■13~20時1200円、20~24時600円
東京湾アクアラインの渋滞緩和を目指し、時間帯によって通行料金を変える制度が試験的に導入されることになりました。
【画像】東京湾アクアライン「土休日上り」の時間帯別料金表を見る(32枚)
2023年6月20日、国土交通省や千葉県、NEXCO東日本、首都高速がアクアラインの交通円滑化を検討する初会合を千葉県庁で開催し、料金変動制(ロードプライシング)を試験導入することを確認しました。
東京湾アクアラインは、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ長さ約15kmの有料道路です。
通行台数は、ETC車の通行料金を800円(普通車)に割り引きしている2009年から増え続けており、2009年の2万9302台(1日あたり)から10年後の2019年は4万8422台に。その後、新型コロナの影響でいったん減ったものの勢いは戻り、2022年には過去最高の5万1760台にまで増えています。
そして、これに比例するように目立ってきているのが渋滞です。
2009年に267回発生していた渋滞も増え続け、通行台数が初めて5万台を突破した2022年は2073回に達しています。
渋滞は、下り(木更津方面)は休日に多い一方、上り(川崎方面)は平日・休日ともに多い傾向が続いています。
渋滞の発生ポイントは、トンネル出入口の4%勾配や立ち寄りの多い海ほたるPA、木更津金田ICの本線料金所など。
勾配区間には速度維持を意識づけるペースメーカーライトを設置、木更津金田ICは合流車線の路面標示を改良、また、AI渋滞予知の配信など、ハード・ソフトの両面から対策を進めているといいますが、今回さらに料金変動制を試験的に導入し、その効果や影響を調べます。
対象車種はETC搭載車(全車種)、対象日は土休日、対象区間は東京湾アクアラインの上り(木更津金田IC→川崎浮島JCT)です。
普通車の場合、0~13時は現行と同じ800円ですが、混雑する13~20時は1200円に引き上げる一方、比較的すいている20~24時は600円に引き下げます。
軽自動車は、0~13時640円、13~20時960円、20~24時480円。大型車は、0~13時1320円、13~20時1980円、20~24時990円です。
期間は7月22日から2024年3月31日までの予定です。
今後、料金変動制の試験導入を通じて渋滞や地域経済に与える効果を調査・分析し、料金施策の検討材料にします。
千葉県の熊谷俊人知事はSNSで、料金変動制について「アクアラインの利便性を損ねず、物流を円滑化し、より多くの方々に千葉県にお越しいただき、長く滞在して頂くための取組となります。試行期間の状況を精査し、本格導入の是非を検討していきます」と説明。
そしてさらに「将来的にはアクアラインの6車線化、もう1本のトンネル活用など、将来を見越して構造上可能となっている拡張など、房総方面の輸送力強化に向けて国や関係機関と研究していくことも重要」とコメントしています。
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みんなのコメント
JR東日本は、東京~木更津の移動で特急列車を使う人がいないから、日中時間帯の運行は廃止。
税金を使って、鉄道の運営を破綻させる政策は、そろそろやめるべきである。
元請けも悪質なピンハネするから下請け以降の会社は料金自腹。総理大臣が総理大臣だから上を真似するこんな天下り人間がいる。
物流止まりますね。下請け以降の会社は走れなくなる。