペットイベント「インターペット~人とペットの豊かな暮らしフェア~」で初お披露目となった、カセットガス式ポータブル給湯器ERIF OUTDOOR GAS BOILER(エリフ アウトドアガスボイラー)」です。
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移動式ガス瞬間湯沸かし器では、日本初の製品となるこの製品を開発したのは、公共住宅向けガス風呂釜を50年にわたり製造し続けてきた「モリタ工業」。ひと昔前に多く建てられた団地の約50%に、モリタ工業のガス風呂釜が使われていたといいます。そんな半世紀のあいだに培われてきた技術を応用して開発されたのが、この「エリフ アウトドアガスボイラー」なのです。
オシャレな空気清浄機のような見た目ですが、これが給湯器本体。水道にホースをつなぎ、シャワーヘッドのスイッチを押すだけで、30~40℃のお湯が出てきます。水流を検知して自動的に点火し、スイッチを戻してシャワーを止めれば自動的に消火するので、簡単で安全です。
使用するのは、専用カセットガスカートリッジ2本と点火用の単1乾電池2本のみ。AC電源などは必要ありません。これで連続30分の給湯が可能となります。
ガスカートリッジは連続して使うと、気化熱の影響でカートリッジの温度が下がるため、安定した火力を維持するのが難しいとされています。しかし、独自の「温水フィードバック技術」によってカートリッジの温度低下を抑えることで、連続燃焼を可能にしています。
「この製品は4年ほど前から企画していましたが、当初は技術的なこと以外に、法律的にも製品化が難しい状況でした。しかし2016年にガス機器の規制が緩和されたことで、製品として世の中に出すことができました」と話してくれたのは、代表取締役CEOの寺本雷太氏。
重量は約16kgですが、ホイールとハンドルを取り付け、平均的な日本人女性が無理なく引いて歩けるように設計されているといいます。
「今後はウォータータンクとバッテリーをオプション設定して、水道のない場所でも使えるようにしたいと考えています。そうすればもっと幅広いシーンで活用していただけると思います」と寺本氏は今後の構想も話してくれました。
ドッグランで泥だらけになった愛犬を洗ってから乗車させれば車内を汚すことはないし、給湯器のないキャンプ場での洗い物、海水浴やサーフィンを楽しんだあとのシャワーなど、さまざまなアウトドアシーンで活躍しそうです。
販売価格は未定で、発売日もまだ正式には決まっていませんが、8月1日を予定しているとのことです。
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