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ADAC GTマスターズが新レースカレンダーを発表。ドイツ国内の開催にシフト

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ADAC GTマスターズが新レースカレンダーを発表。ドイツ国内の開催にシフト

 FIA GT3カーで争われているドイツのADAC GT マスターズは、新型コロナウイルスの影響で延期されたカレンダーをすでに一度改訂したものを発表していたが、近隣国の主催者や行政機関との協議で、ふたたびカレンダーを変更したことをSNS発信のオフィシャルオンラインの生放送中に発表した。

 当初、7月31日~8月2日に開幕戦として予定されていたチェコのアウトドロム・モストは、ドイツとの国境封鎖が緩和もしくは解除されるかどうかが確実ではないこと、ドライバーや関係者が2週間の隔離措置を行う必要があるのかどうかという問題についても、まだ行政機関の判断を待つ状況だけに、代替として3年ぶりにドイツ国内のラウジッツリンクでの開催が決定した。

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 また、ADAC GTマスターズよりも後に発表した10月23~25日のスパ24時間のレース日程が、GTマスターズの最終戦のオッシャースレーベンと重なったことも影響した。数多くのドライバーやチームがスパにも参戦することからADACが譲歩するかたちとなり、日程の再調整を行った結果、11月6~8日にオッシャースレーベンで最終戦を行うことが正式に発表された。

 ADACモータースポーツ部門の代表を務めるトーマス・フォスは「ドイツ連邦政府の8月31日までの大型イベント禁止令により、最初の2戦の開催については懐疑的でもある。国の規定では8月末までだが、州によっても特例の決定権があるので、ラウジッツリンクのあるブランデンブルク州とニュルのあるラインランド・プファルツ州の関連組織や機関と話し合いを持ち続け、引き続き行政機関との連携を深めて、動向に注目している」とした。

 また開催実現へ向けて衛生・安全面を徹底する目的で、マスクの着用や密集を避けることはもちろん、「場合によっては観客数を制限する措置の可能性もある」と述べている。

 すでにモストの開幕戦の前売チケットは数多く販売されていたということで、オンラインで購入した人はADACの専用メールアドレスに連絡をし、チケットショップやサーキットの窓口等で直接購入した人は購入場所で返金処理を行う。一方で今後6~8週間は政府や州の動向が確実ではないため、ラウジッツリンクとニュルの前売券の発売はしばらく見合わせる。

 ADAC GTマスターズはドイツで非常に人気が高いシリーズで、ヨーロッパ中から実力派のドライバーがそろうことから、数多くのファンが開幕を心待ちにしている。

 6月中旬から徐々にドイツに面する国境封鎖が緩和されるのだが、欧州各国在住のドライバーも多く参戦することから、今後のEUの動向にも注目していかなければならず、フォスは「新カレンダーを発表できたが、開催に向けて慎重に準備を進める必要があるだけに、ファンやチーム、ドライバー関係者に十分な理解と協力を求める」と語っている。

ADAC GTマスターズ 2020年カレンダー(5月24日発表)
7月31日~8月2日:ラウジッツリンク(ドイツ)
8月14~16日:ニュルブルクリンク(ドイツ)
8月21~23日:ザントフールト(オランダ)
9月18~20日:ホッケンハイムリンク(ドイツ)
10月2~4日:ザクセンリンク(ドイツ)
10月16~18日:レッドブルリンク(オーストリア)
11月6~8日:オッシャースレーベン(ドイツ)

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