F1の元最高権威者バーニー・エクレストンは、彼にとって引退したキミ・ライコネンがF1における最後の好みのドライバーだったと述べている。ライコネンは率直で誠実に話すので、“ロボット”のようではなかったという。
21回のグランプリ優勝経験を持ち、世界タイトルを1回獲得したライコネンは、先月アブダビでF1でのキャリアに幕を下ろした。だがこれから何年も、アイスマンはエクレストンを含む多くのF1ファンの心に残るだろう。エクレストンは、F1の政治的公正さを背景に際立っていたライコネンの型破りな性格と態度を常に好ましく思っていたのだ。
ライコネン「もうF1の現場を訪れることはないかもしれない」引退後のプランはまだ白紙
「キミは人として超越した人間だ」とエクレストンは『Sport1.de』に語った。
「ドライバーとしては、ある種のレースドライバーだ! 彼は望まれていて、レースをする。そして他人のことをほとんど気にしない。いやむしろ、彼は他人に意見するのだ」
「今日では、キミのような者はそう多くはないと思う。それが問題だ。ドライバーはみんな、まったくのロボットになった。自分が正しいと考えたことをやるのではなく、言われたことを聞いてやるのだ」
現在42歳のライコネンは自身の将来について思案しているところだが、F1パドックにふたたび足を踏み入れることはないかもしれないと最近認めている。
「時が経てば分かる」とライコネンはドイツの『BILD』に語った。
「すでに自分で分かっていることは、F1ではドライビングだけが僕の好きなものだったということだ!」
F1における19年のキャリアのなかで与えられた最高のアドバイスについて尋ねられたライコネンは、他人の助言に耳を傾けることは滅多になかったことを明らかにした。
「多くの人たちが僕に助言しようとしたが、僕はどれも聞かなかった!」
「いつも自分のやることをして、後悔したことはない。また自分ですべてのことをするだろう。誰もが自分の人生で何が重要なのか知らなければならない。ボスでさえ指図することはできないよ」
“レジェンド”のレッテルをライコネンに貼ろうと主張している人々について、2007年のF1世界チャンピオンであるライコネンは次のように述べた。
「みんなそのことを言っている。僕はそれには興味がない。自分が誰だか分かっている。僕はキミだ!」
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