29歳で人生初のフェラーリを購入した『GQ JAPAN』の編集部員のイナガキが、ひょんなことからあるスポーツカーを購入することに。はたして、“跳ね馬”そして“ゲレンデ”の次はいかに?
長期保険を引き継げません!
短くてもイイ!──新型ディフェンダー90 X-DYNAMIC HSE D350試乗記
(前話からつづく)1990年式ロータス・エスプリ・ターボSEを手に入れるにあたり、避けては通れないのが自動車保険の問題だ。当初、これまで愛用していたメルセデス・ベンツ「G350ブルーテック」から、損保ジャパンの長期保険を、引き継ぐ予定だった。
なぜそこまでこだわったのかというと、旧車乗りなら誰もが欲しがる「故障運搬時車両損害特約」があったから。
現在、本特約の補償上限は30万円にまで減額されている。しかし、筆者の契約は「長期契約」だったため、もしこのまま保険をエスプリに車両入替できれば、次の更新が来るまでの1年ちょっとの間は当初の「最大100万円」が適用となる。
路上で立ち往生するような致命的なトラブルが起きても、100万円まではタダで直せる……長期契約者だけに許された権利を手に入れられるのはありがたい。
しかし、都合よく物事はいかない。
保険会社に車両情報を伝えたものの、返ってきたのは「並行輸入車は引き受け不可」。国内正規ディーラーを介さない個体は、既存の長期保険は契約できないという。100万円の修理補償を失った瞬間の喪失感といったら……。
そこから新しい保険を探すことに。三井住友海上などの大手損保で見積もりを依頼してみたものの、年式の古いスポーツカー、かつ並行輸入車の条件は、多くの国内損保にとって歓迎されざる客であった。
そんな折、クルマ好きの知人からChubb(チャブ)のクラシックカー保険を勧められた。
といっても、Chubb損害保険を筆者はよく知らない。テレビCMを大々的に打つ国内の大手損保と比べれば、一般のドライバーでこの名を聞いてピンとくる人は少ないだろう。
しかし、その実態は世界有数の外資系損害保険グループ。かつてエース・リミテッドと呼ばれた企業が名門チャブを統合して誕生した会社は、世界数十カ国で事業を展開し、上場する損害保険会社としては世界最大規模だ。
彼らが日本市場で得意としているのは、国内の大手損保が手薄になりがちな「ニッチで専門性の高い分野」や「富裕層向けの特化型保険」だ。
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そんな彼らが提供するクラシックカー保険は、製造から25年以上経過した車両を対象とする。手続きは現代のネット完結型保険とは対極。代理店と直接メールで何度もやり取りを重ね、車両のコンディションやガレージの保管状況、使用用途を細かく伝えて審査を受ける。やや面倒ではあった。
しかし、その手間を補って余りある回答が返ってきた。16等級を引き継いでの提示された年間保険料は¥186,270。並行輸入のエスプリに対して、これまでの見積もりの中で最安値だった。
特筆すべきは、車両保険の契約形態。一般的な自動車保険では、年月の経過とともに車両価格(時価)は目減りし、古いクルマになればなるほど、十分な車両保険をかけることすら難しくなる。
ところが、Chubbのクラシックカー保険は「協定評価保険金額」を採用。市場価値を正しく反映した一定の金額(今回の場合、¥5,000,000)をあらかじめ保険会社と協定し、契約期間中は事故による減価償却を一切行わないのだ。
年間走行距離5000km以内といった制限こそあるものの、時価が上がり続けるクラシックカーにおいて、万が一の全損時に満額の500万円が支払われるのは心強い。
国内損保の「¥1,000,000修理補償」こそ失ってしまったものの、その代わりに手にしたのは、旧車の歴史的価値を評価してくれる、外資系企業との契約だった。
合理性やマニュアルだけでは測れない古いクルマとの時間を、チャブの自動車保険は静かに後押ししてくれる(つづく)。
I Bought A Secondhand Ferrari 360 Modena/ Installment One29歳、フェラーリを買う──Vol1. 運命の出会い熱狂的なフェラーリファンというわけではなく、スーパーカー好きでもない『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! はたして、勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 文・稲垣邦康(GQ)33歳、フェラーリを買う──Vol.1 転機はある日、突然やってくる29歳で人生初のフェラーリを購入した『GQ JAPAN』の編集部員のイナガキが、ひょんなことからまたフェラーリを購入した! はたして、2回目の“跳ね馬ライフ”はいかに?34歳、ゲレンデを買う──Vol.1 フェラーリからの次期愛車選びはこうなりました29歳で人生初のフェラーリを購入した『GQ JAPAN』の編集部員のイナガキが、ひょんなことから再び新しいクルマを購入することに。はたして、“跳ね馬”の次はいかに?【連載バックナンバー】
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Vol.2 ついに実車と対面! 無謀とも言える決断とは
Vol.3 支払総額のリアルと納車前夜の葛藤
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Vol.6 給油もひと苦労
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Vol.11 ついに東京へ! が、忍び寄る新たなトラブルとは……
Vol.12 ギアが入らない!
Vol.13 すぐには直りません
文と編集・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
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みんなのコメント
ネタなの? カバなの?
このコメが2件目とは…
carviewじゃなくてYahooで
と言うか今回の記事読みづらい