「(レストアは)愛の行為」とするポロ・ストリコとは?
かつて憧れていたクルマに乗りたい。そう願うクルマ好きオヤジさんには、世界中で出会えます。その夢を叶えてくれそうなのが、ランボルギーニの「ポロ・ストリコ」なのです。
イタリア車好き、あるいはランボルギーニ好きのオヤジさんにぜひ注目していただきたいポロ・ストリコ。やや強引に訳すと、ヒストリックカー好きのためのハブ、となります。
憧れのランボルギーニの筆頭ともいえる「クンタッチ(カウンタック)」をいつか手に入れてやろう、なんて考えているオヤジさんもいらっしゃるでしょう。
ポロ・ストリコは、ほとんど新車の状態にまでクルマを修復してくれるサービス。
ご自身が見つけたクンタッチのレストアを依頼するのもよし。ココンチが手がけたクンタッチと、いつかクラシックカー市場で出合えるのも期待するのもよし、であります。
「(レストアは)愛の行為」とするポロ・ストリコ。いいですねえ。さすが、イタリアのブランドです。レストアにも情熱を感じるではないですか。
私は、さきに記事でも紹介した26年5月にイタリアで開催の「ランボルギーニ・アレーナ2026」で、彼らプロフェッショナルのお仕事を体験させてもらいました。
それが「クンタッチ25thアニバーサリーエディション」。1988年に、ランボルギーニ創立25周年記念で製作された、限定650台のモデルです。
かつてスーパーカー少年だったオヤジさんなら先刻ご承知でしょうが、85年の「LP5000クワトロバルボレ」をベースにリスタイリングしたモデルです。
キャビン背後に、455馬力の5.2ℓ12気筒エンジン搭載で、最高速は295.6kphと発表されていました。カーブレター(キャブレター)仕様で、ギアボックスは5段マニュアル。
私はこのクルマでイモラサーキットを走りました。いまの正式名称は「Autodromo Internazionale Enzo e Dino Ferrari」っていうんですけど、交通標識を含めて呼称は現在も「イモラ」。
アイルトン・セナの事故で世界的に名が知られたサーキットで、2006年まではF1グランプリが開催されていました。
イモラサーキットで対面したクンタッチ25thアニバーサリーエディションは、まるで新車のようでありました。
「豊富な内部資料と熟練職人の腕でもって、どんなランボルギーニでも、初期の性能を取り戻せます」(ポロ・ストリコ)
外観、サウンド、それに当時の気分を、そのまま再現するのが仕事と、おなじプレスリリース内で紹介されています。
久しぶりに接したクンタッチであります。ハサミのように前を支点に開くためシザードアと呼ばれた、発表当時は誰もが驚いたドアを跳ね上げ、乗り込みます。
サイドシルが広いため、パンツのふくらはぎあたりが汚れますが、そこは目をつぶるしかありません。
いちどシートにからだを落ち着けると、広々感があって、リラックスすら出来ます。さすがグランツーリスモです。
実際にクンタッチを走らせる!
