現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ベントレー、再生燃料を採用した「コンチネンタル GT3 パイクスピーク」で3度目のパイクス挑戦を発表!【動画】

ここから本文です

ベントレー、再生燃料を採用した「コンチネンタル GT3 パイクスピーク」で3度目のパイクス挑戦を発表!【動画】

掲載 更新
ベントレー、再生燃料を採用した「コンチネンタル GT3 パイクスピーク」で3度目のパイクス挑戦を発表!【動画】

Bentley Continental GT3 Pikes Peak

ベントレー コンチネンタル GT3 パイクスピーク

ロールス・ロイス カリナンのラゲッジスペースに自分専用の装備を自在に搭載する「レクリエーション・モジュール」とは

コンチネンタル GT3をベースにパイクス仕様を開発

ベントレーは、新たに再生・持続可能燃料の研究開発プログラムを開始したと発表し、これを受けて2021年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに再生燃料で走行する「コンチネンタル GT3 パイクスピーク」を投入する。この車両は再生・持続可能燃料で走るベントレー初のレーシングカーとなるだけでなく、市販モデルへの再生・持続可能燃料の採用を目指し、走る実験室としての意味合いを持つ。

コンチネンタル GT3 パイクスピークは、世界中のGTシリーズで素晴らしい実績を残してきたコンチネンタル GT3をベースに、ヒルクライムレース用にモディファイ。バイオ燃料を混合したガソリンで走行する。現在、様々な混合燃料のテストと評価が行われており、従来の標準的な化石燃料と比較して最大85%もの温室効果ガス(GHG)削減が可能になるという。

そして、バイオ燃料と再生可能な「eフューエル(e-fuels)」を実戦の場で評価・テストすることで、内燃機関を搭載したベントレーの新旧モデルを持続可能な存在にするための長期的なプログラムの第一歩となる。

再生燃料車両で3度目のパイクスピーク挑戦

ベントレーのエンジニアリング担当取締役のマティアス・レーベ博士は、今回の再生・持続可能燃料プログラムについて次のようにコメントした。

「ベントレーは『ビヨンド100』プログラムの新たな施策として、3度目のパイクスピークへの挑戦を再生・持続可能燃料を使用して行います。ベントレーのパワートレインエンジニアは、電動化プログラムと並行して、バイオ燃料やeフューエルの研究をすでに行っています。最終的に本社やクルー工場で使用されている社用車に、再生・持続可能燃料を採用する予定です」

「その研究開発の一環として、コンチネンタル GT3 パイクスピークは再生・持続可能燃料によってモータースポーツが責任ある形で継続できることを示します。2021年のパイクスピークでは、3度目の世界記録を達成することを期待しています」

内燃機関搭載車両を末長く使用するために

創業101年を迎えたベントレーは、新たな企業戦略「ビヨンド100(BEYOND100)」に則り、次の100年に向けて組織全体で二酸化炭素の排出量をゼロにすること、そしてカーボンニュートラルの達成を目標に掲げている。

この目標達成に向け、ベントレーの事業全般及び製品全般を対象とする変革プログラムを実施。2026年までに全ラインナップをプラグインハイブリッドとバッテリー電気自動車(BEV)に切り替え、2030年までにBEVのみをラインナップとする計画を推進している。

今回の発表により、ベントレーは電動化プログラムと並行して、再生・持続可能燃料の供給を目的とした研究開発プログラムを開始。電気と再生・持続可能燃料という2本立ての戦略は、「ビヨンド100」においてベントレーが目指す完全なカーボンニュートラル化のスピードをさらに推し進めることになる。

ベントレーが展開する新たなプロジェクトでは、革新的な燃料技術を活用することで従来の内燃機関車両を可能な限り持続可能なものにすることを目指す。110年の歴史において製造されたベントレーの80%以上が現在も走行中であり、持続可能な再生可能燃料を提供することで、多くのカスタマーが現在所有しているベントレーやヒストリックモデルを今後何年にもわたって楽しめるようになる。

3度目の起用となる“山の王者”リース・ミレン

2021年シーズンのパイクスピーク参戦プロジェクトは、英国におけるコンチネンタル GT3のカスタマーチームである「ファスター(FastR)」と共同で行われる。

ファスターとベントレーは、コンチネンタル GT3を開発した英国の「Mスポーツ(M-Sport)」のエンジニアリング部門のサポートを受けて、世界一過酷な12.42マイルのヒルクライムレースに挑む。レース期間中、アメリカ・コロラド州においては「K-PAX レーシング(K-PAX Racing)」の支援も受ける予定だ。

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムは、2021年6月27日に開催。コンチネンタル GT3 パイクスピークはクラス1の記録を打ち破るべく、156のコーナーを含むヒルクライムコースを平均78mphで駆け抜け、9分36秒以内にフィニッシュする必要がある。

