1月15日、キャデラックの輸入元であるゼネラルモーターズ・ジャパンは、新型セダンの「CT5」の日本仕様を発表した。
2.0リッター直4ターボのみの設定
新型CT5は、これまで日本でも販売されていた「CTS」の後継モデルになる。全長×全幅×全高:4925×1895×1445mmのミドル級のRWD(後輪駆動)セダンだ。メルセデス・ベンツの「Eクラス」、BMWの「5シリーズ」、アウディの「A6」に対抗するモデルである。
キャデラックのフラグシップセダン「CT6」を思わせるファストバックスタイルを採用、低く伸びやかなシルエットを得た。
メッシュタイプの大型フロントグリルや、縦型のLEDデイタイムランニングライト(LEDバーチカルライト)によって、新世代キャデラックをアピール。上級グレードの「スポーツ」は、リアスポイラーや19インチアルミホイール(標準は18インチ)を装備する。
搭載するエンジンは2.0リッター直列4気筒ガソリンターボのみ。最高出力240ps/5000rpm、最大トルク350Nm/1500~4000rpmを発揮する。低回転域でも自然吸気エンジンに匹敵するスロットルレスポンスが特徴のツインスクロールターボ方式を採用した。燃費向上のため、低負荷時に2気筒を休止する「アクティブフューエルマネジメント」も搭載する。
組み合わされるトランスミッションは10AT。マニュアルモードでは、シフトレバーにくわえステアリング・ホイールのパドルスウィッチでも操作出来る。このスウィッチはマグネシウム製だ。
駆動方式は「プラチナム」が後輪駆動で、「スポーツ」が4WDになる。後者は走行モードに応じて前後駆動力配分が変わり、標準の「ツアーモード」では前後40:60、「スポーツ」では20:80、「アイス&スノー」ではスタビリティ重視の50:50の割合で駆動力配分がおこなわれる。
ライバルより100万円以上安い!
内装では、上質なレザーとウッドをたっぷり使っている。プレミアムタイプのレザー・シートは、電動調整式でヒーターおよびベンチレーション機構付き。スポーツのフロントシートには、マッサージ機構も備わる。
インパネ上部には10インチのタッチスクリーンを設置。Apple CarPlayやAndroid Autoなどスマートフォンとの連携機能や、最新の地図を常にストリーミングするナビゲーションシステム「クラウドストリーミングナビ」を搭載する。オーディオ・システムは、Boseのパフォーマンスシリーズ(15スピーカー)が標準だ。
Sean KlingelhoeferSean Klingelhoefer先進安全装備は豊富だ。前後の衝突被害軽減ブレーキやACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、360°カメラ、自動駐車システム、デジタルルームミラーなどは両グレード標準である。
新型CT5の価格はプラチナムが560万円、スポーツが620万円。参考までにボディサイズの近いメルセデス・ベンツ「Eクラス」(全長×全幅×全高=4940×1850×1455mm)は769万円から(E200スポーツ)、BMW「5シリーズ」(全長×全幅×全高=4975×1870×1480mm)は678万円から(523i)になる。いずれもエンジンは新型CT5とおなじ直列4気筒ガソリンターボだ。
ドイツ製セダンより100万円以上安価であるのも新型CT5の特徴である。
文・稲垣邦康(GQ)
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