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冬の道を走る グッドイヤー・アイスナビ8 最新スタッドレスタイヤの総合性能とは

日本生まれのスタッドレスタイヤ

グッドイヤーと聞くとアメリカのメーカーを思い浮かべるだろうが、それは正解であり、間違いでもある。

<span>【画像】マイナス11℃でテスト【最新スタッドレス】 全25枚</span>

スタッドレスタイヤに関しては、日本グッドイヤーが独自に日本の氷雪に合わせて開発した専用品を、日本で製造しているのである。

日本グッドイヤーは1997年に初代アイスナビを送り出して以来、モデルチェンジの度に進化を続けてきた。今回登場したのは8代目となる最新作の「アイスナビ8」だ。

そもそも氷雪路というのは、絶対的なグリップ力が低いため、一般のユーザーでも限界性能をすぐ感じ取れてしまう。そのためスタッドレスタイヤは、常にユーザーのシビアな声と対峙して進化を続けてきた。

同社が積雪地のドライバーに調査したところ、スタッドレスタイヤで不満な点は、凍結路での性能がトップで挙げられ、ここに雪上での性能、耐摩耗性能が続いたという。

それを受けて誕生したアイスナビ8は、日本の冬道で求められる氷上性能、雪上性能に加え、性能の持続と耐摩耗性能をバランスさせている。アイスナビ・シリーズの集大成といえるのだ。

ここでレポートするテストドライブは2021年の2月に実施したもので、FWDのトヨタ・プリウスに装着して、標高1500mから2000mにある志賀高原に向かうというルートを選んだ。

東京都内から現地入りするまでの高速と一般道では、ドライ性能のチェックを行うこととした。

スタッドレス選び、その難しさ

筆者が初めてスタッドレスタイヤを購入したのは1989年のこと。それから2~3年おきに様々なメーカーの製品を使用してきた。

当初はグリップレベルが低く、それまで使っていたスパイクタイヤが懐かしく思えたほど。

21世紀に入る頃には現在に近いレベルまで性能が向上したが、メーカーによっては得手不得手な部分もあり、すべての面で高い性能を備えるスタッドレスタイヤは存在しなかった。

さまざまな銘柄を使ってきた経験からいえば、都市部のオーナーの場合は、氷上性能だけではなく、ドライまでを高いレベルでこなすことが必須といえるだろう。

それでも一昔前のスタットレスタイヤはブロック剛性が低く、切り込むと「グニャ」という甘い感触があった。

志賀高原に向かうドライ・コンディションで試したアイスナビ8は、そうした感触が皆無で、終始夏タイヤと変わらぬナチュラルな手応え。横風・轍に進路を乱されることもなく、リラックスして乗ることができた。

ロードノイズも抑えられており、知らずに乗ったら、手応えを含めてスタッドレスタイヤを履いていることが分からないほどのレベルに仕上がっている。

氷道・雪道でテスト グリップは?

志賀高原に向かって国道を登ってゆくと、路面は次第に雪が現れ圧雪路へと変わる。丸池まで進むと道路脇に設置された気温計はマイナス11~12℃を示していた。

圧雪路を制限速度で走っていれば、ステアリングを切ると思った方向に自然な感覚で向きを変える。それに、相応のブレーキングを心がけていれば、気を使わずに走ることができるのは嬉しい美点だ。

トレッドに、後述する左右非対称パターンを採用するとともにプロファイルも最適化。さらに、ブロック剛性を高めて、雪上のステアリング・レスポンスも確保したという。狙ったラインをトレースする様子にはスタッドレスタイヤの進化を感じた。

もちろん雪上だけに「急」が付く操作をすればグリップを失ってしまうが、そこで一度ブレーキや舵角を緩めればグリップはすぐに回復してくれ、その感触も分かりやすい。

今回は雪国の街中の交差点に見られるミラーバーンは試せなかったが、アイスバーンの上に雪が乗った路面では、グリップを突き詰めたパターンと柔軟性を高めたコンパウンドにより確実に路面を捕えていた。

それに、アイスバーンをある程度の速度を維持したまま走ってみても、ステアリングの応答性が著しく失われることはなく、ブレーキング時も確実にグリップしてくれるのは安心材料。

雪道でやや強めの制動をするシチュエーションがあったが、ジグザグにデザインされたラグ溝が、確実なストッピングパワーを発揮して不安を感じさせない。

高い完成度 それが余裕につながる

なお、もう1つの売りであるロングライフ性能に関しては、今回の2日間に渡るテストだけでは確認できなかった。この部分に関しては機会があれば長期テストで試してみたい。

日本グッドイヤーがアイスナビ8の開発に際して目指したのは、氷上でのブレーキングとコーナリング性能のアップに加え、耐摩耗性と性能の持続を両立させることだった。

それを実現するためにアイスナビでは初となる左右非対称パターンを採用し、アウト側のブロックを拡大して接地面積を拡大。氷上、雪上、さらにはウェット路面にも対応するトレッドパターンを開発した。

また、低温下でも柔軟性を高める極小分散シリカを採用したコンパウンドにより、氷上でのグリップを大幅に高めている。あわせて、均一摩耗プロファイルの採用により、偏摩耗を抑制するという理屈だ。

「アイスナビ8」と、前モデルのアイスナビ7を比較したメーカー発表データで見てゆくと、氷上ブレーキテストで8%向上、氷上コーナリング性能で5%向上したという。

転がり抵抗は2%低減させ、パターンノイズは31%の低減、ロードノイズは16%低減と、タイヤの基本性能の部分でも大きく進化しているのが興味深い。

今回は氷上から雪上、ドライ路面で試してアイスナビ8の高い完成度を感じられた。氷上グリップだけに特化したタイヤではなく、あらゆる路面でのグリップ性能と静粛性を両立させて仕上げられている印象だ。

具体的な向上数値だけでなく、ドライバーのイメージ通りに曲がり、止まる、という基本性能の高さは、乗る者を「緊張させない」=「疲れさせない」ことに繋がる。この点はとくに評価しておきたい。

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