こうだったかと、あらためて印象深かったのは、クラッチペダルの重さ。油圧式ですが、床まで踏み込むと脚がつりそうです。
もうひとつ、これがクンタッチかと軽く驚かされたのは、熱です。背後に小さなガラスのウインドウがはまってますが、そのあたりからエンジンルームの熱気がコクピットにがんがん入ってきます。
ギアボックスのパターンはやや変則的。2速から5速までがH字を構成していて(通常は1速から4速でH字ですよね)、1速は、左側に座っている自分のほうに軽く寄せ、手前に引きます。
1速は基本的に発進用で、2速と3速が直線になっていたほうが、通常のドライブでは使い勝手がいいっていう、実用的な設計なのでしょう。
走り出すとトルクのかたまり。501Nmの最大トルクは5200rpmで発生という、どちらかというと高回転型のエンジンですが、1500rpmも回せば1速で40kphを超えていきます。
どうしよう、とゆううつな気分にさせられた重いクラッチペダルですが、じっさいはクラッチングポイントが上のほうに設定されています。
ぽんっと軽く踏めばクラッチが切れるんです。ポルシェもそうでした。あまり奥にクラッチングポイントを設定すると、いわゆる半クラを誘発することになりかねず、クラッチが傷んでしまうんですね。
発進は、アクセルペダルを踏み込む必要はありません。ギアを入れて、クラッチをすっとつないでやれば、力強く発進します。
自分のクルマではないので、扱いは出来るだけ丁寧にしようと、そのさき、あまり高回転までエンジンは回さず、回転計の針をレッドゾーンちかくまで持っていたのは数回だけ。
3000rpmあたりをシフトアップポイントにしました。かりに1500rpmでシフトしても、問題なく走れそうです。ヒール・アンド・トーのシフトダウンもやりやすい設定なのです。
ステアリングホイールの操舵力は重めですが、流すような速度では、まったく違和感がありません。
高めの速度でタイトコーナーに入っていくような時は気をつけないとアンダーステアになりがちです。今回は、ほかにも走行しているランボルギーニ車もあり、流れにしたがって、マイルドな運転に終始したしだいです。
ちょっと暑いけれど熱い。いやだじゃれでなく、熱いとは、最高に楽しいってこと。クンタッチ25thアニバーサリーエディションの総じての感想です。
これを読んでくださって、クラシック・ランボルギーニに”本気”になったオヤジさんがいたら、賢い買い方は、はたしてなにか。
ランボルギーニの広報ご担当に尋ねたところ、いくつか”道”がありますとのことでした。
ひとつはオーナーから買い取ること。そのばあい、クルマの素性とか気になりますから、人を知り、そしてクルマを知るっていうのがいいでしょう。
そのためにはランボルギーニのオフィシャル・オーナーズクラブに入るのはひとつの手なんです。
オーナーはよく「手ばなす時は次に乗ってくれる人がどんな人かが、すごく気になる」なんて言っているとか。
オヤジさん、あなたの人となりを、しっかり見てもらってください。必要なのは、ランボルギーニの知識より愛なのです。
もうひとつは、イベントの活用です。たとえば、ランボルギーニジャパンが主催するオフィシャルのイベント「ランボルギーニ・デイ」があります。
ここには、オフィシャルディーラーのVIPが集結します。クラシックカーパレードも開催され、クラシック・ランボルギーニがたくさん集まります。
買う側にとっては、いまのオーナーがどんな方か、わかるのに越したことはありません。
世界各地で開催されているランボルギーニ・デイに招待されるのは、いわば”きちんとした素性のオーナー”。
「そこで興味あるクルマを見つけたら、そのオーナーと話しをしてみてください」とは、先のランボルギーニ・ジャパンの広報。そしてオヤジさんは、楽しいランボルギーニ・ライフをどうぞ。
■ Lamborghini Countach 25th Anniversary Edition
全長×全幅×全高/4140×2000×1070mm
ホイールベース/2500mm
車重/1490kg
5167cc V12 ミドシップ後輪駆動
最高出力/455bhp
最大トルク/501Nm
乗車定員/2名
最高速/295kph
0-100kph加速/5.0秒
■ お問い合わせ
ランボルギーニ・ジャパン
HP/https://www.lamborghini.com/jp-en
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みんなのコメント
そしてポロが紹介されている
ムスタングがマスタングになっても、リーガン大統領がレーガン大統領になっても、マイケル・シューマッハがミハエル・シューマッハになっても何の違和感も無かったけど、
クンタッチはど〜〜も...w
(^^;;
カウンタックと比べると字面も聞こえも圧倒的にカッコ悪いし、「クンタマラーメン」とか「ワンタッチ」見たいでダサい...
あと「クンタ・キンテ」とか「クン◯リングス」とかww
しかも使っている人が、なんだか張り切っている田舎モン臭く見えるし...
カーブレターとかw