この野心的な目標をクリアすべく、ベントレーはパイクスピークで3度の総合優勝経験を持つ「山の王者(King of the Mountain)」の異名を持つリース・ミレンを起用。ミレンは2018年にベンテイガ W12で「市販SUV最高記録」、2019年にコンチネンタルGTで「市販車両記録」という、いずれも最速記録を達成。2021年はコンチネンタル GT3 パイクスピークで、「クラス1」の世界最高記録樹立を狙う。

こんな記事も読まれています

マセラティMC20チェロをサーキットドライブ 「ネットゥーノ」V6の核をなすプレチャンバーを解説
マセラティMC20チェロをサーキットドライブ 「ネットゥーノ」V6の核をなすプレチャンバーを解説
AUTOCAR JAPAN
EV版メルセデスベンツ『Cクラス』を激写! 室内には巨大なデジタルディスプレイが
EV版メルセデスベンツ『Cクラス』を激写! 室内には巨大なデジタルディスプレイが
レスポンス
ニッサン・フォーミュラEが初優勝達成。「戦略がしっかりしていた。誇りに思う」とローランドも喜び
ニッサン・フォーミュラEが初優勝達成。「戦略がしっかりしていた。誇りに思う」とローランドも喜び
AUTOSPORT web
新型「旧車風ミニバン」実車公開! 斬新2トーンがカッコイイ「新型ワーゲンバス」国内登場へ VW専門店が「IDバズ」を披露
新型「旧車風ミニバン」実車公開! 斬新2トーンがカッコイイ「新型ワーゲンバス」国内登場へ VW専門店が「IDバズ」を披露
くるまのニュース
1980年代にヒットした日本のFFファミリーカー3選
1980年代にヒットした日本のFFファミリーカー3選
GQ JAPAN
神奈川キャンピングカーフェア、川崎競馬場に130台が集結 4月20-21日
神奈川キャンピングカーフェア、川崎競馬場に130台が集結 4月20-21日
レスポンス
女性のためのキャンピングカー「ノマドラックス」誕生!5月3日、町田で初披露!
女性のためのキャンピングカー「ノマドラックス」誕生!5月3日、町田で初披露!
グーネット
70年以上かけて育んできたロータスらしさとは──新型エミーラ試乗記
70年以上かけて育んできたロータスらしさとは──新型エミーラ試乗記
GQ JAPAN
ヤマハ『トレーサー9 GT+』の先進技術を試乗で体感、5月よりYSPキャラバン 車種拡大も
ヤマハ『トレーサー9 GT+』の先進技術を試乗で体感、5月よりYSPキャラバン 車種拡大も
レスポンス
5速MT搭載! 日産が「4ドアコンパクトセダン」を実車展示! めちゃスポーティな“画期的モデル”が登場! 隠れ名車「プリメーラ」を披露
5速MT搭載! 日産が「4ドアコンパクトセダン」を実車展示! めちゃスポーティな“画期的モデル”が登場! 隠れ名車「プリメーラ」を披露
くるまのニュース
世界のトタルエナジーズが100周年! クリーンエネルギーを軸に次の100年へ
世界のトタルエナジーズが100周年! クリーンエネルギーを軸に次の100年へ
driver@web
【2024年版】ポルシェ 911 VS ポルシェ ボクスターを徹底比較
【2024年版】ポルシェ 911 VS ポルシェ ボクスターを徹底比較
グーネット
スズキ、『Vストローム250』の2024年モデルを発表。価格を改定し4月17日に発売開始
スズキ、『Vストローム250』の2024年モデルを発表。価格を改定し4月17日に発売開始
AUTOSPORT web
日産サクラがEV販売ナンバー1を獲得。ユーザーが気に入っている点は?
日産サクラがEV販売ナンバー1を獲得。ユーザーが気に入っている点は?
driver@web
標的は愛車?! ライフル型高圧洗浄機がクラファンで販売開始
標的は愛車?! ライフル型高圧洗浄機がクラファンで販売開始
レスポンス
ホンダ「ベンリイ」のルーツは1950年代!? 125ccでも免許不要で乗れる「便利」なバイクだった
ホンダ「ベンリイ」のルーツは1950年代!? 125ccでも免許不要で乗れる「便利」なバイクだった
バイクのニュース
【北京モーターショー2024】日産 中国市場向けのNEVに位置付けられるコンセプトカーを複数出展
【北京モーターショー2024】日産 中国市場向けのNEVに位置付けられるコンセプトカーを複数出展
Auto Prove
F1マシン、かくあるべし。空力の鬼才エイドリアン・ニューウェイが語る理想と現実|インタビュー
F1マシン、かくあるべし。空力の鬼才エイドリアン・ニューウェイが語る理想と現実|インタビュー
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2945.84106.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

270.05600.0万円

中古車を検索
コンチネンタルGTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2945.84106.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

270.05600.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村